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米デル IT企業を業界最高額で買収へ10月13日 6時31分
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アメリカの大手パソコンメーカー「デル」は、アメリカのIT企業のEMCをIT業界の買収額としては過去最高となるおよそ8兆円で買収すると発表し、法人向けに需要が拡大しているクラウドサービスなどの事業を強化することにしています。
世界3位のパソコンメーカー「デル」は12日、アメリカのIT企業のEMCを買収することで合意したと発表しました。買収にかかる費用はおよそ670億ドル(日本円でおよそ8兆円)で、IT業界では過去最高の買収額になるということです。
EMCは、大量のデータを記録するデータセンターなどで使用するストレージと呼ばれる製品に強みがあります。一方、デルはかつて世界一のパソコンメーカーとして業界をリードしてきましたが、主力のパソコン事業が伸び悩み、スマートフォンなどへの対応も遅れた結果、業績は低迷しています。
このため、デルは買収によって、法人向けに需要が拡大しているクラウドサービスなどの事業を強化し、経営の立て直しを図るねらいがあるものとみられます。
IT業界ではことし5月、アメリカの半導体メーカー、アバゴ・テクノロジーが同業のブロードコムを370億ドルで買収すると発表するなど、大型再編の動きが活発になっています。
EMCは、大量のデータを記録するデータセンターなどで使用するストレージと呼ばれる製品に強みがあります。一方、デルはかつて世界一のパソコンメーカーとして業界をリードしてきましたが、主力のパソコン事業が伸び悩み、スマートフォンなどへの対応も遅れた結果、業績は低迷しています。
このため、デルは買収によって、法人向けに需要が拡大しているクラウドサービスなどの事業を強化し、経営の立て直しを図るねらいがあるものとみられます。
IT業界ではことし5月、アメリカの半導体メーカー、アバゴ・テクノロジーが同業のブロードコムを370億ドルで買収すると発表するなど、大型再編の動きが活発になっています。