学校に行ってないため、ほぼ毎日家の中でこもっている息子は、お友達と遊べるチャンスを待ち望んでいるのです。
外に遊びに行ってくれて良かったわ~と思ったのも束の間、息子が不機嫌な顔して帰って来たんです。
いつもの、プチパニックみたいな状態で、
言葉にならない声を出しながら、ソファーになだれ込んでイライラと戦ってました。
「どうしたの?お友達とケンカでもした?」
とたずねると、
「ちがう…みんな仲良くしてた…」
って言うんで、
「じゃあ何が気に入らなかったのよ?」
と言うと、
「わからないけど、なんかイライラするんだよ…」
と、しばらくもがいていた息子。
最近こういうの多いです。
何かがキッカケで、息子の心がイライラし始めて、パニックになるという。
まあ、しばらく寄り添っていると、大体落ち着くのですが。
少し落ち着いた息子が、こんな事を言いました。
「僕ね…みんなと一緒に、楽しくブランコしてたんだ。みんな笑ってた。だけど、急にお友達が光って見えたんだ…。僕だけ、暗闇の中にいて、目だけ見えてるみたいに感じたんだ…」
一緒にいたお母さん達の話を後で聞くと、息子はみんなと楽しそうに遊んでいたのに、急に帰ってしまって、みんな理由がわからなかったそうです。
楽しく過ごしているのに、突然息子を暗闇に引きづり込むものは何なんだろう。
みんなと同じように遊んでいても、周りが眩しくなってしまうのはどうしてなんだろう。
暗闇の中で、目だけご見えてるって…。
そこにいるのに、存在が消えてしまう。
そういう感覚なのかな。
以前息子が学校に行ってた頃、
自分の存在が、みんなの記憶から消えてしまったみたいだと言ったことがあった。
そういう感覚と同じなのだろうか。
私達は当たり前に、世の中で自分の存在をアピールしている。
いや、アピールなんてしなくても、そこには確かに自分がいて、それが生きているってことなんだと思う。
息子にとって、そんな当たり前のことが、ものすごく輝いて見えたのかな。
そして、その光が彼にとっては眩しすぎて、逃げ出してしまった。
たかだか9歳の息子が、そんな思いを感じながら、暗闇の中に消えてしまいそうな自分の存在に恐怖をおぼえながら生きている。
切なすぎるよ…。
「ママから見れば、あなたこそ、本当に輝いているのにね…」
と言った私の言葉に、
「ほんと…?」
と自信なさげに答えた息子。
あなたの光は消えたりしない。
暗闇の中に取り残されたりしない。
いつか息子の心が、それを確信できますように…。
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