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やなせたかしさん 晩年に作った歌 初披露へ
10月13日 5時24分

やなせたかしさん 晩年に作った歌 初披露へ
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絵本やアニメで人気の「アンパンマン」の作者で、2年前の10月13日に亡くなった漫画家のやなせたかしさんが、晩年、出身地の高知県香美市の子どもたちのために歌を作詞作曲していたことが分かり、来月、地元で初めて披露されることになりました。
やなせたかしさんが作詞作曲したのは、出身地の香美市の保育園の子どもたちに向けた歌です。「地域の子どもが口ずさめる歌を作ってほしい」と保護者たちから依頼を受けたやなせさんが、平成23年に作りました。歌は昔懐かしいメロディーで、歌詞にはふるさとの山や川の美しさなど郷土愛に満ちたメッセージが盛り込まれています。
歌の依頼は香美市内のすべての保育園児に向けたものでしたが、やなせさんは当初、実家近くの保育園からの依頼だと思い、歌詞に特定の地名を盛り込んでいたということです。その後、事情を知ったやなせさんは、地名の表現を変えてもいいと伝えましたが、2年前に亡くなったため、オリジナルの歌詞を変えることへの戸惑いもあって歌われないままになっていたということです。
今回、やなせさんの遺志を継いでいこうという機運が高まり、改めて歌詞の地名を変えたうえで、来月、地元で初めて披露されることになりました。
やなせさんに歌を依頼した山岡志帆さんは「やなせさんがふるさとの子どもたちへの思いを込めた歌が歌われることになり、うれしい」と話していました。

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