振り返る・・・そして ぼやきます・・・
長文ですし マイナスオーラ炸裂してますんで注意して下さいね!
今シーズン最後の走りである別海町パイロットマラソン。
自分の求めているマラソンってなんなんだろうって考えたら
タイムが速いとか速くないとかじゃなく(速いに越したことないけど・笑)
走り終えた時に 体の中から 細胞レベルで湧き上がる喜びを全身で感じて
自分が走れている事への周りへの感謝の気持ちでいっぱいになり、
自分の頑張りを素直に賞賛し、
生きてるという実感を心から感じる・・・そんな事なのかな(まじめトーク・笑)
究極の自分から湧き出る 麻薬物質。
それを味わう。本当に気持ちいい(←誤解うみそう)
ただ!
この麻薬を得るためには それ相応の努力と体と気持ちの強さが必要。
今回は これがなかった・・・
ゴールする時ぐらいは気持ち良く笑顔でと思ったんだけど
ひきつった笑顔しかできなかったな〜
6月のサロマウルトラのラスト5`で まさしくこの麻薬を味わった私は
今回もそうなるであろう自分に期待してた。
・・・さっ、ざっと 振り返りましょう。
今回 大会前に風邪をひくという自業自得な有様で
最後のポイント練習もできず 大会時に重い足を作って
前半飛ばし過ぎないようにする作業が出来なかった。
また 調子にのって がーーーっといってしまうんではないかと思われたが
5月の洞爺湖マラソンで実行した前半ペースを抑えるという走りは
練習不足で足が軽かったわりに ぐっとこらえて今回も実行できたと思う。
そこ、褒めるよ、自分。

ジェル5個持って走った。
こんなに持ったのは初めて。
昨年 エイドのバナナが飲み込めないという嚥下作用の低下が見受けられたので
今回はこんなに(笑
ただ 口にあわなく・・・ドロドロしっぱなしで。
エネルギー補給は充分すぎるほどに よかったとは思うんですけどね(^_^;)
20`までは 自分よりちょっとペースの速い女性につかせてもらって
淡々と走る。ありがとうございました!
前日のじゃがいも腰痛も 朝は痛かったけど 走り始めたら
どうってことなかった。
でも 怯えていた。
30`過ぎたらどうなってしまうんだろうって。
まだ 起こってもいない事に怯える・・・ここ 今回の敗因や〜
怯えるのは走りに集中してない証拠。
今 この瞬間を走ってない。
でも いい事もあった。
21`地点で今回でもっとも強いと思われる向かい風に苦しんだ。
あっという間にタイムが落ちて まずい!と思ってたら
私を抜き去ったおじ様が「後ろにつきなさい、自分を風よけにしなさい」と
ゼスチャー混じりに言ってくれた。
なんかね、自分も苦しいのにさ、こんな事してくれるおじ様っているだろうか?!
全然知らない人だよ。
私の旦那でもないし(旦那は何処?)、元カレでもないし(笑)こんなにしてもらって
もうありがたくて、ありがたくて。
気持ちの余裕がある人しかできないよな〜
これは付いて行くしかないと思った・・・が、25`地点くらいから私のペースが落ち
どんどん離され 見えなくなってしまった。
ゴール後 このおじ様と会えた。元カレではなかった(笑)65歳だった。
心からお礼を言った。
おじ様のタイムは 3時間37分。
昔は サブ3ランナーだったんだって。
どうりで!軽いリズミカルないい走り!
ある程度 高齢のランナーさんてどういう気持ちで走っているんだろうと思いを巡らす。
自分の記録も もちろん大事だけど 周りにも目を向けられる余裕を持ち
辛そうな人にはコミュニケーションを積極的に取ろうとする姿勢。
自分も近い将来 年齢の過渡期を迎える日が来る。
記録を追い求めるのを止め、まだまだ、まだまだーと葛藤しながらも
自分の衰えを認め、また 違う高みを追い求める日。
多分 おじ様もそんな思いをしたんだろうか?
勝手に妄想(笑
来年 50歳を迎える女にとっては(げっ!私か・笑)
とってもいい経験をさせてもらったと思えるんだよね。
25`地点からは 左ふくらはぎに違和感を感じ、それが痛みに変わり、
攣り始めるというパターンで 全くもって頑張らなかった。
これは 練習でロングペース走を走りきってないからという原因につきる。
そう思いながら走った。
このマイナス要因を がむしゃらにプラス要因にして
「この体どうなってもいいから走る!!!」(危ういって)
と 意気込んでた数年前の自分はもういない。
ある意味 体の事を考えた大人の走りができるようになったとも言えよう。
でも 自分の持ち味がなくなってしまったんだな〜とも思う。
ガルル〜 ガルル〜とケモノイメージで突進していく自分を
コントロールできる自分にしたいと思ってたのに
それができなくなって あの頃は・・・っと ないものねだりする自分。
人間って、自分って勝手だな〜
走ってて思い出した事。
大会前に NHKで以前放送してた「金さんのサブフォーを目指す」を見てた。
サブ4を目指す金田さんの懸命な走りを見て モチベをアップさせてた。
これは 見るたびに泣く!!!
あの金田さんの 顔面蒼白でサブ4を達成した姿は何度見ても感動する。
あんな走りをしたかったのに・・・
前夜 読んだ 鏑木さんの本を思い出す。
スタート時の「俺は死ぬ、死ぬんだ」と思わず口から出てきたくだり。
私・・・全然 そんな言葉出るほど 頑張ってないや・・・出ても困るけど(笑
そんな風に いつも子供に言われる「き◯がいポジティブ」な様相もなく
気持ちがしおれたまんまで走り続けた自分が 情けなかとです。
そして あっという間にゴール。
本当に一生懸命走っている時って 500メートルが100メートルが長くて。
今回は もうゴールなんだ・・・あともう少し、あともう少し頑張れ!
という切羽詰まった感がなかった。
ゴールしても 喜びで満たない。
心も体も正直なもんだ。頑張ってない人は そういう風な心持ちになる。
鮭をもらって チームのみんなと合流。
ホット一息ついて 旦那を迎えにゴール地点へ行く。

旦那が ゴール10M手前で がむしゃらにラストスパートをかけてた。
今の私には 眩しく見える(笑

そして 虹が出てた。
いつもの「き◯がいポジティブ」なら ハイテンションにもなろうが
「綺麗だ・・・・・・・・・」っていうくらいに元気がない私。

そして 旦那と鮭鍋食べる。
朝早くから ボランティアの皆さんが作っているのを見てましたからね、
ありがたくて 美味しくてちょっぴり救われていく自分(笑

いつもの参加賞もこんなに!
バターに 飲むヨーグルトに 甘酒。
別海印は最高です!
そして プラス でっかいタオルでるからね〜
ほんと ここはコスパ高すぎますって!
その後 旦那にひとしきり あーでもないこーでもないトークを
聞いてもらってっていうか 多分 半分 聞いてないと思うんだけど
そのぐらいがちょうど良くて とにかく吐き出す。
もう タイムを追い求めるのはやめたいって思ったとこもあったんだけど
悔しいって気持ちがある限り もうちょっと頑張る。
それが 自分にとって楽しい事だからって 結論に達する。
他にもこの時期出たい大会がたくさんあるので
一応 別海はこれをもって一区切りにしたいと考えてた。
がっ!
ジョグノ仲間から 大会後の交流会が楽しかったとか
厚岸カキ祭りに寄ってきたけど楽しかった などの話を聞くと
そのパターンもありかと そそる要因がたくさんあるんだよね〜
また その時になったら考えようっと。
とにかく 別海はいい大会です。
リピーター率も高いそうです。
関係者の方達の尽力なくしてはありえません。
今年も この場に居れたことに感謝。
これからも 究極の内から湧き出るヤクを求めて3千里ならぬ42.195`
走っていきますよ〜ヤクのためなら(笑
長々と読んで下さった皆様 ありがとうございましたm(_ _)m