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米“広島サミット”に難色…選考時に日本側へ伝達 大統領訪問にハードル

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米“広島サミット”に難色…選考時に日本側へ伝達 大統領訪問にハードル

 日本が議長国を務める来年5月の主要国首脳会議(サミット)開催地選考の際、米政府が有力候補の一つだった広島市での開催に強い難色を日本側に示していたことが11日、分かった。米政府当局者は「日本側の意向に基づいてオバマ大統領が被爆地を訪問することは、米国で好意的に受け取られないと伝えた」と語った。

 安倍晋三首相は今年6月、三重県志摩市を会場とする「伊勢志摩サミット」の開催を発表した。日本ではサミット訪日の機会にオバマ氏が広島、長崎を訪れることへの期待も高まっているが、米国内での根強い原爆投下正当化論を背景に、実現へのハードルが高いことをうかがわせる。広島市では来年4月、サミットに先立ち外相会合が開かれる。

 来年4月の外相会合で米国務長官が広島を訪問すれば、現職長官として初となる。地元では米長官による初の平和記念公園訪問への期待も高まっている。(共同)

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