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【大阪ダブル選】共産党、どこまでねじれる? 自民候補支援し、安倍政権は批判 有権者に分かりづらい構図に拍車

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【大阪ダブル選】
共産党、どこまでねじれる? 自民候補支援し、安倍政権は批判 有権者に分かりづらい構図に拍車

大阪ダブル選を前にした街頭演説で、「反維新」を訴える共産党の辰巳孝太郎参院議員(右)ら=大阪市中央区

 大阪府知事・大阪市長のダブル選(11月22日投開票)に向け、共産党大阪府委員会は12日、大阪市内で街頭演説会を開いた。「反維新」を掲げ、市長選で大阪維新の会と対決する自民党の柳本顕(あきら)市議の自主支援を表明する一方、安全保障関連法成立をめぐっては自民批判を展開。国政と大阪では自民に対する姿勢が真逆で、“ねじれ”を強く印象づける内容となった。

 「憲法に違反する法律が強行可決された」。南海難波駅前(大阪市中央区)で街宣車の上に立った共産の辰巳孝太郎参院議員は、安保法を批判。「ひっくり返されたちゃぶ台を元に戻す」と強い口調で「打倒安倍内閣」を宣言した。

 一方で、大阪ダブル選については、党として柳本氏を自主支援する方針を明言。大阪府と大阪市、堺市の広域の行政課題を話し合う「大阪戦略調整会議(大阪会議)」の議論が進まないことについて、「党利党略で会議を妨害しているのが維新の会であり橋下(徹大阪)市長。維新政治ストップのために全力を尽くす」などと橋下氏や大阪維新の批判を繰り広げた。

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