零くんの仰天宣言で終わった前巻からどんな展開になるのか…。とどきどきしながら開いた「3月のライオン」最新刊。
発売前に、西武百貨店とのコラボで和菓子屋「三日月堂」を再現する企画を知っていそいそと馳せ参じたのですが、開店時間ジャストで入店したにもかかわらず、すでに催事場はすさまじい長蛇の列……!
「ふく福たから箱」は何とか買えたものの、生菓子は即完売_(:□ 」∠)_
ふくふくだるま、三日月焼き、食べたかったなー……と残念に思いつつ、「ここに並んでる人、みんなライオンファンなんだな」と思うと何だか感慨深い体験でした。
三姉妹の父親(「妻子捨男」の仇名がダイレクトすぎてツボ)との緊張感ある対峙のあとの、零と川本家のなごやかな団らんの場面。1ページまるごと使って描かれる、ちゃぶだい一杯のにぎやかな光景は圧巻。
※【コマ引用】「3月のライオン」(羽海野チカ/白泉社)11巻より
「大人はちょこちょこつまんでお酒が飲めるし 子供たちは好きなモノを自由に食べられるし」
という美咲おばさまのセリフがありますが、確かに大人も子供も&ホストもゲストも満足させられる、ほぼパーフェクトなパーティーメニューかもしれない。
手巻き寿司の具材といえば、刺身や子供用の玉子焼きなんかがある程度かと思ってしまいますが、そこは川本家。「安く、おいしく」を合言葉にした、マネしてみたくなるメニューが並びます。
用意するものはたくさんありますが、まずはマグロの赤身を使った自家製「トロタクアン」「マグロのゴマ塩ユッケ」の2種。
お安いマグロでOKとのことで、メバチマグロとキハダマグロです。夕方ごろならスーパーで半額になってることも多いので、当日使うなら激安で済みます。
トロタク:
マグロを粗く切ってからサラダ油を適量入れ、混ぜるようによく叩きます。みじん切りしたタクアンと合わせて完成。
マグロのゴマ塩ユッケ:
基本トロタクと同じ要領で、こちらはごま油とにんにく、塩でたたきます。メバチマグロを使いましたが、変色しやすいようで、最終的に茶色になっちゃいました。たたきにする場合はキハダのほうがよさそう。
イカの刺身と納豆を混ぜるだけ。
ツナマヨ:(写真撮り忘れ)
ツナ缶とみじんぎりした玉ねぎ、マヨネーズをあえる。
みょうが、大葉、いくら、柚子胡椒、わさびと盛り合わせて「川本家手巻き四天王」セット完成。
続けてほかの具材も。
エビアボカドマヨネーズ:
ゆでエビ、角切りにしたアボカド、マヨネーズをあえる。
甘めに焼いた卵焼きは、魚肉ソーセージ、コーンと一緒に盛り合わせる。
箸休めにも具材にしてもいけそうな、レンコンのきんぴら、ポテトサラダ。
全部食卓に並べると、壮観!
四天王のうちのトロタク、イカ納豆。
ネギトロよりもあっさりした印象のトロタク。韓国海苔だとカナッペ風になりますね。
イカ納豆はネバネバとシコシコの食感がおいしい。
ゴマ塩ユッケとツナマヨ。
ゴマ塩ユッケは当然韓国海苔が合う。大葉、白髪ねぎなど薬味をあわせてもいける。
おふくよかになった(?)あかりさんは、おばさまからご飯抜きの「レタス多めに『具だけくるり』」を指導されます。
こうやってサラダ巻き風にすればあんまり寂しくない、かも……(10巻の「レタスならノンカロリー☆」の伏線がここで回収されるとは思いませんでした)。
「みんなで食べるご飯」は11巻でもうひとつ登場しますが、同じ食卓とは思えない重くるしいシーンです。そこで選ばれたメニューが「ギョウザ」というのが秀逸。あれこれ具材を選んでにぎやかに食べる手巻きずしと、もくもくと無心に包んで怒りと悲しみをただ共有するかのようなギョウザの対比。羽海野先生の食の演出やっぱりうまいなあ、と思う。
ちなみに百貨店で入手したふく福たから箱はこちら。
菓子箱も凝ってます。
中身はこんな感じ。もったいなくて、まだ手を付けてません。
あとリーメントの食玩「川本家のごはん」大人買いセットも購入。昭和っぽい食器もそのまま再現されてて、かわゆい。
3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)
羽海野チカ
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コメント:1
- 2015-10-12 (月) 22:54
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