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社会文化

MERS最後の完治者が再び陽性 家族ら61人隔離=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部の疾病管理本部は12日、記者会見を開き、中東呼吸器症候群(MERS)に感染した患者のうち、先ごろウイルス反応で陰性になり退院した最後の1人が、再び陽性となり隔離されたと発表した。

 この患者は今月1日に陰性と判定され退院したが、11日に発熱などの症状を示し、ソウル大病院に入院した。

 この患者と接触した家族など61人が隔離された。

 同本部によると、同日開催した専門家による諮問会議では、「患者の体内に潜伏していたごく少量のウイルス遺伝子が検出されたと考えられる。感染力は非常に低い」と分析された。

 同本部は「患者はソウル大病院の隔離病床に入院しており、万一に備え接触者の隔離措置などを徹底する」と説明している。

 世界保健機関(WHO)の基準により、MERSの終息時期は最終患者の完治から28日が経過した時点となっている。韓国政府は当初、今月末に正式に終息宣言する方針だったが、さらに遅れる見通しとなった。

ikasumi@yna.co.kr