代々木公園:「さようなら原発と戦争」で全国集会
毎日新聞 2015年09月23日 20時00分(最終更新 09月23日 21時35分)
◇主催者発表で約2万5000人が参加
安全保障関連法反対や脱原発を訴える「さようなら原発さようなら戦争全国集会」が23日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。主催者発表で約2万5000人が参加し、19日の安保関連法成立後、最大規模の反対集会とみられる。参加者は集会後、秋の大型連休最終日に買い物客でにぎわう表参道や原宿をデモ行進し「憲法を壊すな」と政権批判の声を上げた。
2011年の東京電力福島第1原発事故以降、原発ゼロに向けた署名集めや集会を続けている「さようなら原発1000万人アクション」が呼びかけた。今回の集会はテーマに初めて安保関連法反対を掲げ、呼びかけ人の作家らに加え、同法成立に抗議してきた学生団体「SEALDs(シールズ)」のメンバーらがマイクを握った。
作家の大江健三郎さんは「皆さんが今の志を失わないで持続していかれることが唯一最大の望み」と訴えた。【山田奈緒】