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【プロ野球】

巨人・菅野は4イニング4失点の背信投球で敗戦投手に

2015年10月12日 紙面から

◇CS ファーストステージ第2戦 阪神4−2巨人

 まさか、エースが背信とは…。巨人の先発・菅野が大事な試合で炎上した。1回2死二塁でゴメスに2ランを浴びると、続くマートンにも一発を被弾。一挙3点を先制された。4回にはバント処理ミスで追加点を許す始末。4イニングで6安打4失点KO。逆王手をかけられるという最悪の結果を招いてしまった。

 「結果がすべて。いい状態でバトンを渡してもらったのに…」。この日は26歳の誕生日。2回1死一塁の打席では「ハッピーバースデー」の歌が流れたが、犠打失敗で併殺。「いくら悔やんでも、あの瞬間はかえってこない。まだまだ甘いですし、自分自身が情けない」。口を突いたのは反省の言葉だけだった。

 ポストシーズン特有の重圧が菅野本来の投球をさせなかった。

 四球の走者を置いて、ゴメスにはスライダーがど真ん中へ、マートンの一発も真ん中の失投だった。原監督もあきれた。

 「四球からの本塁打、本塁打じゃあ、フォローのしようがないね!!」

 しかし、今は前を向くしかない。ファイナルステージに進むには、12日の第3戦で引き分け以上の成績を残すしかない。原監督は「あした、またですね」と試合後会見を締めたが、菅野も「次のチャンスが来るのを信じて調整したい」。出番が来るのを信じて、大一番を見つめていく。 (川越亮太)

 

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