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【プロ野球】阪神、マートンら外国人選手の活躍で1勝1敗のタイに2015年10月12日 紙面から
◇CS ファーストステージ第2戦 阪神4−2巨人阪神が菅野の立ち上がりを捉え、連続本塁打で主導権を握った。1回にゴメスが2ランを放ち、マートンもソロで続いて3点を先行。4回に失策で加点した。メッセンジャーが粘り強く7イニングを2失点でまとめ、細かい継投で逃げ切った。 巨人は菅野が精彩を欠き、4回までで降板した。打線は11安打を放ったが、再三の得点機で決定打が出なかった。 ◇ そろって逆王手−。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)=3試合制=は11日、セ、パ両リーグともに第2戦が行われた。セはレギュラーシーズン3位の阪神がマウロ・ゴメス内野手(31)、マット・マートン外野手(34)の連弾にランディ・メッセンジャー投手(34)の好投と外国人パワーで2位巨人を4−2で下し、パは2位の日本ハムが4−2で3位ロッテに逆転勝ちし、ともに対戦成績を1勝1敗とした。セ、パともに12日の最終第3戦でファイナルステージ進出を懸けて戦い、2位の巨人と日本ハムは引き分けでも進出が決まる。パの第3戦の先発は日本ハムが吉川、ロッテが涌井と発表された。 勝たなければ敗退が決まる阪神を、投打で救ったのが外国人トリオだった。打では難敵菅野を相手に早々と主導権を奪った。1回にゴメス、マートンの2者連続本塁打で3得点。前日にサヨナラ負けを喫した嫌な流れを、いきなり吹き飛ばした。和田監督は「1点じゃなく3点取れたのが非常に大きかった」と喜んだ。 第1戦はレギュラーシーズンから大きく変えた打順で臨んだが、この日は本来の形に戻し、吉と出た。1回、1番鳥谷が四球を選んで出塁し、上本がバントで進める。2死後、打席には4番ゴメス。1ストライクからスライダーを完璧に捉えると、打球は軽々と左中間フェンスを越えた。 続くマートンは初球の直球を強振。左越えに運び、大きな追加点をもたらした。2人は「積極的にいこうと思った」と声をそろえた。好投手を相手に後手に回らない攻めの姿勢が功を奏した。 昨季それぞれ打点王と首位打者に輝いた2人も今季は苦しんだ。ゴメスは来日後初の5番への降格を経験。本塁打も26本から17本へと減り、甲子園でドローンを飛ばす騒動も起こした。マートンは先発を外れる屈辱も味わい、CS直前には右足親指炎症で練習を休み心配させたが、崖っぷちでチームを救った。 投げてはメッセンジャーが7イニングを9安打の2失点に抑えて、CSで2年連続の勝利を挙げた。1回裏に立岡の三塁打から1点を返され、7回にはアンダーソンにソロ。ピンチを招きながらも、カーブを有効に使ってリードを守った。 「ヒットは打たれたけれども、クリーンヒットは少なかったし、どの球種も調子はよかった。サインに首を振ることも数回しかなかったし、藤井さんのリードは、本当にグレートジョブ。言うまでもなく最高のバッテリーだと思う」と、相棒の捕手藤井に感謝した。 第3戦で勝負が決する。今季最後の伝統の一戦へ、ゴメスは「一番大事なのは勝つこと。全力で頑張りたい」と力を込めた。 PR情報
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