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FIFA会長 活動停止処分に異議申し立て
10月10日 7時43分

FIFA=国際サッカー連盟のブラッター会長は、倫理委員会が90日間の活動停止とした処分の撤回を求めて異議申し立ての手続きを行いました。
ブラッター会長は、2011年にヨーロッパサッカー連盟の会長を務めるプラティニ副会長に対し、日本円にして当時1億7000万円余りの不正な支出を行ったなどとして、背任などの疑いでスイスの検察当局の捜査を受けています。
これを受けて独自の調査を進めていたFIFAの倫理委員会は8日、ブラッター会長とプラティニ副会長を90日間の活動停止処分とし、サッカーに関わる一切の活動を禁止しました。
これに対してブラッター会長の弁護士は9日、会長が処分の撤回を求めてFIFAに異議申し立ての手続きを行ったことを明らかにしました。
今後は倫理委員会とは別の委員会で、ブラッター会長への処分が妥当なものかどうかが審理されますが、この間も活動停止処分は有効だということです。
また、ヨーロッパの複数のメディアはプラティニ副会長も異議申し立てを行ったほか、2018年と2022年のワールドカップ招致を巡って倫理規定違反があったとして、6年間の活動停止処分になった韓国のチョン・モンジュン元副会長がCAS=スポーツ仲裁裁判所への提訴も検討していると伝えました。

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