2015年10月09日更新

"冷凍保存"できる野菜&ダメな野菜はこれ!賢く使って料理に活かそう♪

皆さんは週に何回、食料品を買いに行きますか?毎日行くという方も多いかもしれませんが、安く売っているときなど野菜のまとめ買いをしたいことってありますよね。今回は冷凍保存できる食材と、そのままでは冷凍できない食材のご紹介をします。頂き物が食べきれない場合や、一人暮らしの方にもおすすめです。

野菜を買いすぎたら

食材を買っても仕事に追われて作れなかったり、安いと思ってまとめて買いして、結局使い切れなかったという経験をしたことはありませんか。

料理したあとの残りのカット野菜が意外と日持ちしなかったり、気づいたら味が落ちていたりすることも多いですよね。

せっかく買った食材なのだから、本当は最後までおいしく使い切りたいはず。

お肉やお魚の冷凍には慣れていても、野菜は冷凍の仕方がわからなかったり、味が落ちるか心配で冷凍できないという方も多いのではないでしょうか。

実は冷凍によって意外なメリットを得られる野菜もあるんですよ。それではさっそくご紹介していきます。

冷凍できる野菜

ブロッコリー

ブロッコリーに含まれる栄養分は、そのままで保存しておくと約1週間で半減してしまいます。短時間加熱してから冷凍保存するとキープすることができるので、冷凍にはおすすめの野菜です。

小房に分け、栄養が逃げないようにさっと30秒ほど茹でます。水気を拭き取り、保存袋に入れて急速冷凍しましょう。

小分けにしておくと、料理にもそのまま使えて便利です。

にんじん

にんじんも冷凍することで栄養分がキープできる野菜です。

そのまま冷凍してしまうと調理に不便なので、使いたい時の形を考えて切っておくと良いです。スライスや短冊切りにしたものであればそのまま金属トレイに並べて一気に冷凍しましょう。

カレーや煮物などに使用するために大きめにカットしたものは、固めに茹でてから冷凍した方が食感を損なわずおいしく食べられます。

小松菜

野菜の中でもトップクラスの栄養を誇る、小松菜。冷凍保存することでおいしさが増すと言われています。

水洗いして水分をしっかりふき取り、食べやすい長さに切ります。保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍庫へ入れましょう。

使う時は保存袋のまま、流水で解凍します。加熱調理に使う場合は凍ったまま使ってください。

たまねぎ

生の玉ねぎを冷凍すると水気が出てしまいますが、甘味が凝縮されるため、甘味を生かしたい料理におすすめです。

一度にまとめて切って冷凍保存しておくと、調理のたびに刻む手間が省けるので時短料理に役立ちます。使うときは半解凍か、凍ったまま調理してください。

凍ったまま中火~強火で炒め始め、途中から弱火にすればかんたんにあめ色たまねぎを作ることができます。

トマト

トマトはそのまま冷凍できます。フレッシュなトマトを楽しみたい場合は不向きですが、調理用におすすめです。一度凍らせて半解凍すると、皮もかんたんに向けるのだとか。

凍ったまますりおろしてトマトソースにしたり、スープなど潰して使う料理に使いやすくなります。

冷凍したトマトにハチミツをかけてそのまま食べるのも、シャーベットみたいでおいしいですよ♪

きのこ類

キノコの種類にもよりますが、冷凍すると加熱しただけのキノコに比べて旨みが出てくるとも言われています。特になめこや椎茸はおすすめです。

エリンギやしめじは冷凍すると柔らかくなるので、細かく刻む炊き込みご飯などに使いましょう。

工夫すれば冷凍できる野菜

白菜

白菜は水分が多いので冷凍に向かないと言われることもありますが、鍋や煮物に使う時は冷凍しておいたものの方がやわらかくなっておいしいです。

白菜を冷凍するときは、一枚ずつ冷凍保存袋に入れるのがポイント。丸ごと冷凍庫に入れるのはNGなので、気をつけてくださいね。

キャベツ

キャベツもシャキシャキした食感を残したまま冷凍保存することができます。

5cm角のざく切りにして冷凍保存用袋に入れ、できるだけ平らになるよう、手で押さえて空気をしっかり抜いて冷凍します。

解凍するときにお湯をかけるのがポイントです。水気を切って使いましょう。

薬味も冷凍保存できる

にんにく

にんにくを買ってきても、丸ごと1個使うことって少ないですよね。

丸ごとでも冷凍は可能ですが、おすすめは1片ずつにんにくを分け、皮をむいてにんにくのおしりの部分と芽をとった状態で保存する方法です。

みじん切りやすりおろしで冷凍する場合は料理酒を大さじ1~2入れておくと変色を防ぐことができますよ。

生姜

生姜も丸ごと冷凍することが可能です。

すりおろしたものをフリーザーバッグで平らにして冷凍し、パキパキ折ってから別の容器に入れて冷凍庫に入れておくと、薬味や料理に使うときにすぐ取り出せて便利ですよ。

使いたい形にして、1回分ずつラップでくるむのもいいですね。これからの季節だと、生姜紅茶を飲む人などにおすすめです◎

ねぎ

ねぎは刻まず、フリーザーバッグの大きさに合わせて切って冷凍保存しましょう。料理に応用しやく解凍も楽です。

スライスやみじん切りの状態で冷凍するのは、くっついてしまうのであまりおすすめでしません。

どうしても刻んだものを保存したい場合は、キッチンペーパー2枚で挟んだ状態で保存袋に入れて冷凍しましょう。

パセリ

パセリの葉の部分をフリーザーバッグに入れて冷凍し、パリパリになったら袋ごと揉んで、また冷凍します。これを何度か繰り返すとキメの細かいパセリのできあがりです。

ドライパセリも便利ですが、生に近い方がやはりおいしいです。この方法だと、いつでもきれいな緑のパセリを使うことができます。

冷凍NGの野菜

じゃがいも

じゃがいもは生のまま冷凍すると組織が壊れ、解凍した時に水分が抜けてフカフカの状態になってしまいます。

カレーやシチューなどを冷凍するときも、じゃがいもは取り除いてから冷凍した方が風味を損ないません。

風通しのよい冷暗所で保存すれば長持ちする野菜なので、芽が出ないうちに使いましょう。

きゅうり

きゅうりの成分はほとんどが水分なので、そのまま冷凍するのはNGです。

スライスして、酢と砂糖を加えて冷凍すれば味は変わりますがシャキシャキ感がそのまま残ります。

数本まとめて売られていることが多いので、余ったときはこの方法で冷凍してマリネなどに使うといいかもしれません。

大根

大根も水分の多い野菜のひとつです。そのまま冷凍すると味が落ちてしまいます。

切ってから、醤油や砂糖などの調味料と一緒にして冷凍保存袋で冷凍しておくのがおすすめです。

そのままよりも味がしっかり染みこむので、煮物料理などに便利です。メニューが決まっているときは、下準備として冷凍しておいてもいいですね。

たけのこ

たけのこの水煮は、そのまま水を切って冷凍すると、水分があるため解凍した時にスカスカになってしまいます。

ボウルに水を入れ、たけのこをつけて毎日水を変えれば5日ほどは冷蔵庫で保存できます。

どうしても冷凍したいときは、酒・醤油・みりんで薄味に煮てから煮汁ごと保存袋に入れましょう。解凍したら浸け汁を捨てて使ってください。

ふき

繊維質が多く、シャキシャキした食感が魅力のふきは冷凍にはあまり向かない野菜です。解凍するとふにゃふにゃになってしまいます。

どうしても冷凍したい場合は金属製のトレイに乗せて休息冷凍し、凍ったまま味噌汁の具にしましょう。

また、水煮や塩漬けにしておけば生の状態よりは長持ちするそうです。

コツ・ポイント

いかがでしたか。工夫すれば冷凍保存できるものも多い野菜ですが、メニューや冷凍庫のスペースを考慮して冷凍するか決めるのがいいかもしれません。賢く冷凍野菜を使って、楽しいクッキングライフを送ってくださいね。

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