米、広島サミットに難色 選考時、日本側へ伝達 【共同通信】
オバマ米大統領(UPI=共同) 【ワシントン共同】日本が議長国を務める来年5月のサミット開催地選考の際、米政府が有力候補の一つだった広島市での開催に強い難色を日本側に示していたことが11日、分かった。米政府当局者は「日本側の意向に基づいてオバマ大統領が被爆地を訪問することは、米国で好意的に受け取られないと伝えた」と語った。 安倍晋三首相は今年6月、三重県志摩市を会場とする「伊勢志摩サミット」の開催を発表した。日本ではサミット訪日の機会にオバマ氏が広島、長崎を訪れることへの期待も高まっているが、米国内での根強い原爆投下正当化論を背景に、実現へのハードルが高いことをうかがわせる。 |