辺野古移設:知事、13日に沿岸部埋め立て承認を取り消し
毎日新聞 2015年10月11日 19時07分(最終更新 10月11日 19時21分)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設計画で、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は11日、前知事による名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認の取り消しを13日に行うことを決めた。13日午前、記者会見して理由などを説明する。
承認取り消しにより、埋め立ては法的根拠を失う。このため、政府は行政不服審査法に基づく不服審査請求などの対抗措置を取るとみられ、法廷闘争に突入するのは不可避の情勢だ。
埋め立て承認を巡っては、専門家による県の第三者委員会が7月に「県の承認手続きに瑕疵(かし)(欠陥)が認められる」との検証結果を報告。その後、政府との1カ月の集中協議が決裂に終わり、翁長知事が先月14日、埋め立て承認の取り消しを表明していた。【佐藤敬一】