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再審で無罪判決、交通違反取り締まりミスで摘発の男性 広島簡裁

再審で無罪判決、交通違反取り締まりミスで摘発の男性 広島簡裁

 広島市の交差点で取り締まりの根拠となる交通規制台帳が21年間誤っていた問題で、間違って運転免許停止処分となり、道交法違反(無免許運転、通行禁止)の罪で罰金刑が確定した広島市の男性の再審公判で、広島簡裁は19日、無免許運転について無罪、通行禁止を公訴棄却とする即日判決を言い渡した。

 判決によると、男性は同市安佐南区の交差点で誤って摘発され、免許停止処分を受けた後の昨年4月、車両通行が禁止されている場所を無免許運転したとして罰金刑が確定した。

 その後、交通規制台帳の誤りが発覚。免許停止処分が取り消され、無免許運転とする根拠が無くなったため、広島区検がことし1月、男性の無罪判決を求め広島簡裁に再審請求をした。

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