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大巡礼「1500人以上死亡」過去最悪に10月12日 1時24分
サウジアラビアで先月、イスラム教徒の大巡礼・ハッジを行っていた大勢の巡礼者が死亡した事故で、AFP通信は、各国が発表した犠牲者の情報を取りまとめたところ1500人以上が死亡し、ハッジで起きた事故としては過去最悪になるおそれがあると伝えました。
この事故はサウジアラビアの聖地メッカの郊外で先月、ハッジを行っていた大勢の巡礼者が折り重なるように倒れて死亡したもので、サウジアラビア政府が事故の2日後に合わせて769人が死亡したと発表しましたが、犠牲者の国籍など詳細は明らかにしていません。
事故のあと、各国がそれぞれ死亡した巡礼者の数を発表していますが、AFP通信は11日、各国の情報を取りまとめた結果、「合わせて1535人が死亡した」と伝えました。この情報が正確であれば、1990年に1426人の巡礼者が死亡した事故を上回り、ハッジを巡っては、過去最悪の犠牲者が出たことになります。
集計によりますと、死者の数はイランが最も多く464人で、エジプトが177人、インドネシアが120人、インドが101人、それにナイジェリアが99人などと、31か国で死者が出ているということです。中にはいまだに行方が分からない巡礼者もいるということですが、サウジアラビア政府は、捜査状況なども含め新たな発表を行わず、大勢の犠牲者が出たイランは対応の遅れを非難しています。
事故のあと、各国がそれぞれ死亡した巡礼者の数を発表していますが、AFP通信は11日、各国の情報を取りまとめた結果、「合わせて1535人が死亡した」と伝えました。この情報が正確であれば、1990年に1426人の巡礼者が死亡した事故を上回り、ハッジを巡っては、過去最悪の犠牲者が出たことになります。
集計によりますと、死者の数はイランが最も多く464人で、エジプトが177人、インドネシアが120人、インドが101人、それにナイジェリアが99人などと、31か国で死者が出ているということです。中にはいまだに行方が分からない巡礼者もいるということですが、サウジアラビア政府は、捜査状況なども含め新たな発表を行わず、大勢の犠牲者が出たイランは対応の遅れを非難しています。