2015-10-12(Mon)
誰が待っているわけでもないのに
どこへ歩くというのだろう?
それを旅人と呼んでみたいだけ
行く宛など どこにも無いから
人は皆 迷子
必然の雨に 濡れた身体は
もう 僕の指示だけでは動けない
なぁ 誰か言ってやってくれ
見蕩れていたモノは
届く事のない光なんだと
その僅かな光に触れようと伸ばした
この頼りない右手を 愛と呼ぶのなら
頑丈な悲しみから 僕を守ろうとした
この臆病な左手を 何と呼ぶのでしょう
長い長い雨も
どうせ終わるんだ
思う存分 僕を濡らせ
いつか この痛みを忘れるまで
キミの事を忘れるまで
何も持っているわけじゃないけど
誰に歌うと言うのだろう?
ただひたすら天井を目指して
ここまで背を伸ばしてきたのに
咲く場所を間違えてしまった事に気付いた
花の様だ
散々な雨に 錆びた心は
もう 僕の慰めなど聞いてやしない
なぁ 早く教えてやってくれ
掴んでいた希望は
もう誰かの掌にあるんだと
その僅かな光の 向こう側に
立っていたのがキミだとしたら
触れる事など出来ないと わかっていたよ
この臆病な手足も 全部 僕だから
幸福な街も 人も 日々も
どうせ終わるんだ
どこまでだって歩いていくよ
そうして 色んな事を忘れながら
キミも事も忘れるから
近況。 毎日楽しく仕事をしています。
大丈夫、元気です。