カイロ=翁長忠雄
2015年10月11日23時36分
イラク軍は11日、過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が乗った車列を爆撃したとする声明を発表した。生死は不明としている。
バグダディ容疑者が空爆などで死亡、あるいは負傷したという情報はこれまでもあったが、いずれも確認されていない。同容疑者は自身がカリフ(預言者ムハンマドの後継者)に就任したと宣言している。仮に死亡した場合、ISには打撃となる。
この日の声明は、バグダディ容疑者がIS幹部の会合に出席するためにイラク西部アンバル州のシリア国境付近を移動中に車列を爆撃したとしている。さらに会合場所も爆撃し、多数の幹部が死傷したとしている。内務省報道官は爆撃は10日に行われたとAFP通信に語った。(カイロ=翁長忠雄)
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朝日新聞国際報道部
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