Kalafinaが昨日10月10日と本日11日、ツアー「far on the water」の東京・東京国際フォーラム ホールA公演を開催した。
Kalafinaは9月に5thアルバム「far on the water」を発表。これに伴い、国内5都市に香港、台湾での海外公演を加えた同名ツアーを行っている。ツアー2日目となる本日の東京国際フォーラム公演の開演前、3人は囲み取材を実施。この中でWakanaは今回のツアーを「新しいKalafinaの決意表明」と位置付け、Keikoは「1つのストーリーを描くかのようなライブを作り上げるためにコリオグラファー・南流石や、ツアークルーとディスカッションを重ねてきた」「視覚的にも楽しんでもらえる新しいKalafinaのライブになる」とステージのアウトラインを解説した。そして本日の公演終了まで目を通さない約束になっていた会場アンケートを昨日の公演終了時にチラ見してしまったと笑うHikaruは、「驚きましたという声が多かった」「今回のチャレンジがちゃんと届いていることがわかった」とツアーに対する自信と手応えを覗かせていた。
「こいびとの昔語りの夕暮れの」で幕を開けたライブは、彼女たちの言葉通りの内容に。3人は多彩なコーラスワークと幻想的かつ妖艶なダンス、佐藤強一(Dr)、高橋 "Jr." 知治(B)、櫻田泰啓(Key)、今野均(Violin)、是永巧一(G)のテクニカルなプレイ、自らの衣装を照らすライトや大型スクリーン、緞帳代わりのオペラカーテンを駆使して、あるアイテムを巡る物語をキーにしたステージを繰り広げていく。Wakanaの語りかけるようなリードボーカルにKeiko、Hikaruが優しく声を重ねるバラード「空色の椅子」や、美しいハーモニーを響かせる表題曲といったニューアルバム収録のナンバーを中心に据えつつも、「音楽」「One Light」といった新旧アッパーチューンを叩き込む彼女たち。Keiko曰く「これから始まるツアーの出発の日」を飾るにふさわしい多彩なセットリストと演出に、超満員の客席からは大歓声が送られた。
なおKalafinaは2016年1月の台湾公演と、本日と同じ東京国際フォーラム ホールAでの追加公演まで「far on the water」ツアーを回るほか、12月には大阪と東京でクリスマスライブ「Kalafina with Strings」を開催する。ツアー追加公演のチケットは12月19日から、クリスマスライブのチケットは10月31日から販売される。