奇跡体験!アンビリバボー 日本大災害の真実SP 2015.10.08


(櫻井)どうしました?
(岡田)どうしても…。
(小峠)どうしたんですか?
(榮倉)なんて日だ!
(小峠)ないんだよ!
(コバヤシ)カワイイ!
(二宮)これがいいよ!
オフィスビルが立ち並ぶ…
周辺には国会議事堂や首相官邸もあり日本の中枢と言っても過言ではない
そんな東京の真ん中で今から33年前未曽有の大火災が起きたことをご存じだろうか?
近代的な外観。
東洋一の格式をうたい文句に海外からも多くの宿泊客を集めていた一流ホテルが瞬く間に…
地獄絵図と化したのである
炎にのみ込まれるホテル
消防隊による命懸けの救出活動
取り残され逃げ惑う人々
多くの死傷者と甚大な被害を出した大惨事
それは起こるべくして起きていたのである
当時の報道と貴重な証言
そして膨大な裁判記録から惨劇の裏に隠された驚愕の真実に迫る
東京オリンピック大阪万博と国際的なイベントが相次いだ60年代から70年代
宿泊客の増大で日本はホテルブームに沸いていた
大広間での豪華な披露宴も人気を集め都心には次々と高級ホテルがオープン
当時ホテル事業は金のなる木とまでいわれていた
その中でも…
ヨーロッパ製の格調高い家具にきらびやかなシャンデリア
ひときわ高級志向にこだわっていたのが…
創業は今から55年前の1960年
都心の一等地赤坂にそびえる地下2階地上10階のホテル
3方向に伸びる廊下の両側にある客室は…
東洋一の格式をうたい文句に…
大卒の初任給が12万円だった当時庶民にとっては高嶺の花
歌舞伎役者や芸能人が結婚披露宴を催すことも多く一流のホテルとして世間に知られる存在だった
さらに地下2階にあった高級ナイトクラブニューラテンクォーターは常連客に政治家や芸能人など各界の著名人が多く入店できるだけでもステータスだったという
誰もが認める超一流ホテル
そこで惨劇は起きた
(従業員)いいお式になると…。
(男性)当日はお願いします。
(従業員)承知いたしました。
(女性)よろしくお願いします。
(男性)失礼します。
行こうか?
(女性)はい。
(男性)そりゃ…。
今から33年前の2月8日
ホテルニュージャパンは運命の日を迎える
その日ホテルにいたのは国内外からの宿泊客368人と従業員35人の計403人
宿泊客たちはそれぞれの夜を静かに迎えていた
数時間後。
静けさに包まれたホテルが一転地獄絵図と化すとは夢にも思わずに
この日…
9階の部屋で夫が異臭を感じ目を覚ました
においの出元を確かめようとドアを開けると…
(男性)起きて。
早く。
(女性)何?
(男性)火事。
(女性)えっ?あっ!?煙。
(女性)どうしたらいいの?
(男性)何でだろう?
9階には他にも様々な人々が宿泊していたが…
炎が迫り廊下へは出られない
火の手は部屋の中にまで迫っていた
地方から出張に来ていた会社社長の部屋でも…
(男性)駄目か…。
窓が開かない
これでは助けを求めることすらできない
絶体絶命であった
10階に宿泊する老夫婦は…
(男性)に…逃げるぞ。
何の前触れもなく訪れた命の危機
誰もが憧れる豪華できらびやかな世界が今や脱出不可能な炎熱地獄と化したのである
脱出不可能な炎熱地獄と化したホテルニュージャパン
新婚夫婦が火災に気付く11分前
消防庁に通報が入っていた
真っ先に出動したのは麹町消防署の高野甲子雄隊長率いる第11消防特別救助隊だった
消防署員の中から試験によって選抜される
オレンジ色の制服を着ることが許されるのは特殊な任務を負う彼らのみ
中でも高野らの部隊は管轄に国会議事堂など国家の中枢施設がありエリート部隊と呼ばれていた
しかし…
ホテルの9階10階が巨大な炎に包まれていた
数々の火災現場をくぐり抜けてきた歴戦の高野たちですら見たことのない最悪の状況だった
通報を受けてわずか5分
このとき宿泊客の中には深い眠りに就き火災に気付いていない者もいた
(一同)はい。
窓から身を乗り出す宿泊客
(隊員)おーい。
(一同)はい。
だが…
熱さに耐えきれず自ら飛び降りてしまった
地上二十数mから飛び降りるほどの熱さ
現場はすでに地獄と化していた
さらに…
炎の勢いで割れた窓ガラスが降り注いできた
(一同)はい。
ロビーは逃げ惑う客でごった返しており通用階段も避難する人で身動きできない状況
高野たちは火災の影響で明かりの消えた非常階段を上り各階の扉を開け状況を確認
8階までは熱も煙も感じられなかった
そして火元と思われる9階に着いたときだった
扉が開かない
(高野)駄目だ。
(一同)はい。
鉄製の扉が熱で膨張し開けることができなくなっていた
これは現場が長時間高温になっているときに見られる現象だった
そして高野たちは10階へ
1秒でも早く救助に取り掛かりたかった
(一同)はい。
酸素を確保し…
暗闇の中で迷わぬように命綱をつけ10階ホールの捜索に当たった
・1・2・3。
暗闇と煙で作業が困難な中3名の救助に成功した
(一同)はい。
高野たちは残る人を屋上からロープで救出しようと考えていた
しかし…
窓から救助を求める人
外へ逃げ今にも落下しそうな人
9階と10階にはまだ100名以上の人々が取り残されていたのだ
通報から5分。
9階と10階にはまだ100名以上の人々が取り残されていた
通報からさかのぼることおよそ4時間半前
全てはこのイギリス人宿泊客が酔って部屋に戻ったことが始まりだった
裁判記録では…
彼の寝たばこが火災の原因とされている
それから4時間後
全ての宿泊客がチェックインを済ませた…
(従業員)代わるんで仮眠取ってきてください。
(従業員)分かった。
じゃああとよろしく。
(従業員)はい。
(従業員)ああ。
ありがとう。
痛っ。
(従業員)そうっすね。
(従業員)じゃあ。
(従業員)よろしく。
(従業員)はい。
フロントマンが仮眠部屋へ向かったときのこと
あのイギリス人が泊まる938号室から煙が出ていた
マスターキーを持ちフロントマンたちはすぐに9階へ
このとき時刻は…
実は消防への通報のおよそ20分も前に異変は発見されていたのだ
ベッドサイドから炎が
この直後。
廊下を挟んだ斜め前の部屋に宿泊していた受験生は…
いち早く火災に気付き避難した
消火器を取りに行っていたフロントマンはすぐに938号室へ戻り消火を行った
しかし…
いったんは炎が消えたように見えたが再び燃え上がったため急きょ他の消火器を取りに走った
そのころフロントマンから警備室に火事の一報が入った
(警備員)俺が見てくる。
非常ベル鳴らせ。
(警備員)分かりました。
だが…
裁判記録によると警備員らは火災報知のためのベルの鳴らし方を知らなかったという
さらに…
(従業員)くそ。

もはや冷静な判断ができる者などいなかった
9階で火災を発見した従業員
しかし冷静な判断ができる者などいなかった
裁判記録によると…
また9階へ向かった警備員については…
このころ客室では…
そして事態はさらに悪化の一途をたどる
(悲鳴)
火元である938号室の炎が廊下へ噴出
瞬く間に燃え広がった
しかもこの時点でもまだ通報はされていない
(一同)階段あっちだ。
階段はあっちだ。
こっちだこっちだ。
こっちだよ。
このころ…
しかしあの新婚夫婦をはじめ日系2世のビジネスマンや出張中の会社社長はまだ…
9階の廊下の炎は各部屋に燃え移り壁を焼きついには天井を落とした
そして各部屋の窓から炎が噴き出し始めた
最初に煙を発見してからおよそ20分が経過していた
そしてこのときようやく消防庁に通報が入ったのだ
(オペレーター)ホテル出火。
ホテル出火。
しかも裁判記録によれば最初に通報したのはホテルの者ではなく燃え盛る炎を目にした通行人だったという
さらにそのおよそ10分後に彼らはようやく火災に気付いたのである
(たけし)ホテルニュージャパンの大火災。
(たけし)いったいなぜこれほどまでの惨事に発展してしまったのでしょうか?そこには起こるべくして起こったといっても過言ではないこのホテルの驚くべき真実があったのです。
(剛力)はい。
甚大な被害を出した大惨事。
(剛力)一流といわれたホテルが瞬く間に地獄と化してしまいましたが。
(設楽)ホテルニュージャパンの火災ってのはもう僕らもちっちゃかったけど覚えてるし。
(日村)小学校ぐらいっすね。
知ってますね。
(設楽)貴理子さん。
ねえ?
(貴理子)覚えてますね。
(設楽)ものすごいこれやっぱり大惨事でしたもんね。
(貴理子)だからこの事故でホテルニュージャパンっていうホテルの名前を覚えましたけど。
(石原)信じられないです。
(設楽)知ってました?
(石原)知りませんでした。
(石原)でももうずさん過ぎる。
(設楽)そうですね。
今の最初の。
(石原)信じられないです。
(設楽)初動がまずかなりずさんですよね。
(剛力)そうですよね。
(中尾)僕も生まれる前なので正直そんな。
何となくは聞いたことあったんですけど。
(中尾)知らなかったんですけど。
いろんなどんどんどんどん悪い方に悪い方にいって。
大惨事になっちゃったのかなっていう感じですけど。
(貴理子)あれ布団で何とかはたくとかね。
(日村)何かね。
(貴理子)何かねできたような気もしますけど。
(泉)もうだって一流っていってるけど一流じゃなくない?全部が。
(貴理子)ホントですよね。
(設楽)ああいう使い方分かんないだとか警備員が警報鳴らし方が分かんないって。
(日村)いや。
これひどいね。
(設楽)あり得ないですけど。
あとあんなに一瞬でそこまで燃え広がるって。
(貴理子)20分ぐらいでね。
(石原)下カーペットっぽかったですね。
だからたぶん移りやすかったのかもしれない。
(泉)しかもすぐに電話するでしょ?
(設楽)いや。
ホテルの人が電話してないっていうのがね。
(貴理子)ねえ。
びっくり。
(石原)もしかしたら誰かしら電話したんじゃないかって思ってるのかもしれないですね。
(日村)誰かが。
誰かがやってるっていうこと?
(設楽)まず警備員がいる部屋で何か色々できますよね。
まず。
全部に通知したり。
(貴理子)だから宿泊客を守ろうという気持ちが全然ないですよね。
(日村)うん。
ホントっすね。
(泉)いや。
怖いね。
(剛力)はい。
都心で起こった未曽有の大火災
(男性)何で?何でだよ?
一流ホテルが一転…
実はそこには…
大惨事へとつながる驚くべき真実が隠されていた
火災を発見しながら消火栓の使い方も分からず非常ベルさえ操作できなかった従業員
実は彼らは…
裁判資料によると消火栓や非常時の設備の使い方はおろかまともに通報すらできなかったことが火災の拡大につながってしまったとされている
この対応は当時の新聞でも厳しく報道された
通常火災時にはスプリンクラーが作動するはず
だがこのホテルの場合一部を除いて…
裁判資料によればスプリンクラーの全館設置工事は事故の2日前に決まったものの事故当時工事はまだ進んでいなかったという
さらにこの時点で取り付けられていたスプリンクラーも一部配管がつながっておらず水が出ることはなかったという
その上非常ベルや非常放送も整備不足などでまったく鳴らなかったという
そのため宿泊客の多くが火災に気付かず結果100人以上もの人が取り残されてしまったのだ
(従業員)これ部屋の鍵です。
(従業員)ああ。
ありがとう。
痛っ。
(従業員)静電気ですか?
季節は冬
特にこの当時は乾燥注意報が頻繁に出るほど空気は乾ききっていた
にもかかわらず…
ホテルなどでは通常屋外の空気を取り込みそこに水を掛け加湿
その後適温に暖め暖房として各部屋に送る
だがこのホテルの場合外気を取り込み加湿する装置を停止し各階の空気を循環させ加熱だけを繰り返していた
そのため空気は徐々に乾燥していき火事が起こりやすい状態になっていたのだ

通常ホテルやマンションなどではどこかの部屋で火災が発生した場合炎はもちろん煙も通さないよう各部屋が密閉されるような造りになっている
仮に廊下に燃え移っても防火戸で一定区画を仕切り燃え広がりを防ぐ手だてがされている
だが今回炎や煙はフロアの全体に広がってしまった
その原因はこのホテルの内装にあった
これは…
客室の壁にご注目いただきたい
部屋を仕切る壁はブロック造りとなっているのだが…
裁判資料によると積み上げたブロックの所々に木製のれんがを配しそこへ角材を打ち付けその上にベニヤ板
そして可燃性の壁紙を貼り付けたものだったという
間仕切りにブロックを使うことに問題はないのだがその積み方が問題だった
ブロックを積む際通常は隙間をモルタルで完全に埋める
だがニュージャパンの場合隙間が完全に埋められておらず壁紙とベニヤを燃やした炎がその隙間と燃えた木れんがの穴を通り隣の部屋に燃え移ったという
さらに配管用に開けられた穴などもきちんと埋め戻しされていなかったため炎がそこを通り燃え広がる原因になったとされる
しかも客室のドアも木製だったため次々に焼け落ち延焼を食い止められなかった
また延焼を最低限に食い止めるための防火戸にもある重大な欠陥があった
裁判資料によると…
後にずさんな防火管理体制として大きく報道された
さらにもう一つ
ホテルのデザインにも問題があった
このホテルはエレベーターを降りるとY字形に廊下が伸びその先もまた同じY字形に分かれていた
そのため初めて来た者は自分がいる場所がどこなのか瞬時に判断できない
つまり方向感覚を失いやすい構造だった
非常口への誘導表示はあったものの宿泊客が火災を知ったときにはすでに煙が充満しており誘導表示を確認することができなかったのだ
幾つもの問題が重なり大惨事となったホテルニュージャパン
宿泊者の安全を約束するホテルとしてはまさに最悪の環境だったのである
東洋一の格式をうたい文句にし政治家や各界の著名人が愛した…
誰もが憧れるステータスシンボルだったホテルニュージャパン
だがその実態は見せ掛けだけの張りぼて
砂上の楼閣だったのだ
いつ崩れるとも分からない楼閣の中で取り残された宿泊客はそれぞれが命の限り闘っていた
逃げ遅れた外国人客の中には…
雨水の配管を見つけ…
それを伝って地上へと下りようとした人もいた
ある人はエレベーターで8階から1階へ降りようとしたのだが…
皮肉にもエレベーターは9階へ
しかも…
(男性)誰か!誰か助けて…。
ドアが開かず閉じ込められてしまったという
そして貿易会社を経営する日系2世の男性ムツトさんは…
迫りくる炎と煙の中で必死に宿泊客を誘導していた
(ムツト)さあ…。
(ムツト)早く。
ああ。
早く逃げるんだ。

(ムツト)急いで。
それを見た部下のクラハットさんはあることを思い出した
それはムツトさんの自宅で行われたホームパーティーでのこと
親切な心を失わないこと。
それが彼の誇りだった
実は…
(男性)遠いとこよく来たね。
(女性)ねえ?ムツトさん。
これ食べて。
煮たのよ。
(男性)まあまあまあまあ…。
その前に。
はい。
(女性)遠いところからよくいらしたわね。
(男性)立派になっちゃってね。
(女性)ねえ。
日系人である自分が訪れるたびいつも温かく接してくれる日本の人々に彼は心から感謝していたという
(ムツト)さあ急いで。
早く。
こっちだ。
早く。
(ムツト)ああ。
(ムツト)こっちこっち。
早く。
ホテルの従業員は誰一人いない状況
それでもムツトさんは一人誘導を続けたという
そして消防隊員もまた地獄のような状況の中で最善の努力を重ねていた
(高野)あと2m。
ああ。
(高野)1m。
よし。
つかんだ。
(一同)よし。
行くんだ。
よし。
よっ。
隊員たちは…
だが…
(高野)よし。
もう少しだ。
(隊員)頑張ってください。
(高野)よし。
ああ。
OK。
(隊員)よし。
(高野)頑張れ。
(韓国語)
部屋の中の人物と目が合った気がした
と次の瞬間隣の部屋で…
取り残された人物を発見した高野隊長
と次の瞬間隣の部屋で…
フラッシュオーバーだった
フラッシュオーバーとは…
その温度は最高で900℃に達することもあり防火服でも耐えられないという
宿泊客が一人取り残された部屋もいつフラッシュオーバーが起きてもおかしくない状況だった
救助できるのか?高野は迷っていた
そして…
(浅見)はい。
指名された浅見隊員は隊の中で最も俊敏だった
高温に耐えるため水をかぶっての決死の突入
フラッシュオーバーの危険がありながらも高野が突入を命じたのは浅見ならできる。
そう信じていたからだった
立ち込める煙
一刻も早く救い出す必要がある
すると…
それは確かに先ほどの男性だった
だがそのとき…
(浅見)しっかりしろ!
(ベルの音)
(ベルの音)
(ベルの音)・
(一同)戻れ!浅見!浅見!
それは…
浅見は10階で誰よりも激しく動いていた
そのため酸素の減りが早かったのだ
(浅見)くそーっ!すぐ戻るからな!
(ベルの音)
浅見はやむなく撤退した
(一同)隊長!隊長!
あの部屋で…
だが確かに助けを待つ人がいる
ぎりぎりの選択だった
高野は隊長になったときから最も危険な現場には隊長たる自分が行く。
そう決めていた
炎の中へ向かう高野
その思いは果たせるのか?
(男性)助けてくれ。
(女性)助けて…。
一方まだ多くの命が日本火災史上例を見ないこの大惨事の中で生きぬこうと懸命に闘っていた
ホテルニュージャパンの惨状
実はこれにある人物の存在が大きく影響を及ぼしていたのである
(剛力)一流といわれたホテル。
その実態は見せ掛けの城だったんですが。
ホテルとしては最悪の環境ですよね。
(設楽)うん。
ねえ。
部屋も仕切ってるのブロックでベニヤ板張って。
(剛力)ベニヤ板とブロック塀。
(設楽)穴が開いてるからまた火が。
(日村)工事の段階でもう駄目だったんだね。
ここまでひどいとはって感じですね。
もうね。
全部だもんね。
もう。
(設楽)ホントだね。
防火扉がじゅうたんで閉まらないってはなから防災の意識ゼロだから。
(日村)ないんだよね。
(中尾)だからこれホントになかなかわざとっつったらあれですけど。
やってもできないぐらいミスが多過ぎるから。
これちょっとひどいなと思いますね。
今回は最も被害が大きかった9階を再現した模型を用意しました
(貴理子)これ自分の部屋から…。
自分の部屋がどこにある…。
うわ。
これ分かんない。
迷うよ。
(剛力)火元の938号室がある西棟。
もうほぼ全焼。
(日村)西棟が全焼。
(剛力)中央ホールを挟んだ隣の南棟は一部。
(設楽)一部燃えちゃった。
(剛力)一部燃えて。
そして中央ホールを曲がった東棟の一部が。
(設楽)まあでも確かにこういう構造っていうのもまあより被害広げたっていうのは分かるね。
(剛力)そうですよね。
(貴理子)変わった造りだ。
(設楽)石原さんとか分かります?ホテル。
わりと。
仕事なんかで泊まったときにここがああだこうだっていうの。
(日村)ああ。
だからそういう人はね。
(石原)エレベーター降りて右に曲がって。
違う左だったみたいなことよくあります。
(日村)全然分かる。
そんなの。
(石原)ホントに。
(剛力)番号が書いてても分からなくなるときってありますよね?
(設楽)俺海外のホテルでおっきいところとか泊まったら俺戻れなくなるから携帯で自分の部屋のドアの番号撮ってとかやったことあるよ。
(石原)確かにカードだったら部屋番号書いてないの多いですもんね。
そうですよね。
(設楽)確かに。
非常口とか分かんないな。
(剛力)4カ所一応あるんですが。
(貴理子)一応あるんだ非常口ね。
(剛力)もう煙がまん延しており表示が分からない状態に。
(日村)分かんないですよ。
だって廊下がしかも燃えちゃってんだもん。
ここの廊下燃えてんだもんね。
もう無理ですよね。
(石原)すごい難しい。
(剛力)張りぼての一流ホテルで起こった惨劇。
実はそこにはある人物の思惑が深く関わっていました。
続きをご覧ください。
幾つもの問題が重なり大惨事となったホテルニュージャパン火災
宿泊者の安全を約束するホテルとしてはまさに最悪だった
誰もが憧れステータスシンボルだった超一流ホテルの実態はいつ崩れるかも分からない…
防災意識の乏しさ
数々の欠陥
一流とは思えない防火設備
そこにはある人物の存在が大きく影響していた
ホテルニュージャパンは高度成長期の1960年にオープン
東京オリンピック開催に伴う観光客の増加を期待し都内に高級ホテルが続々と開業したころだった
建築や設計は一流の設計士やデザイナーが手掛けたという
だが新しいホテルが次々と建設されると競争が激化し…
創業から20年がたとうとするころには存続の危機にひんしていた
そんなときホテルを買収しようという人物が現れる
当時株式の取得で幾つもの企業を買収していた実業家横井英樹だ
彼は独自の手法でホテル再建に取り組み買収から2年を待たずに見事一流ホテルとして復活させてしまった
だがその経営方針は驚くべきものだった
(従業員)予算の方が…。
彼の手法。
それは…
このホテルが建てられた60年代当時は今と違い消防法も厳しくなく防火設備が乏しくても営業に問題はなかった
しかし横井がホテルを買収する5年前消防法の改正によって…
つまりもともとなかった防火設備を新たに取り付ける必要があったのだ
もちろん新社長もこれらを知って買収したはずなのだが裁判記録によると彼は…
消防署に工事を督促されていた
全館にスプリンクラー設置の必要があることを聞かされホテル建物が老朽化しているため給排水電気関係などの全面的な改修の他防火区域の設置が必要である旨を説明されていた
だがその進言や上申に耳を傾けようとせず彼がしたことといえば…
消火器を買い増すように指示しただけだったという
彼は予算がないことを理由になかなか着手しようとしなかったのだ
だがその一方で…
高級インテリアは客の目に留まりホテルの豪華さを演出できる
宿泊客の増加につながりそうなことには惜しみなく資金をつぎ込んでいた
度重なる指導に応じない社長に対しついに麹町消防署長による面談が行われた
(署長)いったいどうなってるんですか?
(横井)分かりました。
営業停止の言葉に意見を翻し内装とスプリンクラー設置の工事を始めたという
しかしホテル内一部にのみ設置されたスプリンクラーは水の出ない見せ掛けのものだった
見栄えのするところには惜しみなく金をつぎ込み安全設備への投資はほとんどしない方針の社長
買収される前は定期的に専門業者による安全設備の点検が入っていたのだが…
買収後新社長は正規料金の支払いをせず業者は撤退
そのため火災当時安全設備は故障が放置されたままだったのだ
(従業員)部屋の鍵です。
(従業員)ああ。
ありがとう。
痛っ。
(従業員)静電気ですか?
加湿装置が止められていたのも電気代を節約するただそれだけの理由だった
また日銭欲しさに駐車場を有料化しあろうことかその受付を安全管理が本業の警備員にさせそれまで行っていた…
人員まで減らす徹底ぶりだった
そんな横暴な経営方針についていけない従業員は次々と辞め…
また社長の意にかなわない者は容赦なく首を言い渡された
開業当時320人いた従業員は火災時には134人にまで減っていた
フロント業務安全対策顧客対応などその人事は崩壊し社員たちは専門分野以外の仕事もしなければならなくなった
必要最低限の人員で業務をこなさなければならないため…
その結果災害時の指揮系統も確立せず緊急通報など訓練さえ受けていれば当然できることが…
何一つできていなかったのだ
過酷な仕事量。
給料の遅れなどから仕事への士気も低かった
常に社長の顔色をうかがい事故当時は宿泊客の安全よりも…
(従業員)火事です。
客室を軽くノックして回っただけだったという
一流ホテルとして見せ掛けを飾りその裏では客の安全を軽く見ていた社長
裁判記録には「客を欺くに等しいといわれてもしかたがない」とまで書かれている
安全よりも金もうけに執着したホテルニュージャパン社長横井英樹とは…
横井本人を直接取材した大下英治氏が後に出版した書籍を基に彼の人物像に迫ってゆく
横井英樹は…
本名は千一。
祖母が名付けたという
(産声)
千人に一人の大人物
文字も千に一で千一となった
しかし…
父は先祖代々守ってきた土地を手放し酒に浸り彼が生まれたころには一家は貧乏のどん底だったという
しかも…
(父)こら。
(父)ほら。
貸せ。
父は学校のかばんを隠したり教科書を破ったりしたこともあったという
それでも彼は…
(児童たち)「並びます」
(教師)まったく。
父の目を盗むようにして遅刻してでも小学校に通った
(児童たち)「子供が土手に…」
千一は頭も良く字もうまかったという
(児童たち)「立て札を見てそれを…」
また隣家の畑の端を借り自ら作ったジャガイモやハクサイを売り歩きその金で母にごちそうを買うこともあった

(千一)お母。
(母)まあ。
(母)まあ。
(母)お母じゃあ…。
そして11歳のとき出世をするまでは帰らないと告げ上京
繊維問屋に就職
商才を発揮し…
太平洋戦争が始まると軍需品に目を付け横井産業を設立
29歳で社員3,000人を擁する大企業の社長となった
終戦時彼の自宅には札束の詰まった大きなリュックが積まれていたという
英樹と改名したのはこのころだった
そして…
(横井)いいか?
(一同)はい。
買った土地は次々に値を上げ戦後3年でその資産は当時の価値で20億円に膨れ上がっていた
その後も不動産取得に専念
そんな中百貨店の先駆け的存在であり当時日本橋に存在した老舗デパート白木屋が経営不振で倒産寸前であることを知る
商才に自信があった彼は白木屋の株式を買い集めた
老舗の経営に関わることで一流の財界人として認められるという野望を抱いたのだ
しかし…
横井の顔色が変わった
(横井)もっと高値で売らなきゃ意味がないんだよ。
彼は金しか信じない野心家となった
そして多くの財界人を巻き込み時には法すれすれの手段を用いて…
1954年。
江戸時代から引き継がれた白木屋の経営陣を一掃することに成功した
この事件で乗っ取り屋として名をはせた横井はその後実業家としてホテル経営に乗り出した
その一つがホテルニュージャパンだったのである
ホテルニュージャパン社長就任時の訓示ではその経営方針が次のように語られた
(横井)経済とはそういうものなんです。
もうけのみを優先した社長の方針の中ホテルニュージャパンは運命の日を迎えてしまったのだ
信用を欺かれた客は炎の中懸命に脱出を試みた
脱出に成功した者もいたが無念にも地上にたたきつけられた者もいた
そして命を懸けていたのは消防隊員たちも一緒だった
(一同)隊長。
隊長。
隊長!
生存者の元へ
部屋で…
高野は隊長になったときから「危険な現場には自分が行く」そう決めていた
窓から客室に飛び込んだ高野
(高野)大丈夫ですか?
救助ロープを結び付け後は運びだすだけ
とその瞬間…
(高野)大丈夫ですか?
救助に向かった高野隊長
と次の瞬間…
フラッシュオーバーだった
煙の中部屋に入った高野を炎が襲った
しかも…
立て続けに二度
一度でも耐え切れないほどの炎を二度も浴びてしまったのだ
(一同)隊長!隊長!隊長!隊長!
惨劇の現場に響く隊員たちの声
果たしてその声は高野に届いているのか?
(日村)あら。
びっくりした。
(設楽)うわー。
びっくりしたね。
どうなったのかな。
(剛力)高野隊長。
すごく気になりますが。
(設楽)気になるけどね。
(剛力)そうなんです。
まずは社長の利益を優先したこの経営でやっぱり大惨事が起こってしまった。
(設楽)だからいろんな挫折とか味わって金しか信用できないって。
(日村)そうだね。
(貴理子)賢かったんですけどね。
(設楽)利益優先利益優先でここまで。
要はだってずっと止まらずにきてるわけだから。
(貴理子)誰からも優しくされたことがなかったのかな。
人の心みたいなのがなくなっちゃってるもんね。
(日村)人の命が関わったらお金優先じゃなくなりますよね?もう苦しいですね。
人間の何かこう…。
ちょっと黒い部分というかかわいそうな部分がすごく見えて。
何かもうこの人の人生ホントに幸せ感じる瞬間あったのかなと思うぐらい苦しくなりますね。
(設楽)でもね貧乏だったけど。
お父さんは酒癖悪かったけどお母さんにさ自分が野菜売ったお金で何かごちそう買ってきたりとかさ。
そういう人を思いやる気持ちとか…。
(貴理子)あったのにね。
(設楽)あったんですよね。
(剛力)ただ…。
(設楽)いや。
ホントだよね。
(剛力)高野隊長は。
(設楽)消防隊員はあそこで命懸けてさ。
(貴理子)自分の命を懸けてね。
(泉)無事だといいな。
(日村)無事であってほしいね。
(泉)ケガしてるよね。
(剛力)結婚式を挙げたばかりの新婚夫婦もいらっしゃいましたし。
ホントに多くの方々が。
(設楽)いや。
最悪だよね。
一番幸せの絶頂のその夜が。
(石原)ホントですよ。
(日村)ねえ?
(剛力)胸が締め付けられますね。
(設楽)どうなったんだろう?色々何人か最初言ってた人たちの安否はどうなったのかってのも気になるし。
取り残された客を救うため部屋にたどりついた高野隊長。
しかし彼を待ち受けていたものは…。
二度のフラッシュオーバー現象でした。
防火服をも焼き尽くすという爆発。
果たして…。
部屋に響く隊員たちの声
その声は高野の耳に届くのか?
高野は生きていた
炎に焼かれた高野は…
高野を動かしたのは「目の前のこの人を助けたい」その思いだけだった

そして高野は仲間の待つ屋上へつながるはしごをつかんだ
懸命に命綱を引く隊員たち
そして…
自らの命もぎりぎりの中高野は男性の救助に成功したのだ
(隊員)はい。
(隊員)いくぞ!
(一同)はい。
高野は全身にやけどを負いながら救助続行を志願したが同行していた救急隊に止められ病院に搬送された
悪化の一途をたどる事態に消防庁は空前の指令に踏み切った
それは第4出場
東京23区全域の消防力を総動員するという最高ランクの出動形態だった
さらに救急など他の部隊からも応援部隊を出場させる増強特命出場も同時発令
消防総監が直々に現場の指揮を執るというまさに消防庁の総力を挙げての消火救助活動となった
助ける側もそれを待つ側も決して諦めず炎と闘っていたのだ
だがその惨状を目にした社長は…
(従業員)そうですか。
また報告をお願いします。
社長。
これ以上犠牲者が出る前に…。
当時の雑誌報道の中で何の指示も出さずただ黙っていたと元部下が語っている
そしてあの新婚夫婦
誘導に当たっていた日系2世のムツトさん
このときまだホテルに取り残されていた彼らの運命は?
夫婦が死を覚悟したそのとき…

(外国語)
(男性)シーツ?
(外国語)
10階の宿泊客がシーツをつなぎ火の手の回っていない下の階へ下りようというのだ
実はこのホテルには隣の客室が見えないよう各コーナーに目隠し用の壁が取り付けられていた
10階から下ろしたシーツを下の部屋のものとつなぎ合わせそれを持ちながら目隠し用の壁を足場にして下りようというのだ
まずは外国人が壁伝いに7階まで下りることに成功
夫婦も同じように下りる決意をしたが足場の壁まではわずか数cmの窓枠を伝っていかなければならない
慎重に壁へと向かう
そして…
壁をつかむと妻へと手を伸ばした

壁へとたどりついた妻はシーツを使い無事7階へ
その後夫も7階へたどりつき火の気のないその階の階段から脱出に成功した

高野隊長の離脱後も懸命の救助が続いた
地方から来ていた会社社長は自ら窓ガラスをたたき割って活路を開いた
エレベーターに閉じ込められていた男性は…
その後応援に駆け付けた高野たちとは別の消防隊によって救助された
雨水の配管を伝って下りていった外国人は何とか地上へとたどりついた
長年連れ添った老夫婦は…
2人で体を寄せ合って亡くなっていた
そして日系2世のムツトさんは…
部下を逃がした後も宿泊客を誘導し続け亡くなった
それでも…
出火元のイギリス人は廊下でその遺体が発見された
その他台湾からのツアー客は帰国を翌日にして13名が亡くなり激しい炎に炭化し性別の分からない方や…
高野が救助した男性は残念ながら後日搬送先の病院で息を引き取った
33名の貴い命が失われた
そのうち13名は転落死だった
早朝横井英樹社長はようやく取材陣の前に姿を現しこう話した
(横井)しかし…。
彼は火災から11年後業務上過失致死傷の罪で禁錮3年の実刑判決を言い渡された
そして午後0時36分鎮火
火災発生からおよそ9時間後のことであった
こうして前代未聞の壮絶な炎との闘いは終わった

決死の救助で自らも大やけどを負った高野甲子雄隊長は現在どうしているのだろうか?
私たちは高野さんの元を訪ねた
高野さんは現在66歳
消防署長まで務めあげ引退していた
今はボランティアで東日本大震災の被災地を巡り支援活動に尽力
防災や救助の講演活動も行っている
高野さんにフラッシュオーバーの中で行ったあの救助について伺った
(高野)これはねやっぱりね消防をやっている人の使命みたいなもんで。
そこに人がいて助けてくれって言えばそういう行動は条件が揃いさえすればできるっていうのはあったんですけど。
(高野)ただ一番最後にもう1回自分が入ろうとしたときにやっぱりオレンジの服っていうのが自分の…。
カッコイイ言葉で言えば使命感みたいな感じで俺は何のために今までそういう訓練をしてきたのかっていうのを思ってうちらがやらなきゃ後は誰もやれないからやるんだって。
(高野)そういう気持ちで助けたと自分では記憶してますけどね。
最終的には技術じゃなくて気持ちがものすごく左右すると思うんです。
だからその人を絶対助けたいという気持ちがないとそういう行動には移れないし。
でやっぱり一人の命から10人20人30人の命というのは助けられるんで。
まず一人を助けないとそのプラスアルファってのはないと自分たちは思ってますから。
だからまず一人っていうのをものすごく大切にしていますね。
(剛力)安全よりも利益を重視した経営者。
一方で命懸けで救助に向かう消防隊。
もちろん助かった人も亡くなった人もこの一つのホテルの大火災が様々な思いを抱かせてくれましたが。
いやぁ。
消防士ってすごい仕事ですね。
ホントに医者も看護師もそうですけど人の命を救うって。
やっぱり思いがないと。
気持ちがないとできない仕事だし。
ホントに一人の目の前の人を救えるってやっぱり私にはなかなかできないことだからホントに貴い仕事をされているなとすごく思いましたね。
今回でいうと社長がもう少しちゃんとねホテル経営のことを考えてくれれば。
もちろん今回亡くなった方もいるわけだし。
その命って絶対に救われたものだから。
そういう意味ではホントに。
(設楽)おなかん中に赤ちゃんいる人もいたっていうからさ。
それ考えたらちょっとね。
(貴理子)普通のビルだったらあんなふうに燃えないってことですよね。
(設楽)あれだからたぶん1960年から。
それで法整備も変わったり。
要はその時代のちょうどはざまの建物だったりしたから。
(設楽)だから買収してそこからホントは色々なことしなきゃいけなかったのを利益利益でいったからっていう。
時代もあるとは思うんです。
今の建物だったら…。
(貴理子)大丈夫だよね。
(設楽)そういうのも思いますよね。
もちろんホテル側もちゃんとやんなきゃいけないけどあらためてこっち側もねちゃんと把握して泊まる。
泊まらないといけないなと思ってね。
(設楽)でも装飾品が豪華だとかそういうとこに確かに目いくからね。
(日村)分からないな。
当時直接社長の横井を取材し後に書籍にまとめた大下氏は彼の人生をこう語る
(大下)しかしまあやっぱりしょうがない。
(大下)自業自得で…。
火災当時仮通夜が行われた港区の増上寺には命を落とした33名の冥福を祈るための観音像が建てられている
これは事故から5年後に横井によって建てられたものである
事故当時ホテルに宿泊し煙にいち早く気付いて避難することに成功した受験生は今…
(滝野)まあ初めはねホントに若いころは…。
(滝野)やはり年とともに…。
私は助かったけれども助からなかった人たちもいるっていう事実を重く。
やっぱり自分自身も思うようになってきたなと思いますね。
自らの命と引き換えに最後まで…
彼がアメリカに残した娘たちを訪ねた
父親の行動を彼女たちはどう思っているのか?
常識では考えられない出来事アンビリバボー。
あなたの身に起こるのはあしたかもしれません。
2015/10/08(木) 19:57〜21:39
関西テレビ1
奇跡体験!アンビリバボー 日本大災害の真実SP[字]

【国内史上最悪!ホテルニュージャパン火災悪夢の一夜(秘)全真相】
一流ホテルで深夜3時に突然出火!!20分後には脱出不可能!!惨劇生んだホテルの闇…

詳細情報
番組内容
 いくつものオフィスビルが立ち並ぶ東京・赤坂。周辺には首相官邸や衆議院会館もある日本の中枢のこの地で、かつて、史上最悪といわれた未曾有の大火災が起きた。近代的な外観、一流のインテリア、海外からも多くの宿泊客が訪れていたそのホテルがある日、瞬く間に地獄絵図の舞台と化してしまった。だがこの大火災は起こるべくして起きていたのである!!
 1970年代後半、日本はホテルブームに沸いていた。その中でも、
番組内容2
ひと際高級志向にこだわっていたのが、「ホテルニュージャパン」だった。そんなある日このホテルを大惨事が襲う。
 宿泊客全員が寝静まった頃、突如火災がホテルを襲う。駆けつけたのは特別救助隊。すぐに火元である9Fに向かったが、非常口の扉は熱で変形してしまい開かない。1つ上の10Fへ行き、3名を救助し屋上へ向かった。屋上からホテルを見下ろすと、なんと100人以上の人が取り残されていた!
番組内容3
通報からまだ5分程度しか経っていないのに、一体なぜこれほどの大惨事になったのか?
 スタジオでは、被害が最も大きかった9Fを再現した模型で徹底検証&解説。一流ホテルと言われたホテルの実態は、従業員不足や、安全施策の不徹底だけにはとどまらない。なぜ、一流のホテルがそんな状態になったのか。このあと、社長の思惑をつまびらかにしていく!さらに、消防隊員による必死の救助活動の行方に迫る!
出演者
【ストーリーテラー】
ビートたけし 

【スタジオメンバー】
剛力彩芽 
設楽統(バナナマン) 
日村勇紀(バナナマン) 

【スタジオゲスト】
石原さとみ 
磯野貴理子 
中尾明慶 
森泉
スタッフ
【プロデューサー】
角井英之(イースト・エンタテインメント) 

【演出】
藤村和憲(イースト・エンタテインメント) 

【編成企画】
矢野哲慈 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
イースト・エンタテインメント

ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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