民謡魂 ふるさとの唄「長野県佐久市」 2015.10.11


北陸と北日本は雲が多くところどころで雨が降るでしょう。

(拍手)・「ヤーアーレめでーたーりやーあーりーわい」
(一同)セイー!・「一度はーおいでよ信濃のオー国へ」
(一同)ヨーイヨイ。
・「三国一の善光寺さんへヨナさーきーづなー」
(一同)エーンヤーサーノセーアーレワイサーノセー。
(拍手)
(拍手)
(城島)ありがとうございました。
「民謡魂ふるさとの唄」。
今日は長野県佐久市からお送りして参ります。
歌手の皆さんよろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
そしてご案内は私城島茂と…。
アナウンサーの近藤泰郎です。
(2人)よろしくお願いします。
(拍手)私たちが今日お邪魔していますここ佐久市は長野県の東部群馬県と接しています。
お江戸日本橋を起点に中山道を旅行けば佐久は信濃国長野県の玄関口です。
そこで続いては長野を巡るかのように名所名物をうたい込んだ「信濃よいとこ」をお聴き頂きます。
唄は小山みつなさんです。
そして長野を代表する流れの一つといえば天竜川。
「天竜下れば」。
小杉真貴子さんの唄でお聴き頂きます。
それでは2曲続けて参りましょう。
どうぞ。
(拍手)
(拍手)
(拍手)
(拍手)
(拍手)
(手拍子)
(手拍子)
(手拍子)
(拍手)さあ続いては注目の若手歌手が登場すると伺いましたが。
はいすごいんですよ。
今日ご紹介するのはですね今年の5月に開催されました「民謡民舞少年少女東京大会」で優勝した西田ひらりさん14歳です。
14歳って事は中学2年生ですか?そうなんです。
大好きだというのが津軽民謡。
今日はその中から「津軽あいや節」をうたって下さいます。
「あいや節」きましたか。
西田ひらりさんで「津軽あいや節」です。
それでは…。
(2人)どうぞ。

(拍手)
(拍手)ありがとうございました。
さあところで城島さん突然ですけれどもボールペンってどのくらい持ってらっしゃいます?ボールペンですか?まあ家帰れば引き出しとかに結構あるとは思うんですけども。
世の中にたくさんあるボールペン。
その中の半分にここ長野で作られているある部品が使われているんです。
部品?あのボールペンの先ってホントにちっちゃくあの…ボールがありますよね。
先に…ありますね。
ちなみにこれがそのバネです。
え…小さい…。
ホントにちっちゃいんです。
え…これぐらいで見えます。
それは年齢的な問題かと。
これが入ってるんすか。
これだけじゃありません。
キャッシュカードの情報を読み取る…これも世界シェア80%です。
80%!世界で初めて作られたのがここ長野と。
え〜長野ってすごいんですね。
そしていずれにも…確かに。
その背景には長野県の地理的環境が影響しているんです。
時は遡る事江戸時代。
江戸時代?という事で今日は江戸の文化や歴史に詳しいイラストレーターのいずみ朔庵さんにお越し頂いています。
朔庵さんどうぞ!
(拍手)こんにちは。
早速ですがこの長野県のものづくりが江戸時代まで遡るという事これどういう事なんでしょうか?はいではまず長野の地図をご覧頂きたいと思います。
出ましたね。
このように長野というのは四方を山で囲まれています。
ですので地元で生産したものを外に運び出すには山越えをしなければなりません。
起伏の激しい峠越えでは馬が重宝されました。
大変そうですねお馬さんもね。
たくさん荷物抱えてますが実はこれもトラックと一緒で積載量というものが決められていました。
当時の単位で40貫およそ150キロまで。
お米でいえば最大2俵半まで載せられるという事になります。
2俵半…。
けど実際その重さがどのくらいのものかっていうのは。
重さですか?出てきましたよ。
一応1俵60キロじゃないですか。
これが2つで120のこの半分150キロでしょ。
いやいややっぱりだって当時のお馬さんがあれだけ頑張ってたんですから。
え〜無理ですよ。
しょいこ…。
ほらほら。
無理ですよ…。
すいませんお約束で。
(拍手)あれ?いやいやただこれ150キロにしたら何かやけに軽いですけど。
まあさすがにねホントに150キロだとちょっと城島さんの体が心配なので大体10分の1くらいの重さには…。
まあまあまあまあ…ちょっと軽めにね。
いや〜これでも馬がしょうわけでしょ。
だってねえ。
階段じゃなくて?馬は大変だったろうな!ヒヒーン!パカラパカラ…峠目指してパカラパカラ。
こうやって当時は下りてたわけですね。
で下りたらやっぱ峠ですから上ると。
た…大変ですねお馬さん当時は。
この10倍の重さを運んでいたわけなんです。
どうですか?持ってみて。
当時は大変だったんでしょうね。
そうですね馬も大変でしたけれどもやはり…何を考えたんでしょう?先ほど2俵半でしたけれどもこれ…。
これいやちょっともうこれ無理ですよ。
あ〜重たい!重たいけど…あれ?これけどかなり倍以上ありますよね。
朔庵さんこれお米じゃないんですか?
(朔庵)今からじゃあ説明をさせて頂きますね。
ではまず最初のこちらの米俵。
こちらは馬に積める限界のお米ですね中身が。
2俵半で150キロ今の金額で…。
じゃん!10万円。
で一方あちらの荷物。
あちらたくさんありますがあちらも重さは同じ150キロ。
同じ150なんですね。
(朔庵)それで中身の価格はといいますと…。
じゃじゃ〜ん130万円なんです。
同じ重さなのに13倍ですよ。
という事は中お米じゃないですねもちろん。
それでこの俵の中身がこちらになります。
何ですか?葉っぱですか?枯れてますけど。
会場からもうちょっと声が…。
お父さん分かります?タバコ?正解です。
そう正解は…。
(朔庵)タバコの葉なんですね。
山に囲まれてどこに運び出すにも馬が必要だった長野。
どうせ作るのであれば小さくて軽くて価値の高いものを作ろうという事になったんです。
という事でここでですね長野の価値ある名産品を運んだ馬や馬子を思い浮かべながら民謡を味わって頂きましょう。
「小諸馬子唄」剣持雄介さんです。
(拍手)
(拍手)
(ハーイハイ)
(ハイ)
(ハイ)
(ハーイハイ)
(ハイ)
(ハーイハイ)
(拍手)
(ハーイハイ)
(ハイ)
(ハイ)
(ハーイハイ)
(ハイ)
(ハーイハイ)
(拍手)ありがとうございました。
(朔庵)
カタカタと生糸をたぐる糸繰りの音。
長野の近代化を支えた音です
(朔庵)
繭から採った細い糸を何本もより合わせて作る生糸もまた小さくて軽くて価値の高いもの
(朔庵)
明治の初め官営の富岡製糸場はフランスから輸入した1台600円の繰糸機を導入。
世界有数の規模を誇っていました
(朔庵)
長野の人は考えました
(朔庵)
金属製の骨組みを木製に。
銅で作られた鍋を陶器に。
従来のおよそ30分の1までコストを削減。
諏訪式の誕生です
(朔庵)
以来諏訪と岡谷を中心に次々と工場が造られ長野は日本最大の生産地となりました
更に生糸を扱うという繊細な手作業は長野の人たちに脈々と受け継がれ腕時計や電子部品などの精密産業へとつながっていくのです
(朔庵)
いかがでしたか?では長野に伝わる「糸くり唄」をお聴き下さい
(拍手)
(ハヨイソレ)
(ハヨイソレ)
(ハヨイソレ)
(ハヨイソレ)
(ハヨイソレ)
(ハヨイソレ)
(拍手)ありがとうございました。
糸繰りの操演岡谷蚕糸博物館学芸員の林久美子さんでした。
(城島近藤)ありがとうございました。
息を合わせ重い木を動かす木遣唄。
気温と状態を読み時を計った酒造り唄。
この国には先人の知恵によって生まれた唄や風習文化があります。
なくしたくないもの「ジャパニーズソウル」。
今日は寒天作りの仕事唄として伝わる「天屋節」をお聴き頂きます。
海藻であるテングサを原料にして作られる寒天。
その日本一の生産地がここ長野県です。
海のない長野県なのにです。
寒天。
テングサをきねでついて貝殻や砂を洗い流し釜で煮る。
その上澄みを固めて冬空のもとで凍らせ乾燥させる。
冬は氷点下20度まで下がる長野県茅野市。
風が弱く雪も多くないため寒天作りに適していたのです。
小さくて軽くて価値の高いもの。
寒天は農閑期の副業として作られるようになりましたがその仕事は過酷だったといいます。
今日は冬の農閑期に寒天作りをされていた大塚安雄さんにお越し頂きました。
どうぞ。
(拍手)よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さて大塚さんはいつごろから寒天作りをされてたんでしょうか。
そうですね私が18の年…。
いくつぐらいまでやられたんですか?20年ぐらいはやってました。
ええええ。
この後ろに写真ありますけどもね。
懐かしいですねこれ。
農業がお休みの時にこの仕事選んだっていうのはなぜなんですか?
(大塚)何といったってね…もう大勢出稼ぎに出ました。
これ寒天作りの大変なとこって何ですか?まあ一番はあれですね。
(大塚)もう肩渡しで。
うちの工場の場合はね約毎日600枚これが出たんです。
600…ちなみにこれモロブタ1枚何キロ…。
(大塚)そうですね今でいうと15キロ。
えっと寒天込みで15キロですか?寒天だけ?
(大塚)寒天込みで15キロあります。
それずっと肩担いで600枚?それをね大体3枚重ねて。
3枚?3枚ですね。
3枚重ねてね肩を出してこう…。
こう?こうですね。
そうそう。
だからねもう大の男でももう痛くてこう渡した瞬間にねこっちが痛くなる。
渡した分軽くなると思うんですが実際にはねこうなる…。
あまりにも重いんでここが逆に離しちゃうとここが痛くなるんですか。
とたんにねそうなんです。
大変なところっていうのは他には。
そうですねまあ期間中ね一旦釜にね火が入ると製造が終わるまで休みなし。
半日の休みもなし。
正月休みもなし。
で全部が終わって3月に全てが終わって自宅に帰るわけですよね。
その時ってどんな感じなんですか?そうですねやはりうちに帰るのは4か月ぶり。
久しぶりにですね飯山の駅へ降り立つと家内がいない留守に生まれた子供をおんぶしてそれでね何かちょっとねてれくさいような顔をしながら。
それでも何かこう誇らしげなような顔もして。
そしてね手上げてましたよ。
いや〜やっぱし苦労したのは俺一人じゃなかったなと。
やはりうちに残った人も結構それなりに苦労したなとそう思いましたね。
それとやっぱしねそれを見たとたんに冬の苦労は全部忘れましたね。
そうですか家族の笑顔を見ると。
そうですね。
さあそれではご準備をお願いします。
今日は天屋節保存会の皆さんもお越し頂きました。
保存会の皆さんよろしくお願いします。
(拍手)たとえ幼子に自分の顔を忘れられそうになっても親は我が子の笑顔を胸に思い描き空を見上げていたのではないでしょうか。
寒い空の下家族のために働き抜いた男たちの魂がこの唄には込められています。
なくしたくないもの「ジャパニーズソウル」。
今日は長野県に伝わってきた寒天作りの仕事唄「天屋節」をお聴き下さい。
(手拍子)・
(ヨウ)・
(ヨーイヨイト)・
(ハァドッコイドッコイドッコイショ)・
(ヨウ)・
(ヨーイヨイト)・
(ハァドッコイドッコイドッコイショ)・
(ヨウ)・
(ヨーイヨイト)・
(ハァドッコイドッコイドッコイショ)
(拍手)ありがとうございました。
大塚さん天屋節保存会の皆さんでした。
さあ続いては私たちも民謡で一つになるコーナーですね。
聴いて楽しい民謡はうたうともっと楽しいという事で会場の皆さんと一緒になって楽しむコーナーです。
テレビの前の皆さんも一緒になって参加して下さい。
さあ今日唄のリードをして下さる民謡リーダーはゆかりさんです。
はいよろしくお願い致します。
リーダーよろしくお願いします。
今日のリーダーは私に任せて下さい。
何か変な感じなんですよね。
ちょっとドキドキしてるんですけども。
さあリーダー今日はどんな民謡を?はい実はですね長野県の皆さんを目の前にしてこんな事言うのとっても恐縮なんですけれども私幼いころから実はりんごが苦手なんです。
そうなんですか?そうなんです。
で今日私考えました。
是非今日はですね皆さんと一緒に盛り上がって楽しい思い出を作ってりんごを苦手なのをちょっと克服できたらなという事で今日選んできた曲は「りんご節」です!どうですか?皆さん。
皆さんいかがでしょうか「りんご節」。
ちなみにこの唄で皆さんが参加するお囃子っていうのはどんな感じなんですか?はい聴いていて下さい。
というこのかわいらしいお囃子が入るわけなんですよ。
「ハァドッコイドッコイナ」。
はいそうなんです。
これを今日はですね今から皆さんと一緒に練習してみたいと思いますけれども皆さん参加して頂けますか?
(拍手)
(ゆかり)たくさん大きな拍手ありがとうございます。
じゃあここでですね皆さんと一緒にちょっと練習してどんどん盛り上がっていきたいと思います。
それでは参りましょう。
「ハァドッコイドッコイナ」
(ゆかり)ありがとうございます。
実はこの「りんご節」もう一つお囃子があるんです。
「ドッコイドッコイドッコイナ」と最後に一つ増えました。
一つ増えただけですか?ドキドキしましたよ。
それだったらいけますよ皆さん。
皆さん勘がいいんですから。
皆さん大丈夫でしょうか。
最後に唄の前半は「ドッコイドッコイナ」とこの2回。
で唄の後半には3回です。
「ハァドッコイドッコイドッコイナ」となりますのでこの2回と3回を間違えなければもうばっちりでございますので。
皆さんのもとへ行ってですね一緒にうたったらもっと好きになるかなって思いました。
皆さん是非私下りて一緒にうたってもいいですか?
(拍手)
(ゆかり)大きな拍手ありがとうございます。
それでは皆さん一緒に盛り上げて頂きたいと思います。
「りんご節」です。
お手拍子お願いします!
(手拍子)
(ゆかり)ばっちりじゃないですか皆さんホントに。
ねえ2回と3回間違ってる人今見当たりませんでした。
じゃあその調子でいきましょう。
後ろのお客さんも皆さん私ちゃんと聴こえてますからね。
頑張って下さいね。
では2コーラス目いきましょう。

(ゆかり)はいどうもありがとうございます。
皆さんすごいばっちりです〜。
ありがとうございます。
何か皆さんのおかげで何だか私りんご食べたくなっちゃいました!皆さん今日はホントにどうもありがとうございました。
はいゆかりさんそして客席の皆さんありがとうございました。
さあいよいよ番組も大詰めですね。
続いては小杉真貴子さんに長野県の名曲「信濃追分」をうたって頂きます。
(拍手)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(ハキタホイ)
(拍手)
(拍手)長野県佐久市からお届けして参りました「民謡魂ふるさとの唄」そろそろお別れの時間です。
次回は滋賀県高島市からお送りする予定です。
暮らしの中で生まれた民謡高島ではどんな唄が聴こえるのでしょう。
次回もどうぞお楽しみに。
それでは最後もやはり長野県の民謡で締めくくりましょう。
のよさのよさ「秋山のよさ節」。
・「忘れはせぬが忘れはせぬが」・「稲の出穂見てノヨサ嫁をとる」・「
(嫁をとる嫁をとる稲の出穂見てノヨサ嫁をとる)」
(拍手)2015/10/11(日) 15:05〜15:50
NHK総合1・神戸
民謡魂 ふるさとの唄「長野県佐久市」[字]

今回は、長野県佐久市で収録。古くから脈々と受け継がれてきた長野の“モノ作り”。キーワードは、「小さくて」「軽くて」「価値の高い」モノ!その理由に迫る。城島茂ほか

詳細情報
番組内容
今回は、長野県佐久市で収録。古くから脈々と受け継がれてきた長野の“モノ作り”。キーワードは、「小さくて」「軽くて」「価値の高い」モノ!そのワケとは?城島茂の「ジャパニーズソウル」では、日本一の生産量を誇る「寒天」作りの仕事唄を紹介する。海のない長野で、なぜ「寒天」作りが盛んになったのか?過酷を極めた仕事の内容とは?職人の“魂”に迫る。長野の豊かな自然が、鮮やかにうたい込まれた民謡とともにお送りする
出演者
【司会】城島茂,近藤泰郎,【出演】いずみ朔庵,小杉真貴子,小山みつな,剣持雄介,ゆかり,西田ひらり,西英輔,上原潤之助,福居一大,米谷和修,荒井ふみ子,冨田慎平,西田美和,西田和菜ほか

ジャンル :
音楽 – 民謡・邦楽
音楽 – 民族音楽・ワールドミュージック
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:12018(0x2EF2)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: