次回は気仙沼の海の幸を絶品アクアパッツァに。
多数決でもめたりしましたけど…。
民主主義ってどう思いますか?では独裁国家は?それでは資本主義ってどう思います?今回はずばり国家とはどうあるべきかを考える。
民主主義や独裁など国のあり方はいろいろあるがお金儲けし放題だけど格差がひどくていいのか?みんな平等だけどお金持ちになれなくていいのか?私たちにとって何が一番幸せか考えてみよう。
さあ国会の安保関連法案の審議をめぐってはですねさあこれは一体…という事を考えるそんなシーンが多々あったのではないでしょうか。
そこでですね今回はそもそも民主主義ってなんだろう?あるいはなんとか主義っていいますと社会主義とか資本主義とかいろいろありますよね。
一体それはどう違うのか違わないのか。
あるいは独裁でも幸せな国があるんじゃないかなど意外な点が見えてくるんではないか。
そしてひいては日本はどうあるべきかっていう事を考えてみようというこんな大それた企画であります。
それでは早速まいりましょう。
国のあり方はそれぞれだけど世界には想像も出来ない仕組みのある国が存在する。
もしあなたがそんな国に生まれたらどうしますか?まずは民主主義の正反対独裁といわれる国々から。
イギリスの雑誌『エコノミスト』の調査部門が発表している民主主義指数ランキングによると…。
特定の人物だけに権力が集中。
だから自分のやりたい事が可能に。
アフリカ南部にあるスワジランドは国王1人が圧倒的な権力を持つ国。
だから…。
花嫁選びの儀式がこちら。
毎年1回国中から未婚の女性が集まり国王の前でダンス。
今年集まったのは8万人といわれている。
ここで国王の目に留まれば宮殿を与えられて豪華な生活が出来るという。
北朝鮮は親子3代が続けてトップに立つ国というのは有名な話だが…。
北朝鮮でどのような教育がされているかご存じだろうか?ここは首都ピョンヤンにある幼稚園。
4年前に池上彰が訪れた時は…。
これじゃありませんか?
(拍手)こうして幼い頃から徹底的な訓練を受けて育つという。
金正恩第1書記が大勢の兵士たちが一斉に歓迎のポーズ。
視察を終えた時も…。
ずぶぬれになってまでお見送り。
幼い頃から教育が行き届いているようだ。
ロシアの隣にあるベラルーシはヨーロッパ最後の独裁国家とも呼ばれている国。
この国には独特のルールがある。
それが…。
この国では合格しなければモデルを名乗れない。
ここは国立の美容学校。
モデルを養成する授業の様子。
ウォーキングやメイクはもちろんマナーまで学ぶそう。
モデルの海外流出を防ぐため特別なルールがある。
ベラルーシ国内では外国人モデルの広告を出してはいけない。
国民を厳しく取り締まるこの国は今年こんな法律まで作った。
通称半年間職に就かず納税しなかった国民には罰金。
支払わなければ拘束され強制的にボランティア活動に従事させられるという。
報道の自由がない国のランキングでは北朝鮮を抜いてナンバーワンのエリトリア。
この国には独特のルールがある。
それが…。
エリトリアは隣国と紛争しているため徴兵制が敷かれているがこれが世界に類を見ない。
エリトリアでの徴兵は国への奉仕と呼ばれ軍事訓練以外に道路工事やダム建設などの労働が含まれるという。
その義務は男女を問わず。
つまりいつ終わるかわからないという。
国外脱出を試みる国民も多いが見付かり次第射殺される事も。
過去にはサッカー代表になった選手が海外の試合でそのまま逃亡した事件も何度か起きている。
エリトリアの子どもたちの将来の夢は…。
そうサッカー選手だという。
(宇賀)さあいろんな国を見てきましたが坂上さんはどうですか?僕…スワなんちゃら国ってありましたね。
スワジランド。
はい。
(大木)なりたいんですねもう。
(坂上)いやいやだって今の世の中であれが通用してるって事が驚きなんですけどね。
あそこでは結婚する場合男性はですね牛10頭をお嫁さんの家庭に渡さないと結婚出来ないんですよ。
その牛10頭って結構な価値なんじゃないですか?相当な金額ですよね。
だからそれなりのお金がないとそもそも結婚出来ない。
でもこうやって見てみると改めてアフリカに独裁国家が多いのはヨーロッパのせいだった?つまり第2次世界大戦後それまでヨーロッパの植民地だった国々が独立を果たしたわけですけど。
そもそも植民地にする時にヨーロッパの国々がその土地の事情に関係なく国境線を引いてしまった事があって。
民族や部族を全く分断されてしまったり全く違う部族を一緒にして1つの国にしてしまったりした事があって国の中で内戦状態になったりして。
その中で武力でトップに立つ者が出てくるわけですね。
武力でトップに立つといつまたライバルに自分が倒されるかもしれないという恐怖から独裁を敷く。
そもそもヨーロッパが勝手に国境線を引いたのがそもそもの原因かもしれないともいわれてますよね。
他にも世界には信じられないほど厳しい法律で国民を取り締まっている国も。
それがシンガポール。
シンガポールは道端にゴミを捨ててはいけない事で有名だが…。
街の景観を守り秩序の維持を徹底するため他にも独特のルールがある。
それが…。
トイレのチューインガムをシンガポールに持ち込んだだけで罰金。
最高でおよそ850万円の罰金や2年以下の禁固になる事も。
公共物に旅行者だからといって許されないのでご注意あれ。
厳しすぎる気もしますけど街がそれでキレイになるならいいかななんて。
私たちにとってはいいですね。
キレイな街に行ったって印象で。
シンガポールの事をよく「finecountry」っていうんですよね。
「fine」って形容詞でいうと「すばらしい」とか「素敵な」っていう意味でしょ?名詞は「罰金」っていう意味なんですよ。
だから罰金ばっかりだともいえるしとってもキレイな国だともいえるというわけですね。
社会主義国家。
日本人には想像しにくい社会主義。
一体どんな生活をしているのか?典型的な社会主義国といわれるのがキューバ。
国民全員に最低限の暮らしを保障しているので日本人にはうらやましい政策がたくさんある。
キューバでは人口当たりのお医者さんの数は日本のおよそ3倍。
先進国並みの高度な医療がタダで受けられる。
基本的に食料は配給制。
国民全員にタダ同然で食べ物を配るのも社会主義ならでは。
配給手帳にチェックしてもらい…。
決まった量の食料を受け取る。
配給されるのは基本的にご覧の9品目。
この他肉や魚などが配給される事もあるそう。
こちらはこのパンが配給品。
1人1日1つだそう。
しかし国全体の景気が悪くなり配給品の量は減らされている。
全体的に貧しいのが現状のよう。
このような社会主義国では基本的に国の指示に従って経済活動が行われる。
それが大変な事態を招く事も。
社会主義の中国では土地はみんなのもの。
その使い道は国が決める。
だから家の立ち退きを拒否し続けていたら…。
周りだけ工事が進められ陸の孤島に。
出ていけと言われればそれでもしぶとく住んでいた住人は窓から荷物などを落として運んでいたそう。
しかし結局立ち退きに応じたという。
国が自由に計画し道路鉄道などを造り大きな価値を生む。
これが中国が成長してきた理由の1つなのだ。
そんな中国ではかつて社会主義を徹底しようとしたからこそモラルが問題に?それがこの人の時代です。
建国の父といわれている毛沢東国家主席ですよね。
1960年代から70年代にかけてなんですけど国民の思想を社会主義的な思想に改造する。
そのためには特に中国は儒教思想があったんですがこれを徹底的に破壊しなければいけない。
目上の人を敬うなどの道徳を教えたのが儒教。
これが平等ではないと徹底的に否定された。
そのためこの当時他人を思いやる気持ちがないがしろにされたといわれている。
更に勉強するなら毛沢東の本だけ読めばいいという運動が国民に広まった。
その結果…。
そもそも学校で教育を受ける必要はないって全国の学校が休校になってしまったり。
当時ですから小学校中学校に通ってた人たちは読み書きも出来ないような状態。
現在の60代後半から70代ぐらいの人ですよね。
自分さえよければいいっていう人たちはあの時代に生まれてきたともいわれているんですよね。
過去にはこんな驚きの社会主義国があった。
70年代カンボジアのポル・ポト首相は理想の国家を作るため世界でも類のない異常な政策を次々実行。
その理想とはこれが悲劇を招いた。
都市の住民はなぜなら肉体労働をする事はすばらしい事だから。
しかしやった事ない人にまともな農業が出来るわけもなく全土で農業が壊滅状態に。
更に教師や医師技術者を皆殺し。
中にはメガネをかけていただけで殺された人もいた。
一体なぜ?信じられない!かつての社会主義国家。
なぜなら知識のある人間がいると格差が生まれると考えられたから。
なんとメガネをかけているだけで殺された。
こちらポル・ポト派によって殺害された人たちの遺骨です。
もうおびただしい数の遺骨がこうやって安置されているんですね。
ポル・ポト派が銃弾はコストが高いから銃を使わずに殺そうというわけで手近にあった農機具…。
…といわれています。
それはそれは凄惨な殺し方が行われたんですね。
こうして50万とも100万ともいわれる国民が虐殺されたのだ。
メガネをかけた人が殺されてしまうっていうのがねなんかビックリですよ。
あれはねとにかくね徹底的な知識人狩りをしたんですね。
知識人は自分の頭で考えるから中にはこのやり方はおかしいと考えるやつがいるだろう。
そういう連中を全部消してしまおうと考えて。
メガネをかけているのはきっと…。
だから知識人であろう。
ここだと北村弁護士は子どもの頃きっとよく勉強していたに違いない。
ビビる大木さんはなんでメガネをかけているかわかりませんけど。
僕だってなんか読んだんですよ。
何かしら。
でも頭のいい人を殺してしまうって国にとってはよくない事になりますよね。
ポル・ポト政権が崩壊してしまったあと今だからカンボジアの立て直しっていうのは大変なんですよね。
みんな読み書きが出来ないわけでしょ。
読み書きが出来るようにするためには学校を作らなければいけませんよね。
学校の先生みんな殺されてるでしょ。
だからまずは学校の先生を教育しなければいけない。
誰がやるの?っていう話になるわけですよ。
今ようやくあちこちに学校が作られて子どもたちが教育を受けられるようになった。
こんな状態なんです。
へえ…。
社会主義を貫くため1990年まで鎖国状態だったアルバニア。
政府の情報統制が厳しく他国の情報はほとんど入ってこなかった。
そんな中で多くの国民がこんな誤解をしていた。
社会主義時代のアルバニアでは銀行は全て国営。
だから元本は保証金利は一定。
国民はこれが悲劇を招いた。
社会主義体制が崩壊した途端国民は…。
多くの国民が土地や家を売り払い有り金をほとんど投資。
そのなんとネズミ講に投資してしまったのだ。
会員を増やせば紹介料がもらえる。
そううたって無限に会員を増やしていき結局一番上の親だけが儲かるシステム。
国民にはもともと投資の知識はない。
国もルールを整備しなかったので悪徳業者を見分けられなかった。
そのため悪徳業者のCMが国営テレビで堂々と流されたという。
だから国民は高金利をうたうネズミ講に飛び付いてしまったのだ。
なんと全国民の3分の1以上がだまされたという。
もちろんみんな大損。
破産者が続出。
ゴミをあさって生きていく人も。
国中で暴動が発生。
大混乱に陥った。
ソ連は国が計画的に経済活動を行う社会主義こそすばらしいと世界にアピールするため砂漠を農地に変えてみせようとした。
そのためにこれが悲劇を招いた。
計画どおり砂漠は農地に。
ところが湖に流れ込む水が減り干上がってしまった。
それがかつて世界第4位の巨大な湖アラル海。
まさに海のようにたっぷり水をたたえていた。
しかし今では…。
ほとんど空っぽに。
事態を聞いた政府幹部はこう語ったという。
当然風に巻き上げられた砂や塩を住民が吸い込み健康被害が多発。
それでも政府はなんの対策も講じなかった。
宣伝にも力を入れていた。
その1つがアニメ。
こちらはソ連の指導者スターリンの経済政策の大成功を称えたもの。
こちらはアメリカではブルドッグさえお金と権力を握って議員にまでなれると皮肉ったもの。
こうして社会主義はすばらしいというイメージを大宣伝したのだ。
続いては…。
日本も取り入れている民主主義資本主義。
投票は1カ月以上かけて行われる。
例えば選挙人名簿に登録する時性別を選ぶがその選択肢は3つ。
「男」「女」「その他」。
いろんな人たちの権利を認めているのだ。
更に誰も「いずれでもない」という選択肢を選べる。
有権者のとっても民主的な選挙。
しかし問題も。
政党の争いが地域間宗教間の対立と連動。
デモや暴力事件が頻発。
選挙のたびに多数の死者が出ている。
だから投票所を警備するのは銃を持った兵士たちだ。
多数決の結果信じられない事が現実になった国もある。
日本では投票に行くのは年に1回くらいだがスイスでは年に10回近く行く事も。
その理由がスイスでは国民に決めてもらう事がとにかく多い。
「交通安全のために自動車の制限速度を30キロに」これらは全て否決されましたがこんな細かい事まで国民が決めているんです。
民主主義の象徴アメリカではこんな事まで多数決で決まっていた。
今アメリカ各地で起きている動き。
それが…。
その言い分は…。
例えば市民の医師や弁護士経営者が多く住む高級住宅地だ。
2005年に住民投票が行われそれまで属していた郡から分離した。
一方富裕層が抜けてしまった郡の方は税収がガタ落ち。
ゴミの収集が滞るなど公共サービスに支障が出てしまったという。
このように貧富の差が問題になるのは国民が自由な経済を行う資本主義国の特徴の1つでもある。
格差は意外な事態も招いていた。
壁をよじ登るたくさんの人たち。
ここはインドの窓越しに渡しているのは…。
なんとテスト期間になるとインド各地でこんな光景が見られるという。
その理由は…。
テストに合格すれば給料の高い仕事に就きやすくなる。
成績優秀者には奨学金も出る。
そんな教育政策が貧困問題と結び付いた結果といわれている。
(宇賀)いろんな国を見てきましたが大木さんはどうですか?
(大木)独立したっていう富裕層だけの街っていうのはまだ今もあるんですか?あります。
(大木)あっそうなんですか。
だから日本でいうと田園調布だけで1つの市を作っちゃうみたいな事ですよね。
あんたらとは切り離して私ら金持ちだけで住みますねん。
でもそれは日本がやっぱりお金を儲ける事が恥であるというはモラルとか文化がありますからね。
だからそう思うんですよ。
外国はそんな事ないですから。
弱い者を救おうという気持ちが全くないというところですよ。
どっちかと言えば。
(坂上)でも…。
あるいは特に…アメリカの場合は要するに結局は自己責任という発想があるわけですね。
貧しいのは自分が努力していないからだ。
俺はこうやって努力をして金持ちになった。
自業自得だろうという発想があるんですね。
せやけど…まあここでそれ議論してもしゃあないからもう黙りましょうか…。
(坂上)なんだよ?なんだよ?
(北村)別にいいですけどね。
(坂上)言おうよ!そのね金持ちの経営者に思うねんけどいやほんだらお前金持ちだけで商売しとるんかと。
買いにこられる方はあなたのような金持ちじゃない人もおってその人らに支えられてお前らは金持ちになってるくせに…。
でもその人はさ一生懸命働いてそれだけ金持ちになったんだから何ひとつ悪い事やってない…。
もちろん。
なので貧乏な方は自業自得だという考え方はそれは1つそれはいいと思うんですよ。
だから助けへんはちゃうやろバカタレと思いますね。
なんやったら僕…。
(小籔)お前ら何考えとんねん…。
じゃあ早速どうぞ。
(小籔)いってきます。
なんでや…。
「主義」って聞くとなんだか難しい話に感じるかもしれませんが…。
大きく分ければ4つだけ。
そこで今回は…。
こんなボードを作ってみました。
という風に考えてください。
さあ小籔さん。
上が資本主義だとしますとそれに対立するこちらは何主義でしょう?はいそのとおり。
さあでは次は大木さんいきましょうか。
(大木)えー!横軸はこちら側が民主主義だとしますと反対はなんでしょうか?
(坂上)ブブー!
(大木)ちょっと待ってください。
(一同笑い)はいやっと出ました。
ありがとうございます。
独裁ですね。
いや大丈夫です。
絶対大丈夫だと思います。
(大木)今ので殺された気がします。
ひと口に民主主義や資本主義独裁や社会主義といってもいろんなやり方がありますよね。
なので国を主義で分けてみると…。
同じブロックに入ったとしても置かれた場所によってその度合いは全然違うものに。
じゃあ国はこのボードのどこにいるのが一番幸せなのか?いろんな国をこのボードに当てはめていくと…。
(小籔)ああなるほど。
まあ資本主義と社会主義の中間辺りからその辺を
(小籔)お言葉ですけども…。
(坂上)何?じゃあどこ?いろんな考えが飛び出し…。
国にとってベストなポジションが見えてくる。
今回はイギリス『エコノミスト』の調査部門が発表している民主主義指数ランキングや各国の税率使い道経済状況などをもとに池上彰と世界の国々のあり方について考えてみよう。
そしてこのボードのどこにあるのが一番いいのか。
それを皆さん一緒に考えるためにまずはあなたの主義に関する理解度をチェックしてみましょう。
では民主主義の主役はずばり誰?小籔さん。
そのとおり。
主役は国民。
皆さん正解したと思いますがでは「民主主義って何?」と聞かれたらちゃんと答えられますか?続いてはなじみがないかも。
現在世界で独裁といわれる国は全部でいくつ?遼河さん。
意外と多いんですかね?実は世界に50以上もあるといわれているのです。
でも独裁だからって悪とは限らないんです。
世界には独裁だからこそ発展出来た国も。
続いてのチェックはあの国家について。
イギリス『エコノミスト』の調査部門によると独裁とされているのがお隣の国…。
ではそんな新井さん。
(一同笑い)でもわざわざ「民主主義」と国名に入れているその訳は…。
続いては日本も取り入れている経済体制資本主義のキーワードは「自由」。
では…。
社会主義を表すキーワードは一体なんでしょう?坂上さん。
そのとおり。
みんなが平等な社会を目指す社会主義。
ではそんな社会主義の経済体制を基本とする国や地域は現在世界にいくつあるでしょう?岡江さん。
じゃあ…。
今はめちゃめちゃ少ないですね。
(坂上)これだけ?ではその5カ国は…。
北村さん。
そうキューバ。
多い時には25カ国ほどあった社会主義国。
時代によってそして国の政治によって資本主義へと変わっていったのです。
変化をしたのはそれだけじゃありません。
いろんな国がこのボードの中で少しずつ動き続けているのです。
じゃあ今はどのブロックのどの場所が一番いいのか?安保法案の審議でいろいろ騒がれたけどこの機会に一緒に考えてみよう。
ボードを埋めるその前にそれぞれの主義を確認しておきましょう。
そもそも民主主義とは…。
主役は誰か?これはもう小籔さんのお答えのとおり国民が主役。
人々が直接選挙で代表を選んだりあるいは間接的に代表を選んだりという形で法律を作って国の形を決めていくという事になりますね。
結局は国民が主役。
主役から選ばれたリーダーがみんなを率いていくという事なんですよね。
いい国を作るために選ばれた人たちが自由に発言して話し合いを重ね多数決で物事を決めるのが民主主義。
じゃあ資本主義って何?誰でも自由に経済活動が出来る。
これが資本主義という事になりますよね。
儲けられる人から儲けてもいいですよ。
それが極端にいくと弱肉強食の世界にもなり得るという事ですよね。
じゃあその反対の社会主義って何?社会主義の理想というのはこちらですね。
平等で公正な社会を目指す。
平等で格差のない社会を目指そう。
これが社会主義。
ですから経済活動は国家がコントロールをするというやり方を取る。
自由な経済活動は出来ない。
これが社会主義という事ですね。
国が経済をコントロールし売れ残りが出ないよう商品は計画的に生産する。
みんなが国営の企業で働き平等に給料をもらう。
これが社会主義。
じゃあ皆さんも一度は聞いた事あるはず。
共産主義ってなんなのか?これよくね共産主義とか社会主義っていいますよね。
これかなり実はごっちゃになってるという部分があると思うんですが。
基本的にはですね社会主義の理想の形が共産主義と考えていただければいいと思うんですね。
どういう事かといいますと社会主義になるとみんなが一緒に仲よく働くようになり生産性が上がるとどんどんみんな豊かになる。
豊かになれば欲しいものはなんでも自分が手に入れる事が出来るとなるとそもそもお金も必要なくなりみんなが豊かになりますと資源をめぐったりお金をめぐって争い事も起きなくなるので戦争がなくなるから国もなくなる。
国境もなくなる。
これが理想だというのが共産主義。
(坂上)へえ!…って事はもうユートピアですよね。
ユートピアですから実際にはそんな国は存在していない。
さあ主義の違いがわかったところで早速…。
どこのブロックのどの辺りがベストなのか?そして日本は今どこなのか?この先どこにあるのが一番いいのか?一緒に考えてみよう。
最初に置くのは…。
どこだかわかりますよね?新井さんちょっと置いてみていただけますか?わかりました。
えー…!さあアメリカはどの辺でしょうね?
(新井)どの辺…?これって軸によって高さとかもあるって事ですよね。
資本主義か社会主義か民主主義か独裁かのこの中でどの辺に位置するのかというのをいかがでしょうか。
新井さんのために踏み台も用意しましたので。
ありがとうございます。
あっそうか…!あー!
(大木)ずるいな池上さん。
失礼いたしました。
ちょっとまずいな!確かに…確かにヒントになりましたね。
鋭いですね。
なるほど!どうですかね?わかりました。
貧富の差が問題になってるけど自分の生活は自分で守るのがアメリカ式。
だからかなり極端な資本主義。
一方政治的には実はちょっと左に。
アメリカの大統領って国民の選挙で選ばれている。
民主的に選ばれているっていう事になってますよね。
ところがアメリカの大統領って…。
任期4年連続2期まで。
8年までですね。
だから一度選ばれたら4年間原則辞めさせられない。
で議会が何かを可決した法案をですね大統領は差し戻す事が出来るんですよ。
大統領が「こんな法案ダメ」って言ったら法律にならない。
ですから4年間は独裁的な力を与えるんですよ。
ただしその4年間でうまくいかなければ次の選挙で落としますよという事になるわけですよね。
つまりそういう意味では期間限定の独裁政権を与える。
大統領制っていうのはそういう性格がある。
続いてヨーロッパを見てみよう。
まずは…。
今はこの辺り。
その訳は…。
かつては福祉が手厚い国としてもう少し下の位置にいたのですが…。
経済が伸び悩んできたため社会保障などでかかる国の負担を減らしアメリカ型の資本主義になりつつあるので今はこの位置に。
では今EUを引っ張るドイツは…。
この辺り。
この位置の訳は…。
社会主義のいいところを取り入れているため。
社会主義的な平等があるためこの位置に。
ちなみにフランスやオランダもドイツと似ているシステムのためこの位置にくる。
そして今や世界に5つだけとなった社会主義の国。
この5カ国はボードのどこにくると思いますか?今や世界に5つだけとなった社会主義の国。
この5カ国を置いてみると…。
このように全てがこの枠に。
でもそもそも社会主義を生んだのはソ連。
じゃあロシアは今どこなのか?かつてはこう…まあ社会主義ですよね。
そして非常にもう自由がなかったというこの辺りにあったと。
で現在はこれが…。
ロシアになった。
ロシアになって社会主義やめた。
資本主義になったんですね。
こっちの方になりました。
そして最初の頃民主主義にいこうやっつってかなりこっちになったんですね。
ところが今のプーチン大統領になってからプーチン政権に反対する人が次々に殺されたりする。
あるいは捕まったりする事があって。
いったんはここまでいったんだけど今はこっちになってしまって結局この辺りじゃないかなっていう事になったという事ですね。
ソ連崩壊後資本主義になって国営企業が次々に民営化されたのですが政府の影響力がまだまだ強いため資本主義でも下の方のこの位置なのです。
では世界で5カ国だけのこのブロックを見てみよう。
北朝鮮がこの位置にいる訳は…。
親子3代が続いてトップに立つ北朝鮮。
現在のトップは…。
社会主義体制のため教育や医療は無料といわれていますが…。
慢性的な食料不足が伝えられており苦しい生活を強いられている国民も多いという。
ちなみにこの北朝鮮ですがその国名にはどんな意味が?朝鮮民主主義人民共和国。
さあここで…。
ここですよね。
「民主主義」とか「人民」ってこういってる。
不思議ですよね。
(小籔)なるほど。
これね世界のいろんな国を見るとですね国の名前に「民主主義」とか「民主」とか「人民」って入ってるところは大体そうなってないですね。
つまり民主的な国はわざわざ「民主」って国の名前で名乗る必要ないんですよ。
とりあえず民主的かあるいは人民の事を考えているかどうかっていうのは国の名前を見るとちょっと見えてくるという事があります。
でも北朝鮮もですね実は選挙があるんですね。
選挙といってもそのやり方はやっぱり独特だった。
選挙区に立候補者は1人だけ。
国民は信任するかどうかを決めます。
しかしそこにカラクリが。
その人を信任すると思えば何も書かずにそのまま投票箱に入れるんですね。
でこれが信任出来ない。
この人はダメだよという事になればいわゆる投票所の記載台ってありますね。
実際にこう投票用紙に書き込むところです。
そこにわざわざ行ってそこでバツを付けてみんなが見ている前で投票箱に入れるんですね。
投票箱に入れて出たあとこの人は一体どうなるんだろう?と考えると大体皆さん記載台に行かずにそのまま投票箱に入れる。
ですから投票率は99パーセント以上。
ほとんど100パーセントでそして100パーセントの信任が得られるという形になるわけですよね。
つまりこうやって信任投票ですからそもそも投票に行かないとあいつは信任しないのかと言われるわけですね。
投票に行かなかったなというだけでにらまれるわけですから皆さん投票に行く。
その結果ほぼ100パーセントの投票率で100パーセントの信任を得てこうやって国民の信任を得ましたってやっているという事ですね。
そして最後の社会主義国ともいわれるキューバは…。
今後もしかしたらここにくるかもといわれています。
なぜなら…。
今年54年ぶりにアメリカとの国交を回復し大きな話題になりましたよね。
今後今まで禁止されていた貿易が出来るようになるかもといわれているのです。
古い町並みが近代化しちゃうかも。
実はですねこの番組のために私はキューバに取材にいく事になっていたんですが。
ちょうどたまたまローマ法王のキューバ訪問と当たりまして。
キューバ政府としてはですね外国のメディアの対応をするためには監視役といいますか案内人を付けなければいけない。
とてもそんな人が出せないので今は受け入れるわけにはいかないといってですね…。
別の時なら来てもいいよと言ってはいただいたんですが行く事が出来なかったというわけで急場しのぎに今こういう説明をしているという事ですね。
(坂上)突然くるな…。
(大木)突然きましたね。
(小籔)なんか話の後半ちょっと鼻膨らんでるなと思って…。
まさかこんなボケがくるとは…。
(大木)ボケるぞボケるぞと。
続いては中国。
かつてはこの位置だといわれていたのですが今は…。
もともとこちら中国はこの辺りにいたんですけど。
いわゆるだから民主主義か独裁かといえばこの独裁の側になるんですけれども経済でいうともう限りなく資本主義。
人によってはこっちじゃないかって言う人もいるぐらい資本主義に限りなく近付いた。
これが今の中国。
社会主義はやめた国も多いしなかなかうまくいかないってイメージありますよね。
なのに中国はどうやって世界第2位の経済大国になるほど発展したのか?今の中国のあの経済活動見ててどうです?あれ社会主義のっていうイメージないでしょ?
(坂上)ない。
(新井)ないです。
どんな経済体制取っているかというとこれですね。
社会主義市場経済。
今はこういう言い方。
でもこれ不思議ですよね。
市場経済っていうのはマーケットに任せましょう。
需要と供給で値段も決まり。
いってみれば資本主義ですよね。
資本主義経済でやりましょうっていう前に「社会主義」が付いてるんですね。
社会主義っていう事は経済を国家が管理するって事ですよね。
国家が管理する社会主義のもとで経済活動はどうぞ自由にって本来これくっつくはずがないもの。
それが今の中国。
これはどういう事かといいますと経済はどうぞ自由に金儲けをしてください。
しかし政治的な事は共産党がコントロールする。
共産党に逆らってはいけませんよ。
…というのが今の中国の体制という事になるんですね。
この経済の仕組みを可能にしたのが独裁といっても他とはちょっと違った独特のスタイルがあるから。
中国の場合は独裁なんだけれどもなるべく能力の高い人を選抜しようという仕組みがあるんですね。
それがこちらです。
中国共産党というのはですね中国の憲法より上にあるんですね。
(坂上)えー!憲法に中華人民共和国は中国共産党の指導に従うって書いてあるんですよ。
そもそも憲法の上に共産党が存在をしている。
そして共産党員8800万人います。
能力があれば次第次第に上にいく。
この7人というのはこのそれぞれの段階を上がってきた人たち。
つまりこの7人は激しい競争を勝ち抜いてきたエリート集団。
そんな優秀な人材が国を引っ張るから発展出来たのかもしれません。
こうやって見ると…。
(宇賀)でも選挙で決めてるわけじゃないんですよね。
選挙で決めてるわけではないんですね。
更に68歳になったら引退しなければならないため能力のある人が次々に入ってくる。
独裁なれど実力主義でもあるのだ。
そしてベトナムはこの位置に。
その訳は中国と同じ。
独裁の仕組みは違いますが自由な経済活動を認めたため。
続いては…。
独裁政治で資本主義。
ここにはどんな国が入ると思いますか?ああイラク。
はい。
フセイン大統領の時代はそうでしたけどアメリカがイラクを攻撃して今一応イラクでは国民の選挙でリーダーを選べるようになってますね。
そうです。
王様がいるところ。
中東。
アラブ中東には王様がいる国いくつもありますね。
例えば…。
サウジアラビア。
サウジアラビアですね。
世界最大級の産油国サウジアラビアのトップはサルマン国王。
政治は国王の一族が権力を独占。
つまり代々続いている独裁国家。
サウジアラビアって実は「サウード家のアラビア」っていう意味なんですよ。
だからサウジの王様にしてみれば国家っていう意識があんまりないんですね。
ここは自分のものであると。
そういう意識がある。
しかしそんな独裁政治でも国民から不満の声はほとんど出ないんです。
なぜなら…。
とにかくだから文句を言わなければ豊かな暮らしが出来るというところ。
石油によってとにかくお金持ちの国。
資源は国王が管理し儲かった分は国民に分配するシステムがある。
更に医療教育福祉まで全部タダ。
しかも税金はなんとゼロ。
こう聞くと社会主義じゃないの?と思うかもしれませんが仕事をするのは自由。
でもあんまりお金が必要ないのであくせく働く人はほんのひと握り。
だからこの位置になるのです。
更に世界最大の天然ガス田があるカタールもこの位置。
ここも…。
そして…。
こう見ると資源が豊富にあれば独裁国家も悪くないって思いませんか?でもこの枠には資源はほとんどないが独裁的だからこそ成功したといわれるアジアの国が。
シンガポール。
実はこれはこの辺になるという事なんですね。
1965年にマレーシアから独立した東京23区ほどの大きさしかないシンガポール。
資源は少ないのにどうやってサウジやカタールと同じポジションまできたのか。
とにかく豊かになるためだったら政治的な自由は後回しにしよう。
こういう考え方。
こういうのを開発独裁という言い方をします。
国の経済を豊かにする開発のためには独裁政治も我慢しなさいというこういう国もある。
独裁にする代わりに税金を下げ多くの工業団地を作り海外からの投資もバンバン受けて強引に製造業を発展させてきた。
そして東南アジアで最も豊かな国といわれるまでになったのです。
(大木)池上さん。
じゃあ独裁ちょっとイヤだから民主主義にしましょうよっていうのは今もあるんですか?これは例えば「アラブの春」なんていうのはそうでしたよね。
アラブの国々というのがみんな王様がいたりあるいは大統領がいるんだけど独裁的な事をやっていた。
それが民主主義になろうよというアラブの春がありましたよね。
エジプトとかリビアとかチュニジアなどありましたけどその中でアラブの春でうまくいった国はほとんどなかったという事なんですね。
結局そういう国々はもともと民主主義というのがそもそもどういうものかよくわかっていなかったんではないかという事なんですね。
つまり選挙で自分たちのリーダーを選ぶというそういう経験がなかった。
いきなり民主化といってもそのあとどうしたらいいかわからなかったという事があるんですね。
例えばエジプトです。
アラブの春で特に学生たちが立ち上がってそれまでのムバラク政権を倒した。
ちょうどその時にですねアメリカの当時国務長官だったヒラリー。
ヒラリー・クリントンがエジプトの若者たちと対談をした。
対話をしましてね「こうやって民主化を実現しようとしたんだからこれからは君たちがこの民主主義を担っていくんだよね?」ってヒラリーが聞いたら学生たちがみんな一斉に戸惑った顔をして…。
つまり民主化を求めるけど民主化は自分たちでやろうって発想がなくて…。
今の独裁体制は不満だから倒したけど誰かやってくれるよねって思ってたらまた軍事独裁政権に戻ってしまったっていう事なんですね。
独裁政権を倒せばすぐに民主主義になるとは限らない。
ここが難しいとこですよね。
続いては民主主義で社会主義の国。
そんな国あるのでしょうか?さあこの辺は一体どこの国がこの辺りに入ると思います?
(北村)そんなのありますか?
(遼河)でもなんか…。
世界の中で自分たちが一番すごい幸せだって感じてる国ありますよね。
(遼河)北欧でありますよね。
北欧ですね。
(新井)ノルウェーとかですか?そうですね。
スウェーデンノルウェーデンマークフィンランド。
この辺りはみんな民主主義ですよね。
だからといって政治は民主主義だけれども経済活動は必ずしも資本主義ではない。
この辺りに一応位置をしている。
こういう状態なんですね。
こういうのをですね社会民主主義って言い方をする事がありますね。
経済活動は社会主義的なんだけど政治は民主主義だよ。
幸せの国とか住んでみたい国とかで最近よく聞くのが北欧の国。
今はこの位置に。
その訳は…。
今資本主義には2つのパターンがあるといわれています。
1つはアメリカ型。
これはとにかく実力主義。
儲けたい人はどんどん自由に儲けなさいという考え方。
もう1つはヨーロッパ型。
これは自由に経済活動はしてください。
でも貧富の差が広がらないように福祉サービスは国が負担しますよという考え方。
つまり基本的には資本主義だけど福祉においては社会主義に似たスタイルを取るヨーロッパの国が増えてきているのです。
中でも北欧では国が税金を使って医療費や教育費を負担してくれる。
だから生活に必要なサービスを誰もが平等に受けられる仕組みになっているのです。
でも福祉のサービスを国が負担するという事は税金がかなり高いはず。
社会保障の負担率を日本と比べてみると…。
北欧はどうか。
これ見てください。
(新井)高い!特にデンマーク。
(新井)ほとんど持ってかれちゃう。
だからいってみれば収入の7割近くは国にみんな持っていかれるっていう考え方。
(宇賀)でもその分手当てが厚いというか保障されてるんですよね?デンマークは医療費が全て無料。
どんな医療も全部無料です。
で年金もあるっていう事は…。
確かに以前池上彰がデンマークを訪れた時に人々はこんな事を。
一方ノルウェーでは育児休業を取ると働いていた時と同じ給料がおよそ10カ月100パーセント保障されます。
そしてスウェーデンでは教育費が全て無料だけじゃなく地域によってはノートや教科書代もタダ。
更に通学の定期代まで支給してくれるんです。
かなりうらやましい話ですがその反面…。
当然消費税は大体みんな25パーセントですね。
(北村)ですよね。
特にデンマークの場合は軽減税率もないので食料品も何もかもみんな消費税は25パーセント。
(遼河)なんで北欧だけこうなったんですか?ですよね。
だからいろんな考え方がありますけど一番大きいのは人口規模というのもありますよね。
ちょっと見てみましょうか。
人口規模を。
大体500万人ぐらい。
スウェーデンはちょっと大きいですけど。
500万人ぐらいだと大体国の隅々まで目が届くんですね。
そうすると教育を徹底させようとか新たな経済政策を打ち出そうという時に…。
このぐらいの国の規模だとそれが出来るんじゃないか。
しかし今今中東からの難民とかそういう問題になってますよね。
この北欧の国ってそういうものを受け入れるキャパシティーあるんですかね?そこなんですよ。
つまりこうやって社会保障が充実してますでしょ?そうすると移民で中東からの移民についてもですねこういう社会保障がそのまま保障されるんですね。
ですから中東から来た人たちはそれこそ北欧を目指すわけですね。
今例えばドイツとかあるいはイギリスでも難民を受け入れていろんな保障があるわけですけど北欧もそうなんですね。
ですから今中東系のイスラム教徒がどんどんどんどんこちらに増えてるんですよ。
でもドイツほど人口がないわけですからこれだけのわずかな人口のところに大勢の難民が来るととても受け入れられないといって私たちの税金で社会保障が充実しているのにそこにやってきてタダでその社会保障を受けるのかって反発する人もまたいる。
ですよね。
そういう意味では難民を受け入れるかどうかっていうのでこの北欧の国々今とても揺れてるんですね。
そんな北欧の人たちは政治への関心がとても強いといわれています。
その訳が…。
だってこれだけのお金が国にいくわけでしょ。
そうすると自分たちがこれだけ納めた国の使い道を決めるのが政治家ですよね。
変な政治家選んだら無駄遣いされちゃうってこう考えるんですね。
その結果デンマークですと投票率が80パーセントを下回った事はないんですよ。
常に80パーセントをかなり超える投票率なんですね。
国民がみんな政治家に対して大変厳しい目を持っている。
となると政治家も無駄遣いする事がなくなってくる。
となると国民の満足度も高まる。
ここがどこかの国とちょっと違うところかな…。
イギリス『エコノミスト』の調査部門が発表している民主主義指数ランキングを見てみると…。
調査の対象となった167の国と地域の中で第1位となったのがノルウェー。
そしてベスト10の半分が北欧の国。
上位になるには国民が政治に関心が強いだけじゃなくある理由も。
それから非常に社会保障が充実しているという事は資源の再分配。
つまり格差が非常に少ないって事はそれだけ政府が十分機能しているっていう事になるのでそれは民主主義のレベルが高いよねといってここに挙がってくるという事なんです。
ではこの民主主義指数ランキングで日本は何位だと思いますか?
(坂上)だって…。
(北村)15〜16位に入ってるんじゃないですか?知らないですけど。
(坂上)僕20位。
20位。
はいそれから?
(岡江)23位。
23位。
15〜16…16位。
16位。
(遼河)18ぐらい。
18位。
1314。
これだけ言えば誰か当たるよね。
さあいきましょう。
こうなってます。
(坂上)ほら当たった!当たったじゃんほら!当たりましたね。
当たりましたね。
他の人とは違う事を言おうとしたら結果的に当たりましたね。
20位だそうです。
日本がなんでこんなに低いかというと…。
だからここまでなってるんですね。
民主主義の国なんだけど更にここにいくためには投票率を上げ女性の国会議員を増やせばもっと上にいく。
(新井)やっぱり民主主義の国としてはトップを目指していくのがいいんですかね?それはねそれぞれの国の伝統っていうのもありますからね。
(小籔)これの上やからいうて別にええとは限ってないですよね。
限らないんですよね。
これはあくまでイギリスのシンクタンクが独自にこういうランキングを作ってるわけですからそれはあんまり下の方ではよくないですけど何もこれが上にいけばそれでいいとは必ずしも言えないですけれどもでも上の方見てるとなんとなく住みやすそうだなっていう国が並んでるって事は事実ですよね。
話が戻ってしまうかもしれないんですけど先ほど女性が出産のために休んでもそのまま100パーセントもらえるっていうのは女性議員が多いからそういう風に決まったというのは関係あるんですか?あのねそこの部分はいろいろです。
女性の国会議員が多いからこそそうやって女性が働きやすいようにしていくというのがある一方で女性が働きやすいようになってるからこそ女性の国会議員が増えていくというそういう部分もあったりですね。
あるいはみんなが住みやすいようにするためには女性の国会議員の数を増やさなければいけないって最初からそれぞれの政党がそれこそ公認候補を決める時に例えば3割から4割は必ず女性にするというそういう方針を立てて女性の社会進出を進めた国もあるという事です。
そうすると日本の民主主義ランキングももっと上に上がってくると。
いろんな事がそうですね。
あるいは女性も働きやすい社会になるかもしれない。
(岡江)まずそれを作ってから…。
民主主義指数ランキングでは20位だった日本。
ではこのボードでは今どこなのか?どこがベストなのか?国を豊かにしたいという気持ちは同じはずなのになんでこんなに分かれるの?じゃあそもそもこれらのこれを見れば歴史が嫌いな人も丸わかり。
そもそも大昔どこの国も支配していたのは…。
皆のものハッハッハッハッハ…!そう一部の権力者が支配するのが当たり前だった。
たったひと握りの権力者に支配される生活。
実はそのでは人々のどんな気持ちから民主主義が生まれたのか?それははあー…。
市民は自分で武器を買い戦争に参加していました。
なので…。
更に多くの市民は奴隷を雇っていたため日常では意外と暇だったといいます。
そういえばさ…。
あいつ独裁者に対する不満はいつの時代もあったようです。
では横暴な独裁者が支配していて不満だけど言う事を聞いていれば楽。
一方自分たちはそこそこ力があって時間の余裕がある。
あなたならどうしますか?大木さん。
(大木)えっ…どうする?そうだな!市民は力を結集しそしてアテネではおよそ6000人の市民が年に30回以上集まりみんなで話し合っていろんな物事を決めたのです。
こんな感じで民主主義の基礎が出来た。
そして民主主義は古代ローマに受け継がれたかと思いきや…。
市民の数がとても多かったためみんなで物事を決められず少数の偉い人が支配するように。
なかなか根付かない民主主義。
その後…。
ハッハッハッハッハ…!ハッハッハッハ…!王様が幅を利かせていた。
一方では自分たちはひもじい生活をしているのに王様はぜいたく三昧。
でも王様がいるから一応国は安泰だった。
あなたならどうしますか?岡江さん。
そうですね。
ちょっと暴動を起こすかまたは王様のめかけになる。
(一同笑い)そもそも民主主義を生んだのは力を持っていた市民でしたがこの時は中流階級だけでなく貧しい市民の反発もきっかけの1つだった。
そんな市民の怒りは革命を引き起こした。
特に有名なものが学校で習いましたよね。
これで権力は王様から国民へ移りました。
これが今に続くここで池上小話。
フランス革命がきっかけで爆発的に増えたものがあった。
今日本にもいっぱいあるものなのですがわかりますか?
(新井)はい。
はい。
なるほど。
まんまですね。
(小籔)我々も爆発的に食べてますもんね。
(遼河)レストラン?レストランってこれもともとフランス語なんですよ。
この「Restaurer」っていうのが「体力を回復させる」という意味で体力を回復させる力をつける食べ物とこういうものなんですね。
知らなかった。
もともとはフランス革命の前王様のためにそういうものを作ってたシェフがいたわけですね。
ところが国王が権力を失ってしまって仕事がなくなったシェフたちがあちこちにお店を出すようになったんですね。
こうしてフランスにレストランが次第次第に増えていくようになった。
もともとは大してなかったんですがフランス革命をきっかけにレストランがワーッと広がって。
革命前にはねフランスで50軒以下だったものが40年で3000軒以上に広がったといわれてます。
ですから今度フランス料理のレストラン行ったらですね民主主義とこのレストランはフランス革命だったんだと思い出していただければと。
(小籔)なるほど。
資本主義や社会主義は人々のどんな気持ちから生まれたのか?先に生まれたのは資本主義。
王様!王様が商売を規制していたのですが市民革命が起こり自由に商売が出来るように。
ではここで欲をかかず平等な生活を望む?格差が出来るかもしれないけどお金持ちを夢見てガンガン働く?あなたならどうしますか?坂上さん。
両方。
俺は…。
その気持ちが教科書にも出てくるある革命を起こした。
それが産業革命。
例えば蒸気機関を動力にした自動織機の発明で綿織物は大量生産が可能に。
そして製品は蒸気機関車によって短時間で港に運ばれ大量に輸出されました。
製品を大量に作れるようになっていろんな場所で売れるようになり…。
ぼろ儲け出来る時代が到来した。
でもそこにはある落とし穴が。
すみません。
ああ!いいんですいいんです!工場などを経営する資本家は儲かるけど雇われている労働者は全然稼げないブラック企業が多かった。
経営者だけ儲かって自分の給料は安かったらやってられないですよね。
だからこそ貧富の差をなんとかしようと考える人が生まれたのです。
それがこのヒゲの人。
教科書で習ったと思いますが小籔さんわかりますか?マルクス。
そのとおり。
ドイツの経済学者カール・マルクス。
工場などを持っている人はどんどんお金を稼げるけどそんなもの持っていない人は安いお金で労働者として生きるしかない。
じゃあみんな平等な社会を作ればいいというのが社会主義。
マルクスの書いた本を通じて社会主義は世界に広まった。
中でもこの本に夢中になったのが…。
どんなに頑張っても貧乏から抜け出せない状況で平等な社会を作ると言われたらついていこうかなって思いませんか?結果多くの国民はレーニンを支持し旧権力を一掃。
世界初の社会主義国ソ連が誕生したのです。
独裁者じゃなく自分たちで決めようと思って生まれた自由に稼ぎたいと思って生まれたいやみんな平等がいいよねと思って生まれたこのように人の気持ちが主義を生み出してきた。
そしてその気持ちが国によって変化していったため今はこのように分かれていったのです。
これ聞いちゃっていいのかな。
はい。
民主主義ランキングで日本が20位はわかったんですけど隣のボードで日本がないんですよね。
ああここですね。
そういう質問が出てくるの待ってたんです。
すみません…。
失礼いたしました。
いつ出てくるかなと思ったんですけど。
そうですよね。
さあ日本はどの辺でしょう?さあ日本は現在どこになると思いますか?さあ日本は現在どこになると思いますか?ああイギリスの辺り。
なるほど。
かなりいい線いってますね。
この辺ですね。
民主主義でいうとアメリカと日本はどっちが民主主義の国かっていうといろんな…諸説ありますから。
あくまでざっくりというイメージですけど。
日本はアメリカに近いこの位置。
少子高齢化で年金も心配だし実は意外と格差社会。
アメリカほどではないと思っているかもしれませんが世界から見たらここになるんです。
では皆さんはこのボードのどこがベストだと思いますか?皆さん方1人1人どうですか?どれがいいか?
(坂上)チョロチョロ動いてるのが一番いいんですかね?
(小籔)ああなるほど。
社会主義とか共産主義って考え方が絶対うまくいかない事は歴史が証明したわけですから。
かといって資本主義がいきすぎたらダメな事もわかってるわけでしょ。
そしたら民主主義でかつ資本主義と社会主義の中間辺りからその辺をうろうろするのが人間の知恵じゃないですか?薄い水色と薄い黄色の辺りって事ですか?
(北村)…だと思いますけどね。
(坂上)あそこら辺チョロチョロチョロチョロしてる…。
(北村)チョロチョロしながら実験を繰り返すしかないと思いますけど。
(小籔)お言葉ですけども僕はそれには反対です。
(坂上)じゃあどこよ?
(小籔)僕はライト独裁。
経済のラインは僕そこら辺でいいと思うんですけどもちょっと独裁に寄る。
ほんでその人が任期終わった時によかったらみんな国民投票していっぱいお金あげるかあげへんか決める。
民主主義独裁です。
今やったら民主主義ってみんなで話し合いますやん。
やのうてお前全部決めてええわ。
(北村)だったらそれ大統領制じゃないですか。
大統領の権限を大きくする民主主義ですそれは。
(坂上)あんなやり方。
(北村)でもただあれは選挙公約がすでに前回の総選挙の時に集団的自衛権の行使については安倍さんが言ってましたからね。
それをもちろんもちろん。
だからこそ国民は投票に行かないと。
だから日本の民主主義が上まで行かないんですよレベルが。
(小籔)でもこのグラフ見て僕らの考える中では青ピンクのところが割と中心やったんですけどオレンジとグレーのところの方がええような気してきますもんね。
(大木)カタールとかね。
(小籔)今まではアメリカかロシアか日本か中国かみたいな感じで考えてたのによう考えたらあっちのどっちかがいいなという感じもしてきますもんねこのグラフにしたら。
大木さんはいかがですか?うーん…。
本当にその位置がいいのか?それぞれの主義にはいいところも悪いところも。
それを確認しておこう。
それぞれの理想っていうのがありますね。
独裁国家。
何事も素早く決められますでしょ?ましてここによい指導者が独裁者でいれば国が非常にうまくいろんな事がどんどん早く進んでいきますよね。
一方民主主義。
ここでみんなで意見を集約してそうすると非常にみんなの知恵が働いて非常にいい結果が出る可能性がありますよね。
資本主義。
とにかく儲ける事は自由に出来ますよといったらこうやって金儲けで成功する人が出れば国がどんどん豊かになっていくという理想がありますよね。
一方で社会主義になればみんな平等公平だ。
こんなにすばらしい国はないっていう考え方もそれぞれあります。
これがいってみればそれぞれの理想だったわけです。
さあ現実はどうか?こうなりますね。
資本主義の場合ですね金儲けが出来る人はいいですけどそれが出来なかった人格差が非常に広がってしまう。
まさにアメリカなんていうのはこういう現実になってますね。
社会主義はみんな平等。
じゃあ働いても働かなくても平等だっていう事になると人間って弱いもので働かない方がいいよねっていう事になってみんなが働かないと経済力がどんどん落ちていってしまう。
これがかつてのソビエトだったりかつての中国がこんな状態だった。
じゃあ政治ではどうか?独裁者…よい独裁者がいればいいですけどとんでもない独裁者がいるとこうやって人権が抑圧されてしまうという事になりますよね。
民主主義でみんなで話し合うのはいいんですけど話し合いが続いた結果いつまで経ってもなんにも決まらない…。
決められない政治なんていう事になりかねない。
(小籔)ねえ。
いやなってます。
実際にこんな事態になってしまった国も。
実はですね選挙をやった結果内閣が組織出来ないっていう状態が540日。
1年半も続いちゃった。
世界最長の政治空白っていうのが生まれちゃった。
これがベルギーなんですね。
そして理想を求めた結果大失敗したこんな例も。
かつてこういう例がありました。
ドイツのアドルフ・ヒトラー。
これ当時…第2次世界大戦の前ですよね。
で民主主義的な選挙の結果このアドルフ・ヒトラーが率いるナチス党というのが政権の中で多数を占めヒトラーが首相になったんですね。
そのあと憲法は変えないで…。
でヒトラーがその総統になり独裁的な力を持っていったんですね。
民主的な選挙によって独裁者が生まれてしまった。
民主主義のパラドックスって言い方をするんですが。
民主主義でやれば必ずいいかというとそれが独裁を生む事もあり得るという事なんですね。
(大木)難しいな。
(坂上)怖いな。
(小籔)何がええねんほんなら。
我が国日本の民主主義でも最近こんな点が指摘されています。
選挙で選ばれたら国民の意見を反映している。
そうとは限らない事もあるんです。
それが…。
例えばこういう事。
小選挙区制で1つの選挙区で当選出来るのは1人だけですね。
例えば非常に図式化しますけど1区から6区まではA党が4割の票を取った。
この中で当選するのは全部A党っていう事になりますね。
一方7区から10区まではB党が圧倒的な票を獲得したとしましょう。
こうなった場合A党から6人B党から4人が選ばれ多数決になったらA党の意見が通る事になります。
ところが…。
得票数で見ますとこうなりますね。
A党は24票で6人が当選しました。
B党は58票を取っていますが4人しか当選出来ませんでした。
さあA党が多数決でいろんな事を決められます。
でも民意はこちらではないかっていう事が理論上は成り立つという事ですね。
多数決なら民主主義。
多数決で全部決めていいかっていうと民意とはかけ離れた多数決があり得る。
難しいな。
こうなりますと多数決でとりあえずはやっぱり決めざるを得ないですよね。
でも全部多数決で決まるんだったらそもそも国会で審議する必要なくなっちゃいますよね。
でもそれはやっぱり違うだろうっていう事になりますと熟議。
つまりじっくりと議論をするという事もまた大切ではないか。
基本は多数決なんだけど熟議したうえで例えばその法案が不十分だっていう事であればそこで修正をしてよりよいものにしていく。
それがまた民主主義だっていう考え方がある一方で中には反対のための反対っていう事になると熟議にならなくてただひたすら対立するだけ。
じゃあ最終的に多数決にしましょうっていう事になってしまう事もあり得る。
となるとさあ民主主義ってなんなんだろうという事ですよね。
さあ皆さんは今日本はどこに位置するのがベストだと思いますか?こうやって見ると先ほど皆さんからも出てましたよね。
この辺でいったりきたりいろいろ実験してみるしかないんじゃないかっていう事がありますけど。
だってそもそもフランス革命から民主主義が始まったという風に考えるとさまざまな事を自由な活動をしようよっていう事によって資本主義が発展したっていう事もありますよね。
基本的に自由な経済活動を認めながら格差を少しでも減らすためにはどうしたらいいかっていうところで多分この辺で上にいったり下にいったりという事になるんだろうと思うわけですね。
日本のあり方を見る時によその国のいいところ悪いところも見ながら試行錯誤をしながら日本のよりよいところを見付けていく。
民主主義っていうのはその試行錯誤を認める体制でもあるんだという事。
そんな事を考えていただければなと思いますよね。
(宇賀)『池上彰のニュースそうだったのか!!』の番組本が好評発売中です。
番組で取り上げました実はみんなが知らない日本憲法そして仏教神道など日本の事がわかりやすくまとめられています。
興味のある方はぜひ。
2015/10/10(土) 18:56〜20:54
ABCテレビ1
池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル[字]
最近国会のニュースでよく登場した「民主主義とは何か」という言葉。社会主義・資本主義・独裁など、様々な国の形を知ることで改めて民主主義について池上彰が考えます。
詳細情報
◇番組内容
多数決で決める民主主義と優秀なリーダーがひっぱる独裁、経済活動は自由だけど、格差が大きい資本主義とそんなに裕福ではないけれど、みんなが平等の社会主義、あなたはどの国が幸せだと思いますか?様々な国の形を知ることで日本のあり方を改めて池上彰が考えます。
◇番組内容2
独裁=悪ではない!?独裁的国家だけど、みんなが裕福で幸せな国!?税金はものすごく高いけど、老後の心配も貯金も一切いらない国!?いろいろな国を知りましょう!
◇出演者
【ニュース解説】池上彰
【進行】宇賀なつみ(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】岡江久美子・北村晴男・坂上忍・小籔千豊・ビビる大木・遼河はるひ・新井恵理那
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/ikegami-news/
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 解説
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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