広島３人死亡火災 ガス漏れ引火か

10月11日 17時55分

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今月８日広島市中心部の飲食店などが入った建物で３人が死亡した火災で、火元とみられる建物の出入り口付近のほかに、２階の中央部分の部屋も焼け方が激しいことが警察や消防への取材で分かりました。いずれの場所にもガスの配管があったということで、警察と消防はガスが漏れて引火したことで短時間に燃え広がった疑いがあるとみて調べています。

今月８日、広島市中区流川町にあるメイドカフェが入った２階建ての建物から火が出て数分の間に燃え広がり、２階部分が焼け落ちるなど全焼しました。この火事で客の男性ら３人が死亡し、３人がけがをしました。警察の現場検証で、建物の南西側の出入り口付近にあるゴミなどを置くスペースの周辺の焼け方が最も激しいことが分かり、警察はこの付近が火元とみて調べています。
その後の調べで、ほかにも２階の中央部分の焼け方が激しいことが警察や消防への取材で分かりました。これらの場所はいずれもガスの配管があり、２階部分で焼け落ちたのは主にこの付近だったということです。死亡した３人とけがをした３人は、出火当時この中央部分にある同じ部屋にいたとみられ、警察と消防は漏れたガスに引火したことで短時間に燃え広がった疑いがあるとみて調べています。