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ネットワークカメラ 新商品投入相次ぐ
10月11日 16時38分

防犯対策などのため、インターネットにつないで、スマートフォンやパソコンで自宅などの映像を確認できる「ネットワークカメラ」は、ハイビジョンより画質が鮮明な4K対応の商品など、新商品の投入が相次いでいて、通信速度の向上などによって、市場が急拡大する見通しです。
このうち、「ソニー」はネットワークカメラでは会社として初めて4K対応となる商品を今月、発売する計画で、これまでより詳細な映像を記録できるとして、防犯効果の高さをアピールしています。
また、情報通信機器を扱う「アイ・オー・データ機器」は、家庭向けの需要を見込んで映像が見られるだけでなく、マイクを使って外出先から自宅にいる子どもや、お年寄りに話しかけられる商品を投入しています。アイ・オー・データ機器の細野昭雄社長は「ここ数年部品の単価が下がったことや、通信速度が上がったことで、急速に普及が進んでいる」と話しています。
民間の調査会社「富士経済」の予測では、ネットワークカメラの国内の市場規模は、去年の250億円余りから2年後には1.5倍の390億円と、市場が急拡大する見通しになっています。
ただ、カメラがインターネットにつながっているため、不正アクセスなどの攻撃を受けたりすると、本人が知らないまま映像が流出してしまう恐れもあり、セキュリティ対策の強化が、一層の普及への課題となりそうです。

家庭や商店街などで導入進む

安全意識の高まりや価格の下落などによって、ネットワークカメラは家庭や商店街などで導入が進んでいます。
このうち、東京・荒川区に住む、渡邊綱さん、佐絵子さん夫妻は、マンションの1階に住んでいることもあり、防犯のためにネットワークカメラを設置しました。パソコンやスマートフォンを使って外出中に自宅の様子を確認するほか、今は高校生の長男が小学生だったころ、自宅できちんと勉強しているかも職場からチェックしていたということです。渡邉佐絵子さんは「共働きなので、子どもが小さい時には家の様子を細かく見ていました。スマホなどで確認できるのは便利でありがたいです」と話していました。
一方、東京・中野区の商店街では、万引きやけんかなどのトラブルの抑止や、万が一、問題があった時に記録として活用しようと、これまでに33台を設置しました。現在は、カメラをインターネットにつないでいませんが、今後、混雑具合のほか、祭りや商店街のイベントなどをホームページに公開することを検討しています。中野サンモール商店街振興組合の大月浩司郎理事長は「海外からの観光客も増えていて今後、商店街の活性化のために、どのように映像を公開できるか考えたい」と話していました。

カメラ映像「まとめサイト」も パスワード徹底を

セキュリティー会社の「トレンドマイクロ」の調べによりますと、インターネット上に自宅や職場などに設置されたとみられるカメラの映像を集めた「まとめサイト」の存在が、これまでに少なくとも14件確認されています。こうしたサイトでは、国ごとにカメラの設置場所が分類されていて、あるロシアのサイトでは、日本のカメラ映像の掲載数が多い時で2000件ほどあり、国別件数ではアメリカに次いで2番目だということです。会社によりますと、こうした映像が公開されている原因としては、パスワードを設定していなかったり、パスワードなどの情報を見破られたりしたからではないかということです。
トレンドマイクロのセキュリティ担当の岡本勝之さんは「カメラがネットにつながっているという意識を持っている人が少ないが、公開画像をもとに窃盗などの犯罪の被害にあってしまう恐れもある。複雑なパスワードの設定などを徹底して欲しい」と注意を呼びかけています。

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