(cache) 協力プレイが楽しい！ゼルダの伝説トライフォース３銃士試勇会で遊んでみた。

任天堂から秘密のメールが送られてきた

　ある日仕事帰りにいつも通り漫然とツイッターを眺めながら電車に揺られていると、ゲームプレイヤー界隈でなにやら賑わっている。曰く「ゼルダの新作の体験会のメールがきた」
　よしきた、参加待った無し。

　というわけで帰宅後メールをチェックすると、任天堂から秘密のメール（秘密とは言っていない）が無事に届いている。

　
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　ヒョーーー！！！*1

　ちなみにこのメールの受信条件は、

ニンテンドーネットワークIDもっていて任天堂からのお知らせメール配信を希望していること
過去にゼルダの伝説シリーズを遊んだことがあること

　とのことである。過去に遊んだことがあるかどうかはおそらくクラブニンテンドー（サービス廃止済み）に登録したことがあるかどうかで確認をしているものと思われる。
　どちらの条件も満たしていたわたしGJである。ありがとう過去のわたし。誠に大義であった。

ゼルダの伝説 トライフォース３銃士とは

www.nintendo.co.jp
　
　発表当初は、ゼルダの伝説完全新作を心待ちにしており「あの素晴らしいゼルダ本当にWiiUで出るの？まさかのNXなの？」と気もそぞろのみなさんにとっては、「え？そっち？」とずっこけたかもしれないトライフォース３銃士。
　このソフトは通常の一人プレイ用のゼルダの伝説と異なり、オンラインやローカルで、３人の勇者が協力して魔境を攻略していく謎解きアクションである。
　旅の目的は……ネタバレなので控える気遣いをわたしは備えている。

　なおオンラインプレイでは、知らない人とプレイすることも、フレンドとプレイすることもできる。あるいは自分とフレンドと知らない人、という３人でプレイすることもできる。これでフレンドとプレイ時間を合わせることができない激務に追われた多忙なあなたも、１人２人しか友達がいないわたし*2も、このソフトを存分に楽しむことができる。
　またローカルプレイでは、３人中２人がこのソフトを持っていなくても、１人が持っていれば、ダウンロードプレイですべてのコースを３人揃って遊ぶことができる。これは嬉しい。布教活動が簡単にできる。会社の休み時間に3DS持ってる人をちょちょいと集めてゲームをするだけでよいのだ。むふふ。努力は惜しまない所存である。
　さらには、オンラインで知らない人とプレイしたくないし、フレンドはいないし、ローカルプレイする友達だっていないんだ！というぼっちにも安心、ソロプレイすることもできる。ソロプレイする場合、「まねビト」というAIのキャラを連れて冒険に繰り出すことになる。

試勇会に参加するには

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　任天堂から送られてくるメールには、「ゼルダの伝説トライフォース３銃士」（試勇版）のダウンロードコードが記載されている。
　このコードを利用してニンテンドーe-ショップで試勇版をダウンロードしておき、試勇会の時間になったらソフトを起動しておじいさんに話しかければよい。

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　なおこの試勇会ではフレンドとチームを組むことはできない。あくまでオンラインの野良プレイのみが可能。わたしのごときぼっちを誘ってくれた優しいフォロワさんもいらっしゃったのだが一緒に遊べず残念。

ローカルプレイなら日時を気にせず遊べる

　試勇版は、ローカルプレイであれば日時に関わらず遊ぶことができる。
　ただしこの試勇版ではダウンロードプレイは不可。あくまで試勇版を持っている３人が同じ場所に揃うことが必要。わたしのごときぼっちには……（略）。
　

というわけで試勇会に参加した！

　第一回の試勇会（10日23時から24時まで）に早速参加した。
　率直な感想は、「超楽しい！」これは超楽しい。とても楽しい。スペシャル楽しい（オンラインの協力プレイなので待たせたりゲーム進行を妨げることは憚られたため、ゲームプレイ中のスクリーンショットは撮影していないのをご容赦いただきたい）。

　試遊会で遊べるコースは次の３つ。

ビリビリ洞窟
バクダン保管庫
炎の神殿

それぞれの武器を利用して協力プレイ

　魔境に入ると、装備している剣の他に、人や物を飛ばす空気ツボ、弓、バクダンなど一人一つずつアイテムを獲得できる。同じアイテムのこともあるし、別のアイテムのこともある。

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　謎解きにおいてはそれぞれのアイテムを適切な場所で的確に用いる必要がある。たとえば、人や物を飛ばすことができる杖を持っている人が味方を飛ばして対岸に進めたり、バクダンを持っている人がバクダンで障害物を壊して味方が進めるようにしたりといった具合である。
　自分が何のアイテムを持っているかどうかをまずは把握し、謎解きがありそうな場面やボス戦での立ち回りを考えて動く必要がある。

なんといってもトーテム！

　今回はなんといってもトーテム（自分以外の勇者を持ち上げるまたは持ち上げられる）が楽しい。

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　謎解きやモンスターとの戦いの中で、３人で積み重なって高さを得る必要がある場面が多々ある。
　一番下になる人が３人の動きを決めるので比較的上手な人が下になるとうまくいきやすい。試勇会ではまだみんな慣れていないので３人でトーテムしたままマグマに突っ込んだり穴に落ちたりと、それはそれで笑えて楽しい。「ここトーテムだ！」とわかったタイミングで他の２人も把握して誰とはなしにトーテムすると一体感もひとしお。

コミュニケーションアイコンで意思疎通が図れるととても嬉しい

　プレイ中は協力プレイをしている他の勇者たちとは下画面に表示されるコミュニケーションアイコンをタッチすることで意思を伝える。

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（ゼルダの伝説トライフォース３銃士 : 3人協力での謎解き・バトル | ニンテンドー3DS | 任天堂より）

　アイコンは全部で８種類。

コッチきて！（呼んでる仕草）
アイテム！！（杖）
なげて！（投げる仕草）
（トーテムのしぐさ）
（応援のしぐさ）
（ゴメンのしぐさ）
No...! （頭を抱えるしぐさ）
（グッジョブのしぐさ）

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　謎解きやアイテム使用の適否の判断などのスピードには個人差がある。早く謎解きできた人が「コッチきて」と誘導して、三人でトーテムをしたりアイテムを利用したりして先に進むことができたときの嬉しさは格別だ。グッジョブ連打である。また、敵にやられてボス戦やりなおしなどになったとき、３人でゴメンと謝りあい、再戦が始まったら応援アイコンで互いを励ますのも一体感がある。チャットではなくアイコンを押下するだけなので、人と喋るのはちょっと……という人でも問題無く楽しめるのではないか。
　

とにかく、オンラインの協力プレイは本当に楽しい！

一人一人に役割が振られる楽しさ

　まず、先述の通り一人一人が別々のアイテムを所持することで、それぞれに役割を与えられるのがよい。自分の持っているアイテムを使えないだろうか、誰かを補助してこの仕掛けを乗り越えられないだろうかなどと考え、実際に行動し謎解きをしていくので貢献している喜びもある。チームとして戦っていくというのが今作の魅力なのではないだろうか。無駄な人など一人もいないのさ、この世界には！
　淡々と個人プレイしたい人向けにソロプレイもできる仕様になっているが、この作品の魅力はやはりオンライン協力プレイ、ローカル協力プレイではないだろうか。

相手の行動から意図を読み合う楽しさ

　オンラインプレイの場合、チームを組んだ３人はコミュニケーションアイコンを用いたり実際にキャラを動かして誘導するなどして、協力して謎解きをしていく。
　チャットがなく、またコミュニケーションアイコンも８つしかないことから、互いの動きや少ないアイコンの中から仲間の意図を読み取り合うことで、自分が分かっていなかった仕掛けに気付いたり気付かせたりすることが肝要になる。
　これは、とても楽しい。この人はなぜ向こうに行くのか、この人はなぜアイテムを使おうとしているのか、考えて理解したときのえもいわれぬ「分かり合えた感」はたまらない。

偽勇者はブロックすることができる

　オンラインゲームでは、意図が読めない、とにかくアイテム使うのが下手、などという個人の能力の問題ではなく、わざと落ちる、わざと敵にぶつかる、まったくプレイをしないなどしてチームとして成り立たなくさせる人もまれにいる。*3

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　そういう方は、ブロックすることで二度と同じチームにならないようにすることもできる。

他人の下手さに不寛容な人には向いていないかもしれない

　謎解きのスピードが遅い人、アイテムを使う場所がわからない人、なぜだかよくわからないが谷底に落ちがちな人、さまざまな人がいる。時間帯によってはもちろんキッズだらけの時間もあるだろう。全然謎解きと関係無い場所から「コッチきて！』と呼ばれたり、ハートが減っていないのに貴重なツボを叩き壊して出てきたハートを無駄にされたりすることもあるに違いない。

　どのようなオンラインゲームでも他人の下手さを許容できない人はまま見かけるが、このゲームにおいてはそういう人はあまり向いていないのではないかと思う。
　とにかく意思が通じて謎解きができた瞬間の一体感がたまらないので、そこに価値を見出せない人にはつらいゲームかもしれない。あまり沸点の低い方は、ソロでどうぞ。