宝塚宙組・朝夏まなとトップ就任後初の全国ツアー開幕!「魅力を伝えたい」
2015年10月10日19時8分 スポーツ報知
宝塚歌劇宙組の全国ツアー「メランコリック・ジゴロ―あぶない相続人―」「シトラスの風3」が10日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで初日を迎えた。朝夏まなとの今年2月のトップスター就任後、初めての全国ツアー。朝夏はカーテンコールで「タカラヅカをご存じない方にも魅力を伝えられるよう、楽しんでいただけるよう、しっかりと務めたい」と、あいさつした。
「メランコリック―」は1993年に安寿ミラ主演により花組で初演。2008年、10年には真飛聖の主演で同じく花組で再演され、今回が5年ぶりの上演となる。眠ったままの銀行口座を相続するために他人に成りすました男をめぐるサスペンス・コメディー。ドタバタ劇に巻き込まれるジゴロのコンビを、朝夏と2番手・真風涼帆がコミカルに演じ、客席を沸かせた。
ショーの「シトラス―」は98年の宙組発足時に上演された演出家・岡田敬二氏のロマンチック・レビュー・シリーズの人気作。14年にも同じく宙組で凰稀かなめ主演によって再演され、今回は新テイストを加えた「3」に。組の伝統が息づく名作で、ダンサー・朝夏が華やかに舞った。
朝夏は「心温まるお芝居と宙組の代名詞のショー。幸せに思います」と笑顔。「メランコリック―」については「ここでお客様が笑っていただけるのか、ということが分かり、新鮮な気持ちでした」と話していた。
11月8日まで15会場で計39回上演する。
宝塚歌劇