安保法、米軍削減に対応=中谷防衛相―菅長官は「自衛」強調

時事通信 / 2015年10月11日 13時0分

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 中谷元防衛相は11日のNHK番組で、集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法に関し、米軍の兵力削減と絡めて必要性を訴えた。菅義偉官房長官は同じ番組で「あくまで自衛のための法だ」と、米軍の補完が目的ではないと強調した。

 中谷氏は、政府が1972年に集団的自衛権の行使は違憲との見解を出して以降の国際情勢の変化を説明。「米軍の兵員も戦闘機も艦艇も当時の半分以下になっている。(安保法は)日米が緊密に連携して共同対処するため、時代の変化をとらえた法律だ」と指摘した。

 これを受け、菅氏は「(米軍の)足らざるものを日本が補填(ほてん)するのではない。日米安全保障条約をより深化させる、あくまで自衛のための法だ」と述べた。 

[時事通信社]

jiji

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