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【芸能・社会】

NHK朝ドラ「あさが来た」主演・波瑠 “びっくりぽん”な朝届けます

2015年10月11日 紙面から

連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインを熱演する波瑠=東京・渋谷で(五十嵐文人撮影)

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 この秋始まった新しいNHK連続テレビ小説「あさが来た」(総合、月−土曜午前8時ほか)で、女優の波瑠(24)が、おてんばで好奇心旺盛な主人公「あさ」を生き生きと演じている。4度目のオーディションでつかんだ朝ドラのヒロイン。これまでの“クールビューティー”のイメージを封印、「自分の殻を破りたい」と体当たりで挑んでいる。

 「あさが来た」は、幕末の京都の豪商に生まれた主人公あさが、次々と新しい事業を起こし、激動の時代を駆け抜ける物語。モデルは実在した女性実業家の広岡浅子。

 あさは並外れたおてんば娘。木に登り、相撲を取り、何ごとも納得いくまで「なんでどす?」と問い詰めて親や周囲を困らせる。

 これまでミステリアスな役や物憂げな役が多かった波瑠は「『クールな女優』というイメージが浸透してきたから、それを一度全部裏切りたい」と、この作品に賭けている。自分では「クール」な自覚は全くなく、周りの評価にギャップを感じてきたという。子どもの頃は男の子と外で遊ぶのが好きで、性格は「結構抜けているところもある」と分析。「負けん気の強さは、あさに近いかな」とも。

 あさの口ぐせは、驚いたときの「びっくりぽん」。何にでも首を突っ込み、驚きながら未知の世界に飛び込んでいく。「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」のように朝ドラから新たな流行語が生まれるかも!?

 「流行語大賞とか、みなさんが口にしてくれる言葉になればうれしいです。あさの柔軟な人間性がよく出ている言葉なので、大事にかみしめながら『びっくりぽん』って言いたいです」

 朝ドラのオーディションを受けたのは今回で4回目。「憧れだけど、どこかで手が届かないんじゃないかと思っていた」と明かす。「これで落ちたら仕方ない」と思いっきり挑み、ヒロインの座を射止めた。

 今作で共演している宮崎あおい(純情きらり)も、仲がいい瀧本美織(てっぱん)も、朝ドラのヒロイン経験者は「すごく幸せな時間だった」と話してくれたという。波瑠自身も、そうなりそうな手応えを感じている。

 「すごく毎日が新鮮で、全く退屈しないんです」。“びっくりぽん”な朝がやってきた。 (宮崎美紀子)

 <波瑠(はる)> 1991(平成3)年6月17日生まれ、東京都出身。2006年のWOWOWドラマ「対岸の彼女」でデビュー。ファッション誌のモデルとしても活躍。昨年8月、NHKBSプレミアムの時代劇「おそろし〜三島屋変調百物語」で連続ドラマ初主演。11月に出演映画「グラスホッパー」、主演映画「流れ星が消えないうちに」が公開される。

 

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