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健康保険組合の決算 7年ぶり黒字見通し10月11日 6時57分
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大企業の従業員らが加入する、全国の健康保険組合の昨年度・平成26年度の決算の見込みは、保険料率の引き上げや、賃金の上昇などで保険料収入が増えたことなどから、組合全体では7年ぶりに黒字となりました。
健康保険組合連合会は、大企業の従業員やその家族が加入する全国の1409の健康保険組合について、昨年度・平成26年度の決算の見込みをまとめました。
それによりますと、組合全体の収入は、およそ3割の組合が保険料率を引き上げたことや、賃金の上昇などで保険料収入が増えたことから、前の年度より3%余り増えて7兆6022億円でした。これに対し、支出は、後期高齢者医療への支援金など、高齢者の医療費を賄うための負担金が過去最大になったことなどから、1%余り増えて7兆5386億円でした。
その結果、全体では636億円の黒字となる見通しで、黒字決算は、平成19年度以来、7年ぶりです。一方で、個別の組合ごとにみると、全体のおよそ半数にあたる741の組合が赤字になる見通しです。
健康保険組合連合会は、「全体では黒字の見込みになったが、一時的なものであり、保険料率の引き上げで対応するのは、すでに限界に達している。このままでは再度赤字に転じ、厳しい状況に陥ることが懸念されるので、現役世代の負担を軽減する対策が急がれる」としています。
それによりますと、組合全体の収入は、およそ3割の組合が保険料率を引き上げたことや、賃金の上昇などで保険料収入が増えたことから、前の年度より3%余り増えて7兆6022億円でした。これに対し、支出は、後期高齢者医療への支援金など、高齢者の医療費を賄うための負担金が過去最大になったことなどから、1%余り増えて7兆5386億円でした。
その結果、全体では636億円の黒字となる見通しで、黒字決算は、平成19年度以来、7年ぶりです。一方で、個別の組合ごとにみると、全体のおよそ半数にあたる741の組合が赤字になる見通しです。
健康保険組合連合会は、「全体では黒字の見込みになったが、一時的なものであり、保険料率の引き上げで対応するのは、すでに限界に達している。このままでは再度赤字に転じ、厳しい状況に陥ることが懸念されるので、現役世代の負担を軽減する対策が急がれる」としています。