成田空港の公式ホームページ(HP)が10日未明から午前にかけて、断続的に閲覧できない状態になった。成田国際空港会社によると、アクセスが殺到したためとみられ、同社は悪意のあるプログラムによるサイバー攻撃の可能性が高いとみて原因を調べている。
同社によると、HPが閲覧できない状態が最初に確認されたのは同日午前2時半ごろ。同8時50分ごろにいったん元に戻り、約1時間後に再び接続しづらくなったが、午後1時時点では復旧している。携帯電話向けのサイトも同様の状態だった。
成田空港のHPは3月にも、接続すると悪意あるサイトに誘導されるトラブルが発生。同社の調査で、不正アクセスでHPが改ざんされたことが原因だと判明した。
同HPには1日約2万2000件のアクセスがあり、約9割がフライト情報の検索という。
また、中部国際空港の公式HPも同日午前2時半ごろから接続しづらくなるトラブルがあった。中部国際空港会社によると、外部からの大量のアクセスによるサーバー負荷が原因で、詳細は調査中。午前10時すぎに復旧した。
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