成田国際空港の公式サイトで10月10日午前中、アクセスの繋がりにくい状況が一時的に発生しました。外部からの大量のアクセスによってサーバーへの負荷が増加したため繋がりにくくなったと見られ、空港側では詳しい原因を調査しています。
空港の広報部によると、最初にアクセスしづらい状況を確認したのは午前2時30分ごろ。一度は状況が回復したもののまた繋がりにくくなり、10時40分ごろからは安定的にアクセスできるようになっています。携帯電話向けサイトでも同じ状況は発生。サイトは普段から多くの搭乗者がフライト情報を確認するのに利用しており、この時間帯は他社のポータルサイトや各航空会社の公式サイトへアクセスするしかなかったと見られます。また今件による運航への影響はありませんでした。
アクセスしづらくなった原因については「悪意のあるプログラムによる攻撃の可能性もある」と報じているメディアも。これについて広報部は「可能性がないとはいえないが、ほかの原因の可能性も十分にありえ、調査中の段階」と回答しました。
成田国際空港の公式サイトの障害は今年3月にも発生。第三者からの不正アクセスによりサイトの一部が改ざんされ、ページにアクセスしようとすると悪意のあるサイトに自動的に誘導されてしまうというものでした。その際は16時間ほどサイトを閉鎖して作業を行った結果復旧し、個人情報の流出もありませんでした。
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