東京電力:福島第1原発の凍土遮水壁、年内の設置作業開始見込む
2015/10/10 12:26 JST
(ブルームバーグ):東京電力は福島第1原子力発電所の原子炉建屋への地下水流入を防ぐため、周りに凍土による遮水壁を設置する作業を年末までに開始できると見込んでいる。日本政府が2年前に掲げた国際公約の実現に一歩近づくことになる。
福島第1原発の小野明所長は9日、汚染水問題では過去半年で大きく前進したと説明。凍土遮水壁やその他の措置によって、2020年の東京五輪までに汚染水問題を解決できるだろうと語った。
凍土遮水壁の設置は、地下水が原子炉建屋内に流入して汚染水となることを防ぐことが目的。福島第1原発では現在、1日約300トンの地下水が建屋内に流入している。
原題:Tepco Expects to Begin Freezing Fukushima Ice Wall by Year End(抜粋)
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更新日時: 2015/10/10 12:26 JSTニュース一覧
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