FIFA会長選:鄭夢準氏、まさかの6年資格停止

鄭夢準氏「FIFAは沈み行くタイタニック号」
立候補登録不透明に

 国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会は8日(現地時間)、FIFA次期会長選への出馬を表明している鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長(64)に、サッカー関連活動の資格停止6年と罰金10万スイスフラン(約1240万円)という懲戒処分を決めた。鄭夢準氏はこれを受けて「次期FIFA会長選挙の有効性と公正性が大きく損なわれたことを憂慮する。FIFAは沈み行くタイタニック号のようだ」と声明を発表した。

 倫理委員会調査局は「鄭夢準氏は2022年ワールドカップ(W杯)大会招致の過程で、韓国招致委員会の国際サッカー基金造成を支持する手紙を同僚のFIFA委員たちに送った」ことを理由に19年間の資格停止を求めた。しかし、実際の制裁内容では、国際サッカー基金関連の内容がなくなり、倫理委員会に対する批判などを理由に6年間の資格停止処分が下された。今回の決定で、鄭夢準氏の次期FIFA会長選挙出馬は不透明になった。FIFA会長選挙の立候補登録締め切りは10月26日だが、鄭夢準氏はまだ登録していない。

 FIFA倫理委員会はこの日、ブラッターFIFA会長と欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長にそれぞれ暫定で資格停止90日間という処分を科した。FIFA次期会長選挙は来年2月26日に行われる。

チャン・ミンソク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース