【ヒューマン】
1年ぶりに女優業を再開させた吉高由里子。“充電期間”に経験したすべてが、今後の演技に生かされるはず=東京・港区【拡大】
--事前に調べたけど、自身で語ってほしくて…。場所はセブ島?
「そうだよ。知ってんじゃないか」と笑顔で鋭いツッコミ。
--話せるようになった
「へへへ。なんで?(笑)」
--なぜ語学勉強を
「よく外国人に道を聞かれるんです。で、答えられないから携帯電話で地図を表示して一緒に歩いたり。(手で波を表現し)ペロペロン、ペロペロンって答えられたらな~って」
--海外で仕事をしてみたい思いもあった?
「してみたくても言わないよ。だって、『ハリウッド行くかも!?』って書くんでしょ。そんなの嫌だよ(笑)」
ユニークな答えでかわすが、海外の経験は大きな刺激になった。ラスベガスで見たテーマパークのような街、NYで見たミュージカル、スペインの世界遺産、サグラダ・ファミリア…。世界の光景は、感受性の強い吉高の心に突き刺さった。
ただ楽しかったが、何の変哲もない1週間を自宅で過ごしていたとき、「今の私には仕事をしている時に感じていたような刺激が何もない」と初めて焦りを感じた。
長い休養期間を過ごしたため「復帰の仕方が分からなくなっていた」。そんなとき、「奇跡的に」舞い降りてきた仕事が今回の舞台だ。「花子とアン」の共演者に舞台経験者が多かったことから、舞台への興味も出演を後押しした。