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【コラム 撃戦記】

東京後の空手

2015年10月10日

 2020年東京五輪組織委員会が先に発表した追加種目に、日本が発祥の地である空手が盛り込まれた。「空手は大丈夫だろう」という声は多かったが、あらためて関係者はホッとしたことだろう。

 追加が5種目だったのは、予想外だった。御手洗冨士夫座長は、若者に人気のスポーツを入れたと話した。今後は各種目とも選手数の総枠を縮小するなど、見直しが避けられなくなった。

 組手と形の同時採用を求める空手も、どう絞り込むかが新たな課題だ。しかも、正式種目であるテコンドーと試合形式やルールが似ており、東京五輪で空手が採用となれば両方を見ることになる。どう差別化するかも注目される。

 また、世界空手連盟は、2024年五輪での継続採用も呼び掛けている。一方で、武術も五輪採用を狙っている。予断を許さない。 (格闘技評論家)

 

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