採決の結果、再稼働を求める請願、再稼働の必要性を認める決議案はいずれも賛成多数で可決。県議会は再稼働に同意する意思表示をしたが、閉会後に納得できない傍聴者が声を挙げた。

　「議員はどちらを見ているのか。県民の生命と財産に責任を持て」「私たちを被曝させるな」。退席する議員に向かって声を荒げた。さらに「（再稼働）賛成議員は選挙で落とそう」「再稼働反対」などとシュプレヒコールも。

　県議会としての再稼働の意思表示をまとめた本宮勇議長は閉会後、「再稼働の手続きが先行している他の県議会では傍聴人のやじや怒号で議場が混乱したという例もある。本会議を迎える対応はよかったし、傍聴者も理解してくれたと思う」と安堵の表情を浮かべた。