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【伊方原発再稼働】
「賛成議員は選挙で落とせ!!」 反原発派が傍聴席でシュプレヒコール 愛媛県議会 県職員も厳重警戒
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働に関する決議案や請願などを審議した同県議会。9日開かれた本会議は再稼働に反対する市民団体のメンバーらが詰めかけ、160の傍聴席はすべて埋まった。傍聴で禁止されている、のぼりやプラカードを持ち込むなどの行為がないよう県庁の出入り口では職員が警戒するなど厳重な雰囲気の中で審議が行われた。
本会議の開会は午前10時だったが、県庁の3カ所の出入り口には早朝から数人の職員が立ち、来庁者に目を光らせた。県総務管理課によると、プラカードやのぼりを傍聴席に持ち込むといった行為などを警戒したという。
さらに、県議会議事堂は本会議が開会中の時間帯は傍聴者と報道関係者以外の一般来庁者の立ち入りを禁じた。通常は1階ロビーのテレビで本会議の様子を傍聴できるが、議事堂外にテレビを置いた臨時の傍聴スペースも設けた。
そんな中、伊方原発再稼働に反対する市民団体のメンバーら約100人が本会議開会前に県庁前で抗議行動。「再稼働ゆるさない」「ストップ伊方原発再稼働」などと書かれた横断幕を掲げ、マイクを手にしたメンバーが「個人の命より経済が優先なのか」などと訴えていた。
本会議では再稼働に関する決議案、請願に対して7人の議員が賛成、反対の立場から討論。「東京電力福島第1原発事故では国は避難者の実態を把握していない」という反対派議員の主張に拍手する傍聴席に議長が傍聴マナーを守るよう呼びかけたり、立ち見の傍聴を認めるよう職員と押し問答する場面はあったが、大きな混乱はなかった。
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