2015-10-10
■プレゼン10分前にデータ消失!絶体絶命のピンチを救ったこのアプリ 
昨日CEATECで講演することになってたんですよ。IPAブースなんですけど
僕は自分の本にも書いてある通り、とにかくプレゼンは当日の朝作るんですね。
昨日も朝からプレゼンをまとめてて、「お、なかなか面白いものになったぞ」と思ってホクホクしながら会場に行ったら、マシンがおかしくなってデータが吹っ飛んだんですよ。
講演時間まであと10分てとこで。
もう顔面蒼白ですよ。
しかたないので、その場で作りましたよ。朝作ったプレゼンを思い出しながら。
見てください。これ講演直前の写真です。
なんか壇上で真剣に作業してるじゃないですか。これ必死で資料を復元してるところです。というかいっそ書いてる。
滝汗ですよ。
ひさびさに滝汗って単語使ったわ。
幸い過去のプレゼンのコピペで済む部分も多かったのでおおまかなところはものの五分でできたんですが、肝心の「おもしろい」と思った内容そのものを忘れてしまった。
朝思いついたことを昼忘れるわけないだろと思われるかもしれませんが、まあド忘れ。ド忘れってやつです。
それでもう途方にくれながら、必死でキーワードを思い出すんだけどもうぜんぜん間に合う感じがしない。恨めしく画面を見ながら思いましたね。
「ああ、ホワイトボードさえあれば・・・」
プレゼンの作図は誰しも一番面倒だと思う仕事の一種でしょう。
そんなとき、このツールの存在を思い出しました。
OmniGraffleというソフトです。
iPhone6s Plusにしてからというもの、KeynoteやPagesのような、いわゆる「プロダクティビティアプリ」がスマホから実用的に使えるものかどうか実験を繰り返しているのですが、よく考えたらこれ使えばよかった。
滝汗状態なので完全に忘れてたんですけど、このアプリはもともとMacにもあって、iPadとiPhoneでも動くんですが、iPhone6s Plusだとある程度ちゃんと使えるので便利です。
ラフに図形を置いても、なんとなく位置合わせをしてくれるのでほしい図形が素早く作れる。
Keynoteだと発狂するくらい面倒くさいニューラルネットワークの図も、OmniGraffleだと秒速で描けます。秘密はコネクター。
iPhone6s Plusくらい画面がでかいと、まあ歩きながらでも使えなくもない(歩きスマホならぬ歩きプレゼン・・・危ない)。
Mac版も愛用してたんだけど、iPhone6s版もこれなら実用的に使えるだろうか
幸い、作図は間に合い、講演は大盛況のうちに終わった。
イマイチ、CEATECのイベントブースとかだと、ウケてるのかそうでもないのかわかんないけど。
しかし世の中は進みゆくものよ。
昨日はCEATECから東京に取って返し、大仕事を終えた人を労う会をやったんだけど、そしたら、実は今回一緒に仕事をした某氏は、中学生の頃から僕のブログを読んでくださっていたそうで。
ずいぶん昔のネタについて質問を受けたりして驚いた。
その昔、稲見先生に「子供も読んでるんですから、清水さんはブログであんまり勉強しなくていいとか言うべきじゃないです」って窘められたことがあったんだけど、ほんとそうだなあ。
彼が中学生の時は僕は大学生。
まあでも、そんなもんかもしれん。