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IMFの委員会が声明「世界経済はリスク増大」10月10日 11時40分
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G20、主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に続いてペルーで開かれたIMF=国際通貨基金の委員会は会議のあと、「世界経済はリスクが増大した」とする声明を日本時間の10日朝に発表し、中国経済の減速などを踏まえ世界経済の先行きに強い懸念を示しました。
G20の財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議は、9日からペルーの首都・リマで開かれ、麻生副総理兼財務大臣と日銀の黒田総裁が出席しました。
現地では、G20に続いて10日朝、各国の財務相や中央銀行総裁らでつくるIMFC=国際通貨金融委員会が開かれ、世界経済について意見が交わされました。
会議のあとIMFCは声明を発表し、中国経済の減速やアメリカが検討している利上げを念頭に「世界経済は不確実性と金融市場の変動が増大し、新興国の多くは通貨安の圧力にさらされている」としました。そのうえで「世界経済は中期の成長見通しが弱まり、リスクが増大した」として先行きに対し強い懸念を示しました。
今回、一連の国際会議で日本は経済の構造改革を進めて成長力を高め、世界経済を下支えしていく方針を説明しました。
しかしIMFは、日本のことしの成長率を下方修正し、0.6%にとどまると分析しています。
世界経済の先行きに一段と不透明感が増すなか、けん引役としての期待がかかる日本。その役割を果たせるのか国際社会から問われています。
現地では、G20に続いて10日朝、各国の財務相や中央銀行総裁らでつくるIMFC=国際通貨金融委員会が開かれ、世界経済について意見が交わされました。
会議のあとIMFCは声明を発表し、中国経済の減速やアメリカが検討している利上げを念頭に「世界経済は不確実性と金融市場の変動が増大し、新興国の多くは通貨安の圧力にさらされている」としました。そのうえで「世界経済は中期の成長見通しが弱まり、リスクが増大した」として先行きに対し強い懸念を示しました。
今回、一連の国際会議で日本は経済の構造改革を進めて成長力を高め、世界経済を下支えしていく方針を説明しました。
しかしIMFは、日本のことしの成長率を下方修正し、0.6%にとどまると分析しています。
世界経済の先行きに一段と不透明感が増すなか、けん引役としての期待がかかる日本。その役割を果たせるのか国際社会から問われています。