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シベリア抑留などの記憶継承を誓う 京都・舞鶴
10月10日 12時06分

シベリア抑留などの記憶継承を誓う 京都・舞鶴
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ユネスコの「記憶遺産」に登録されることが決まった、いわゆるシベリア抑留などに関する資料が保管されている京都府舞鶴市では、10日に平和祈念式典が開かれ、出席者が抑留などの記憶を次の世代に継承していくことを誓いました。
この式典は帰国者を乗せた引揚船が舞鶴港に初めて入港してから70年になるのに合わせて、舞鶴市が開きました。
式典には600人余りが出席しシベリア抑留を体験した舞鶴市の安田重晴さん(94)が当時、引揚船に付いていた鐘を鳴らして戦争で亡くなった人たちに黙とうをささげました。
続いて、舞鶴市の多々見良三市長が「記憶遺産への登録がかない、舞鶴の記憶が人類全体で共有すべき世界の記憶へと位置づけられました。悲しい歴史を二度と繰り返さないためにも次の世代に継承していきましょう」と述べました。
厳しい抑留生活を水彩画で描いたみずからの作品が今回、記憶遺産に登録されることになった千葉県の木内信夫さん(91)は「戦争で亡くなった仲間たちがいたことを、私の絵を通じて世界の人に知ってもらえればうれしいです」と話していました。

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