埼玉 熊谷の殺害事件 ペルー人の精神状態を調査へ

10月10日 12時16分

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先月、埼玉県熊谷市で６人が殺害され、このうち５０代の夫婦を殺害した疑いで逮捕されたペルー人の男は、事件前の行動などについて、つじつまの合わない説明を繰り返しているということで、捜査当局は精神状態についても調べることにしています。

先月１４日から１６日にかけて、熊谷市の３軒の住宅で６人が相次いで殺害され、警察はこのうち田崎稔さん（５５）と妻の美佐枝さん（５３）を殺害した疑いで、ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者（３０）を逮捕し、１０日にさいたま地方検察庁に送りました。
警察はナカダ・ルデナ容疑者が３件の事件にすべて関わったとみて調べていますが、田サキ美佐枝さんの携帯電話が次に事件が起きた白石和代さん（８４）の自宅から見つかっていたことが、警察への取材で新たに分かりました。
さらに、白石さんの自宅にあったとみられる包丁がナカダ・ルデナ容疑者が身柄を確保された加藤美和子さん（４１）の親子の住宅から見つかったということです。
調べに対して、ナカダ・ルデナ容疑者はすべての事件について「やっていない」と否認しているということです。また、事件前の行動などについて、つじつまの合わない説明を繰り返しているということで、捜査当局は精神状態についても調べることにしています。