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雑居ビル火災 訓練など行われず消防が繰り返し指導
10月10日 12時03分

8日に広島市中心部の雑居ビルで3人が死亡した火災で、この建物では法律で定められた避難訓練などを行っていないとして、消防が建物の管理者に繰り返し指導していたことが消防への取材で分かりました。その後も訓練などは行われていなかったとみられるということで、警察はいきさつを調べるとともに、10日も現場検証をして火事の原因を調べています。
8日の夜、広島市中区流川町にあるメイドカフェが入った2階建ての雑居ビルから火が出て、客で36歳の男性が死亡、焼け跡から2人の遺体が見つかったほか、従業員と客の3人がけがをしました。
広島市消防局によりますと、この建物では消防法で年に2回以上定められた避難訓練などを行っていないとして、最後に立ち入り検査が行われた4年前までに、少なくとも5回、消防が建物の管理者に繰り返し指導していたことが消防への取材で分かりました。
次の立ち入り検査は再来月までに行われる予定でしたが、4年前の検査以降も訓練を行う際に必要な消防への届け出は出されていないということで、消防によりますと、訓練などは行われていなかったとみられるということです。
警察は防火管理についていきさつを調べるとともに、10日も焼け方が激しい建物の南側を中心に現場検証をして、火事の原因を調べています。

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