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EU 難民の受け入れ分担に着手10月10日 7時22分
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EU=ヨーロッパ連合は、中東などから多くの難民や移民が流入しているイタリアやギリシャの負担を軽減しようと、加盟国で受け入れを分担する対策に乗りだし、その第一陣となる難民のグループがイタリアからスウェーデンに向けて出発しました。
国連などによりますと、ヨーロッパにはことし、去年1年間の2倍を超えるおよそ58万人の難民や移民が流入し、その大半が地中海沿岸のイタリアやギリシャに到着しています。
EUは、両国の負担を軽減するためとして内戦が続くシリアのほか、イラクやエリトリアからの難民合わせて16万人を加盟各国の人口や経済規模に応じて分担して受け入れることを決めました。
その第一陣としてイタリアに渡ったエリトリアの難民19人が9日、首都ローマから受け入れ先となるスウェーデンに向けて出発しました。
このうち26歳の男性は「エリトリアでは得られなかったチャンスを生かして、法律の勉強がしたい」と話し、新天地での生活に期待を寄せていました。
そして、手をふりながらイタリア政府が用意した飛行機に乗り込みました。
出発に立ち会った、EUで難民政策を担当するアブラモプロス委員は記者団に対して、「われわれはこの対策を始めたばかりで、今後、多くの加盟国が分担に協力するだろう」と述べましたが、チェコやハンガリーなど分担に反対する国々もあり、この問題は、加盟国の間で立場の違いが残されたままとなっています。
EUは、両国の負担を軽減するためとして内戦が続くシリアのほか、イラクやエリトリアからの難民合わせて16万人を加盟各国の人口や経済規模に応じて分担して受け入れることを決めました。
その第一陣としてイタリアに渡ったエリトリアの難民19人が9日、首都ローマから受け入れ先となるスウェーデンに向けて出発しました。
このうち26歳の男性は「エリトリアでは得られなかったチャンスを生かして、法律の勉強がしたい」と話し、新天地での生活に期待を寄せていました。
そして、手をふりながらイタリア政府が用意した飛行機に乗り込みました。
出発に立ち会った、EUで難民政策を担当するアブラモプロス委員は記者団に対して、「われわれはこの対策を始めたばかりで、今後、多くの加盟国が分担に協力するだろう」と述べましたが、チェコやハンガリーなど分担に反対する国々もあり、この問題は、加盟国の間で立場の違いが残されたままとなっています。