【巨人】相川、10日フェニックスLで実戦復帰へ CSの“切り札”に
2015年10月9日6時0分 スポーツ報知
左手首骨折のため2軍調整中の巨人・相川亮二捕手(39)がフェニックスリーグに参戦し、10日の韓国・斗山ベアーズ戦(サンマリン宮崎)で実戦復帰することが8日、分かった。すでにブルペンでの捕球練習も十分積んでおり、試合は捕手として出場することが濃厚だ。
相川は、7月28日のDeNA戦(松山)で走塁中に左手首を負傷。重傷で、当初は今季中の復帰は難しいと思われたが、9月中旬にはティー打撃とキャッチボールを再開。順調にリハビリをこなし、本人も「いけと言われたところでいくだけです」とポストシーズン中の復帰を目指してきた。
現在、チームの捕手は小林、加藤の2人態勢。2人の場合、けがなどで交代要員がいなくなる恐れがあり、安易に代打を出せない。もしもの時は阿部が“緊急復帰”するプランもあったが、ここに相川が加わることで一気に厚みを増す。また、得点圏打率5割2分9厘を誇る打撃も魅力で、守備に就かない日は勝負どころでの手薄な右の代打要員としても起用することができる。原監督は「上げるところまで上げてくれ、と言ってある。そこで我々が考えるというとこだな」と説明した。
この日、相川はG球場で2軍残留組の練習に参加。フリー打撃などで汗を流した。宮崎で実戦を数試合重ねて問題がなければ、CS中の1軍復帰が可能。決戦の秋。背番号23が「ポストシーズンの切り札」になる。