ハルキスト、千駄ヶ谷で「必勝ユニ」着用も「残念」

2015年10月9日7時56分  スポーツ報知
  • 千駄ケ谷に集結した“ハルキスト“たちも、がっかり

 スウェーデン・アカデミーは8日午後1時(日本時間同午後8時)、2015年のノーベル文学賞をベラルーシのスベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)に授与すると発表した。英ブックメーカーで有力候補に挙げられていた日本の作家・村上春樹さん(66)はまたしても受賞を逸した。2006年に初めて名前が挙がってから10年連続の落選となり、列島各地でため息が漏れた。

 「残念」、「ダメだった」―。村上さんが小説家人生のスタートを切った東京・千駄ケ谷の鳩森八幡神社では8日、ノーベル文学賞発表を見守るカウントダウンイベントが行われた。ファンら約100人が駆けつけ、インターネットを通じて発表会見の模様をスクリーンに映し出した。だが、アレクシエービッチさんの名前がアナウンスされると、大きなため息が漏れた。すぐに用意したクラッカーを鳴らし、「また来年やるぞ」のかけ声も飛んだ。

 イベントを主催したのは、地元住民が集まった「千駄ケ谷勉強会」。2月から月2回のぺースで村上さんが通った書店として知られる「ブックハウスゆう」に集まり、村上さんの著作や千駄ケ谷の歴史、2020年東京五輪・パラリンピックなどをテーマに議論をしてきた。村上さんはプロ野球・ヤクルトのファンとして知られるが、会場にはヤクルト優勝のポスターが貼られ、験担ぎとしてヤクルトのユニホームを着たファンも。万全を期して受賞を祈ったが、かなわなかった。

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