ワシントン=奥寺淳
2015年10月10日02時08分
オバマ米政権は9日、米軍が過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いで進めてきたシリアの穏健派反体制派の訓練について、大幅に規模を縮小する方針を固めた。米メディアが一斉に伝えた。当初は5千人規模の戦闘員を育成する計画だったが、これまで約120人にとどまっており、十分に成果が出せないまま、事実上の軌道修正に追い込まれた。
米政府が同日、正式に発表する。米軍などが進めてきたISに対する空爆も十分な成果が出ておらず、ロシア軍もシリアで反体制派を攻撃するなか、米政府は厳しい対応を迫られている。(ワシントン=奥寺淳)
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朝日新聞国際報道部
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