福宮智代、竹野内崇宏
2015年10月10日00時21分
今季のインフルエンザワクチンの医療機関への販売価格が値上がりしている。自治体などによると、昨季と比べ1・5倍になったとの情報がある。これに伴って、接種を受ける人の負担額が増えるケースが多く、医療現場から接種率の低下を懸念する声も出ている。
インフルエンザワクチンは今季から、含まれるウイルスのタイプが従来の3種類から4種類に増えた。効果が高まるとして、厚生労働省が決めた。
ワクチンを製造販売する国内4社は価格を公表していない。しかし、変更によって製造コストが上昇し、販売価格は上がっているという。
東京都によると、大手卸4社に問い合わせたところ、いずれも大人1回分が昨季の1千円から1500円に上がっていた。開業医らでつくる大阪府保険医協会のアンケートでも、昨季の1・5倍になったとの声が多いという。
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朝日新聞社会部
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