防衛相「合憲性の説明不十分」 安保法審議で 【共同通信】
中谷元・防衛相は9日、都内で開かれたNPO主催のシンポジウムで、先の通常国会で成立した安全保障関連法の審議に関し、政府が訴えた合憲性の説明が不十分だったとの認識を示した。「一番欠けていたのは憲法との関係の議論だ。一番しっかりしなければいけないところが十分に説明できなかった」と述べた。 中谷氏は「自戒を込めた」発言だとする一方で「憲法の範囲内の法律だ。今後、国民に理解、支持していただけるように努力したい」と述べ、法律に違憲性はないとの立場を強調した。 安保法審議をめぐっては、6月4日の衆院憲法審査会で憲法との適合性が大きな焦点となった。 |