ソフトバンクグループは19日、ニケシュ・アローラ副社長が約600億円分の自社株を市場で購入すると発表した。現在の株価水準で計算するとアローラ副社長はソフトバンクの発行済み株式の0.6%を個人で保有することになる。市場からの株式購入については今後6カ月間にわたって実施する。
アローラ氏は「個人としてもソフトバンクグループの将来性に賭けた。当社のビジョンの実現に向けて孫正義社長と緊密に連携していきたい」とのコメントを発表した。アローラ氏は2014年9月に同社の経営に参画したが、ソフトバンク株は保有していなかった。アローラ氏の株式購入資金の出どころについてソフトバンクは「個人のプライバシーにかかわること」として明らかにしていない。
アローラ氏個人がソフトバンク株を持つことで、長期的に経営に関与する意志を社外に示すのが狙い。孫社長は「彼(アローラ氏)には事業を引き継いでもらうことを期待している」とコメントした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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